7/28(土) 快晴 |
千枚小屋 5:30〜6:15 千枚岳 6:20〜8:05 悪沢岳(荒川東岳) 8:10〜9:15 中岳避難小屋
9:30〜10:50 荒川小屋 11:20〜14:10 赤石岳 14:20〜16:20 百間洞山の家(テント泊)
4:30 起床。早立ちしたく3時に一度目覚めたが、ちー隊長がzzzなので再び寝てしまった!
4:55 朝食(パン) 出遅れてしまったので、お湯も沸かさず時間短縮(^^;
5:30 千枚小屋出発。
本日の行程は、山行中一番長く14km&コースタイムで9時間40分だ。
3000m峰6つ(丸山、荒川三山、小赤石岳、赤石岳) 越えて行く。
千枚小屋より望む富士山と笊ヶ岳
ハクサンチドリ
小屋付近のお花畑を抜け稜線へ。
ひと登りで視界が開け\(^o^)/
↓上河内岳 ↓聖岳 ↓赤石岳
↓赤石岳 ↓荒川前岳
6:05 赤丸部・荒川小屋
6:15−20 千枚岳(小休止)
↓悪沢岳(東岳) ↓丸山
千枚岳から小さく下るとお花畑♪
登山道脇は、イワオウギの群生が見事だ!
ミネウスユキソウやミヤマオダマキ、ヨツバシオガマなどが混生している。
花写真集(千枚〜丸山) ※各画像クリックで拡大
シコタンソウ |
イワオウギ |
ミヤマオダマキ |
タカネコウリンカ |
イブキジャコウソウ |
ミネウスユキソウ |
ミヤマムラサキ |
チシマギキョウ |
お花についつい目を奪われるが、岩場のヤセ尾根の通過があり、気を引き締める。
核心部は、短いながらも段差が大きく急降下だ。荷が重いので絶対にバランスを崩すこと
は許されない。慎重に慎重に行く。
6:30 岩場のヤセ尾根核心部通過
この時間なので、すでに多くの登山者が歩いている。
ヤセ尾根を振り返ると、案の定、核心部通過渋滞がおきていた(^^;
イワオウギ(クリーム色)、タカネナデシコ(ピンク)
6:50 丸山手前で雷鳥の親子発見♪ どこにいるかわかるかなぁ〜(^^)
写真に撮れなかったが、5羽のヒナを連れていた
7:15−30 丸山(3032m) 大休止・パン
雷鳥を見た後から、頭がぼお〜っとし、山頂までが遠かった。
丸山が3000m峰だということをすっかり忘れていた(^^;
↓富士山 ↓塩見岳 ↓間ノ岳
丸山(3032m)より望む
丸山より望む悪沢岳(右)
既に荷の重さで肩が痛い。
ハイジは丸山からダブルストックを使うことにする。
肩への加重ポイントも分散される。
7:50 富士山をバックに♪
8:05−10 悪沢岳(荒川東岳)3141m。小休止。
広いと言えない山頂は人だらけ。
ここまでの間装備を見ると、テン泊者は見られなかった。
遅い出発だから、当たり前かぁ〜(^^;
多くの人が大休止を取っているが、我らは腰を下ろすことなく先へ。
↓上河内岳 ↓赤石岳 ↓兎岳 ↓中盛丸山
悪沢岳より、これから辿る山々を望む
上画像で、上河内岳の右奥に見えているのが茶臼岳だ。
↓前岳 ↓中岳
中岳へは、ジグザグの急な道を大きく下り登り返す。
↓中岳避難小屋
8:25 中岳のコルを見下ろす
8:30 コル通過。
ここで休むつもりでいたが、足の余裕があったので、適当な所まで登り返す。
稜線は照りつける日射しは強いものの、吹き渡る風が心地よく、汗をかかない。
登り返しも淡々と歩く。視線を上げると避難小屋が見え、小屋まで休まずに行く。
9:10 湧き立つ雲の彼方に富士山
↓悪沢岳
まもなく避難小屋
9:15−30 中岳避難小屋(大休止・パン&ポカリ)
9:35 中岳(3083m)通過。
↓仙丈岳 ↓塩見岳 ↓間ノ岳
↓赤石岳 ↓兎岳
中岳より望む前岳(赤丸部)
9:40−50 前岳分岐。ザックをデポし山頂往復(空身は羽根が生えたよう♪)
