ハイジの山歩記

2012年 南アルプス南部縦走3

7/29(日) 百間洞山の家〜聖平小屋


  7/29(日) 晴

 百間洞山の家 6:25〜8:00 中盛丸山 8:15〜10:10 兎岳 10:25〜13:05 前聖岳
 13:10〜奥聖岳〜13:40 前聖岳 13:50〜15:25 聖平小屋(テント泊)

 4:50 起床。
 5:10 朝食(パン・ポテトスープ)
 6:25 百間洞山の家出発。
 この時間なので、小屋&テン場含め、我らが最後の出発だ(^^;

 
             稜線まで緩やかな道を行く

 7:05−15 見晴峠?(小休止)

         ↓中盛丸山
 

 
           見晴峠?より望む百間平越しの赤石岳

 7:35 百間洞下降点分岐通過。
 億劫がらずにザックをデポし、大沢岳まで往復してくれば良かった・・・と、帰宅後思う(^^;

                                ↓大沢岳
 
             百間洞下降点分岐より望む

 
           百間洞下降点分岐より望む中盛丸山

 
              7:45 大沢岳を振り返る

 8:00−15 中盛丸山(2807m) 大休止・パン

 昨日に比べ本日の行程は短く、余裕があるので、ゆっくり休憩する(^^)♪

            ↓前岳 ↓悪沢岳        ↓赤石岳
 
              中盛丸山より望む

 小兎岳まで樹林帯へ下り登り返すが、体が慣れてきたせいか、昨日に比べれば楽に感じる♪

 
              中盛丸山より望む兎岳

 9:05−15 小兎岳(2738m) 小休止・パン

 
              小兎岳より望む聖岳

 9:25 地図表記 水場往復10分地点通過。
 下降点には、ペンキで水場と書かれた石があった。
 この辺りは、テントを3,4張れそうなスペースもある。

 
       9:35 兎岳への登り返しは、なにげにキツイ(^^;

 10:10−25 兎岳(2818m) 大休止・ポカリ。
 360°大展望のはずだが、生憎ガスが湧き立ち残念(; ;)

 今日これまでに4人ほどすれ違ったが、山頂で人と会ったのは初めてだ。
 昨日の千枚〜赤石間の人混みを思うと、同じ山域とは思えない静けさだ。

 2011年昭文社の地図では、三角点はハイマツ帯の中&往復15分の表記があるが、
 標柱の先へは進入禁止となっていた。

                                 山頂に咲いていたタカネビランジ

 兎岳から5分程で避難小屋への分岐。
 ちー隊長が小屋の偵察へ(^^) ハイジはゆっくり先へ進む。
 
            縦走路より望む兎岳避難小屋

 2009年に補修された兎岳避難小屋(内部は8畳位のスペース) 水場やトイレはない

 ガレの急坂を下る途中の岩場に、タカネビランジやミヤマムラサキが咲いていた♪

 
 聖兎のコルまでは今までのルートと違い、ガレ場や急坂、切り立った尾根の通過だ。

 11:10−20 聖兎のコル(小休止・パン)

 聖兎のコルからは、いきなり急な赤色の岩場を登る。
 少しの間であるが、その急具合は、今山行中一番であ〜る(^^;

 この特徴ある岩をちー隊長が、「チャートって言うんだよ〜♪」と教えてくれる。
 ハイジは【サッパリ???】であるが、ちー隊長は考古学が好きで、その関係から地層
 にも興味があるのだ。

 軽々登っていくちー隊長を見上げ、

 ハイジ:(ゼイゼイしながら) で、チャートを見て、【萌え〜〜♪♪】なわけ〜〜?(^^)

 ちー隊長:そういうわけでもないけど・・・と、嬉しそう(^^)

 
           11:25 聖兎のコルを見下ろす

 急な岩稜帯・苦しい登りの中にも楽しみはあり、ミヤママンネングサ(花写真集参照)
 が鮮やかだ♪

 12:15−35 地図表記 2796m地点?。 大休止(パン)