前岳より望む中岳(左)、東岳(右)
花写真集(丸山〜前岳) ※各画像クリックで拡大
ハクサンシャクナゲ |
ミヤマコゴメグサ |
タカネツメクサ |
コイワカガミ(ピンク)
ミネズオウ |
アオノツガザクラ |
ハクサンイチゲ |
イワベンケイ |
イワベンケイ |
イワツメクサ |
ミヤマシオガマ |
テガタチドリ |
チングルマ |
ミヤマダイコンソウ |
クロユリ |
タカネヤハズハハコ |
ツガザクラ |
9:58 このトラバース道のむこうに、お目当てのお花畑が・・・
う・わ〜〜〜っ!! 期待通り、斜面上から下までお花畑♪♪
↓赤石岳
前岳のお花畑は最盛期♪♪\(^o^)/\(^o^)/
鹿の食害から守るため、お花畑は全面柵で囲われていた。
斜面通過時は、設けられた扉の開閉を徹底しましょう!
主にハクサンイチゲ(白)とミヤマキンポウゲ&シナノキンバイ(黄)で構成されている
ハイジは12年前の9月上旬、ツアー登山で悪沢〜赤石と歩いた時、当然お花の時期は終わっ
ていたが、ガイドさんから最盛期は一面花で埋め尽くされるときき、再訪時は絶対にその時期
を狙って来ようと思っていた。
あれから12年かかってしまったが、大好きなちー隊長と青空の下、このお花畑を目にするこ
とができ、喜びいっぱいであ〜〜〜る(^^)v
10:50−11:20 荒川小屋(大休止・小屋でカレー¥1,000を食べる)
小屋から離れた水場(テン場の奥)で給水後出発。
トイレ棟の前を通り、樹林の急な道を行く。大休止の後なので堪える(^^;
↓荒川前岳
11:30 ひと登りで小屋を振り返る
蒸し暑い樹林帯を抜けると視界が開け、斜度が緩む。
楽になるはずが、ハイジはまたしても眠気に襲われる。
11:50 このあたりから急激な睡魔が・・・
消化のため胃に血液が行き、急登で息が上がり軽い酸欠状態になったためか、ともかく
耐えがたいほどの睡魔だ。足元がフラつき、牛歩の体・・・。
緩やかな道を、夢遊病者の如く、なんとか標柱まで頑張る。
12:05−10 大聖寺平分岐(小休止)
居合わせたオジサマ達に本日の行程を尋ねられ、百間洞までと答えると、「そんな足取り
で大丈夫?」と心配された(^^; 「ええ、多分大丈夫です(^^;;;」
ハイジの癖?とはいえ、ちー隊長も心配そうだ。
ここ数年胃腸が弱くなったせいか、下界でも(特に昼食後に)眠くなることがある。
ある程度消化が進めば、眠気もとれるハズ(^^;
↓荒川前岳 ↓悪沢岳(荒川東岳)
大聖寺平より望む
12:50−55 小赤石の肩まで頑張りたかったが、眠さが抜けきらず小休止。
13:00 登山道のすぐ脇で砂浴び中の雷鳥
13:15 小赤石岳の肩通過。
眠気はすっかり飛び、足取りも軽くなってきた。
小赤石岳を望む
13:30−40 小赤石岳(3081m) 小休止。(チョコ、ポカリ)
大聖寺平で休憩時、心配してくださった?オジサマ達がいらした。
元気に到着したハイジを見て、「おっ! 調子がでてきたね」 「ハイ♪ 御心配なく〜♪♪」
ハイジの元気に反して、赤石小屋までのオジサマ達はグロッキーそうだった(^^;
小赤石岳より赤石岳を望む
13:50 東尾根分岐通過。
赤石小屋へは、ここから下る。
多くの人がザックをデポし、赤石岳を往復する。
14:10−20 赤石岳(小休止・ポカリ)
ちー隊長と二人きりの山頂であ〜る。
赤石岳(3120m) 山頂 山頂より望む赤石岳避難小屋
山頂部に立つ避難小屋泊は魅力的ではあるが、我らは予定通り先へ進む。
誰もいない二人だけの縦走路を行く。
赤石岳避難小屋分岐より望む百間洞方面の縦走路
上画像で雪渓がある所は、イワヒバリの水浴び場となっていた♪(ちー隊長が発見!!)