 
             休憩時・来た道を振り返る

 
              聖岳へは、もうひと登り

 前聖岳の手前には、窪地に小さなお花畑があった♪
 チングルマやコイワカガミ、ハクサンイチゲやミヤマダイコンソウなどで構成されていた。

 13:05−10 前聖岳(小休止) 誰もいない山頂である。
 ザックをデポし、空身で奥聖岳往復へ。
                                               ↓奥聖岳

 前聖岳〜奥聖岳間は、岩場の先にチングルマのお花畑が広がっていた♪

 
        画像上部の白いポツポツ群は全部チングルマ

 13:25 奥聖岳着。写真を撮り、来た道を戻る。

           ↓前聖岳
 
                奥聖岳(2978m)山頂

 13:40−50 前聖岳(小休止)

 先ほど、奥聖岳間ですれ違った男性が休んでいた。
 ザックをデポせず背負ったまま往復された男性と言葉を交わす。

 テン泊装備の単独男性は、我らと同じ行程で入山したものの、荒川小屋テン場で風邪の
 ため一日停滞し、小屋で貰った薬を飲み、本調子でないまま山行を続け、今朝百間洞から
 出発してきたが、前聖岳から聖平への下降点(分岐)が分からず、奥聖岳まで行ってしま
 ったとのこと。

 私達が空身で歩いてくるのが見え、間違えたことに気付いたそうだ。
 どうりでザックを背負ったままだったわけだ(^^;

 屈強な体格ながら、風邪のため相当疲れているように見受けられた男性は、ペットボトル
 の水を飲み干し、もし余裕があれば、水を分けて欲しいと言われた。
 百間洞から1.5L用意したそうだが、奥聖岳往復のアルバイトで予定が狂ってしまったと。

 ちー隊長の水が2L以上残っていたので、その場で存分に飲んでもらい、500mlのボトル
 を満たしてさしあげた。1Lでも良かったのだが、相当疲れていらしたので余分には背負い
 たくなさそうだった。
 念のため?、携行していたが飲んでいなかったアミノバイタル(顆粒)もさしあげた。

 我らはいつも山行中、水を節約?して飲みたくないので、多めに持つようにしている。
 今日も、ちー隊長3..5L&ハイジ2L、小屋の水場で入れてきたのだ。

 小聖岳までは、石車に乗りやすいガレの急坂を下ると覚悟して慎重に下りたが、以前歩い
 た時に比べ格段に歩きやすく感じたのは、我らの共通認識だった。

 14:25−35 小聖岳(2662m) 小休止・パン

 
                 小聖岳山頂

            マルバダケブキ畑を抜けると薊旗分岐だ♪

 花写真集(各画像クリックで拡大)


ハクサンフウロ

ゴゼンタチバナ

ヨツバシオガマ

カラマツソウ

ツマトリソウ

オオヒョウタンボク

イワツメクサ

ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウ

コケモモ

ミヤママンネングサ

ミヤマダイコンソウ

コイワカガミ

ハクサンイチゲ

チシマギキョウ

ヨツバシオガマ

 15:10 薊畑分岐通過。

 
             木道の先・間もなく聖平小屋

 15:25 聖平小屋着(テント泊/1人¥500)
 広いテン場は、1/3位の埋まり具合か・・・。

 水場は(小屋側から)テン場入口付近にある。蛇口から水が豊富に得られありがたい。
 立派なトイレ棟がテン場奥にあり、小屋と共用だ。

 
               我が家と聖平小屋

 小屋でビールを調達。 
 嬉しいことに、銘柄はスーパードライ350mlのみだが、1本¥300、2本¥500であ〜る!
 これには理由があり、昨シーズン荷揚げ分の残りで賞味期限切れのため云々と但し書き
 があった。(4本購入♪)

 16:20 乾杯♪ おつまみも沢山担いできたのだ(^^)v

 
    オイルサーディン、ポークジンジャージャーキー、ハイ辛亭主(漬物)

 ちー隊長の好きなつぶ貝は、開封してみると個包装だった!

 
    見た目グロテスクだが味は美味♪

 夕食はアルファ米&レトルトカレー。

 19:40 消灯。


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