下界では、水たまりで雀の水浴びを見たことはあるが、山中で野鳥の水浴びを見たのは
初めてであ〜る! しかも3000mの高所で。水、冷たくないのかなぁ〜(^^)
赤丸部・イワヒバリ
イワヒバリの水浴びに癒され、身も心も少し軽くなった気がした。
ガレの急下りは疲れた足には堪えるが、気持ちを切り替え、未知のトレイルを味わうのだ♪
↓小兎岳 ↓中盛丸山 ↓大沢岳
百間平はまだ遠い・・・(中央部)
14:45 標柱通過。これよりトラバース道だ。
誰にも会わないと思っていたが、軽荷の逆行者2名とすれ違う。
15:00−10 大斜面下コル(小休止・パン)
大斜面下コルより、来た道を振り返る
馬ノ背からは緩やかな尾根歩きだ。
展望がいいらしいが、時間的な事もあり生憎周囲のお山は皆、山頂部は雲の中だ(; ;)
15:20 馬ノ背付近より望む百間平への縦走路
百間平へ続く道
15:40−45 百間平(小休止)
百間平より望む聖岳(山頂部は雲の中)
百間平より一旦緩やかに登り、その後山の家まで急坂を一気に下る。
最後まで激しい?道であ〜る(^^;
間もなくテン場が見えてきた♪ 今の所、1張りだけだ。
15:55 やっとテン場が見えてきた♪
上から見えていたテン場から小屋までは、更に5分ほど下る。
テン場にザックを置き、水汲みが一回で済むようプラティパスを持ち、受付に向かう。
見えていたテン場とは別に、小屋から比較的近い所に3ヶ所(3張り分)ほどテントサイトが
あり、当然ながら既に張られていた。
16:20 百間洞山の家(テント泊/1人¥600) 水場&トイレ共、小屋のを利用する。
嬉しいことに、エビス500ml¥800が売っていた♪(他にもプレミアムモルツなどもあり)
百間洞山の家(翌朝撮影)
当初の計画では、この山小屋の夕食(名物・揚げたてトンカツ)を目当てに、この日だけ小屋泊
まりにするはずであったが、ちー隊長が混雑した山小屋だと(周囲に気を使い)熟睡できないと
言いだし、疲れているから小屋泊ではなく、疲れているからテント泊になった(^^;
※小屋番さんに伺った所、他の山小屋に比べ空いていたのだが・・・。
テン泊者も、小屋の食事だけ頼む事もできたが、食材&つまみ共余分に持っていたので、荷が
軽くなることでもあるし自炊する。
テントを張り終えた頃、聖方面からもう1パーティ到着し、この日のテン場は合計6張りだ。
17:30 乾杯♪(夕食:タラコスパゲティ、鳥の炭火焼)
二人とも足の疲れというよりも、大きなアップダウンとザックの重量で肩が痛み、タコができた
ようなかんじになってしまった(^^; 今までのテン泊で一番キツかった。
ハイジは全身疲労により、珍しくロング缶1本をやっと飲んだ(^^;;
シュラフに入り、腰を伸ばせた時の気持ちよさといったら・・・ああぁぁぁ〜〜〜(~ ~#
19:45 消灯(爆睡!!)
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