ハイジの山歩記


折立〜黒部五郎岳〜新穂高温泉2


  7/30(日)快晴

 太郎兵衛平テン場 4:20〜6:25 北ノ俣岳 6:45〜8:25 黒部五郎手前鞍部
 8:35〜9:40 黒部五郎岳 9:45〜9:55 黒部五郎の肩 10:00〜11:30 黒部
 五郎小舎 11:55〜13:30 黒部乗越 13:35〜14:30 三俣山荘テン場(泊)

 3:00 起床。
 テントの外は満天の星空☆!!&肉眼で天の川♪(^^)v
 新月だったのか、迫り来るような星空の下に浮かび上がるテント群は、なんとも
 いえないおもむきがあり幻想的。

 それぞれのテント内で、早い朝の始まりを迎え点されたヘッドランプの光が、テント
 越しにやさしく放たれている。
 そのぼわ〜んとした灯りの一つ一つに、本日晴天の喜びが溢れているようだ♪

 3:20 朝食。パンとコーヒー、お味噌汁。
 4:20 まだ薄暗い中出発。
 4:40 太郎平小屋通過。
 4:50 太郎山頂。もうすぐ日の出。

 

 緩やかな道を行く。先行者は今のところ見えない。
 早朝の山の空気はよりいっそう美味しい♪
 振り返ると、薬師岳方面から太陽がおはようを告げていた。

 登るにつれて、眼下に見事な雲海に埋め尽くされた景観が現る。
 遠くに浮かぶは白山だ。
 下界から見ると山頂部は雲の中で、山の上はこんなにいいお天気なのは想像つ
 かないだろう。

 
 

 よく整備され歩きやすい道は、なお緩やかに続く。
 ハクサンイチゲの群落に彩られた登山道と周囲の山々の景観は、『あ〜まさに
 夏の北アルプス縦走だよね〜〜〜♪』
 ちー隊長と言い合いながら進む(^^)

       ↓黒部五郎岳(2840m)               ↓笠ヶ岳(2898m)
 

                       ↓槍ヶ岳          ↓黒部五郎岳
 

    ↓笠ヶ岳 ↓赤木岳            ↓北ノ俣岳(2661m)
 

 6:15 神岡新道分岐通過。もうひと登りで北ノ俣岳だ。
 6:25 北ノ俣岳山頂着。行動食のパンを食べる。
 6:45 山頂出発。

 7:10 赤木岳通過。道は山頂を通らず巻いている。

 
                中俣乗越の池塘群

 7:45 中俣乗越通過。
                          ↓黒部五郎岳(2840m)
 

 8:25 これからの急登に備え鞍部で小休止。行動食のパンを食べる。
 8:35 出発。
 ここから黒部五郎の肩までは、振り返るといい眺めであるが、前は山頂が見え
 ないほどの急登りであ〜る。足元を見がちになるが、チシマギキョウやイワツメ
 クサに励まされつつ一定ペースで進む。本日初めて1パーティーとすれ違う。

 9:25 五郎の肩着。ザックをデポし山頂へ向かう。
 9:40 黒部五郎岳山頂着。

 
               山頂より望む槍&穂連峰

 360°大展望!!(^^)v
 山小屋以外、人工物はなにも見えない。見えるのは名だたる山だらけ。

           ↓薬師岳     ↓剱岳&立山          ↓赤牛岳
 

 
          黒部五郎岳山頂より望むカール内への道

 
                雲ノ平&双耳峰の水晶岳

 9:45 本日の歩程、あと半分残っているので山頂を後にする。
 9:55 五郎の肩着。数名の登山者が休んでいる。
 ポカリで喉を潤し、日焼止めヌリヌリし、再び重いザックを背負い、10:00出発。
 
 
             五郎カールの底を見下ろす

 カールの底へ下る道は、ガレの急傾斜。以前歩いたのは6年前であるが、道は
 整備され、当時よりも歩きやすくなっていた。

 登山道脇はお花畑斜面。シナノキンバイやミヤマキンバイの黄色とハクサンイチ
 ゲの白。お天気良すぎて撮影失敗(^^;

 
                 コバイケイソウの群落

 

 底からカールの縁を見上げる。真っ青な空(^^)♪

   ↓祖父岳    ↓鷲羽岳                     ↓三俣蓮華岳
 
                カール内名物 雷岩

 ハイジの大好きな五郎カール内を歩く道♪
 大きな岩がゴロゴロと、オブジェのように点在している。
 いくつもの流れを横切り進む。

 
                   黒部五郎岳

 緩やかに下り、樹林帯へ。

 
                 黒部五郎小舎

 11:30 黒部五郎小舎着。(大休止)
 ふ〜〜ぅ、結構疲れたよ〜ん(^^;
 オレンジジュース(¥300)を購入し、行動食のパンを食べる。

 ここから手元の地図(1998年版)では、三俣山荘までコースタイムは二時間半。
 小舎を出たらすぐに、キツイ登り返しが待っているのは六年前に経験済み。
 当然ながら当時は今より6才若く、小屋泊まり装備だったので、思ったよりも楽に
 登り返したのだが、今日はどうなることか・・・。

 11:55 黒部五郎小舎出発。
 樹林帯の中、涸れ沢状の道を行く。
 黒部乗越まで、以前にはなかった分岐が三箇所ある。
 いずれも、石ゴロ旧道と、緩やかめに付けられた新道との分岐で、合流する。

 二つの分岐を、ハイジは新道、ちー隊長は旧道を通る。
 三つ目の分岐は、ちー隊長=新道、ハイジ=旧道を通る。
 うわばみ隊の感想としては、新道は緩やかなものの歩きにくく、旧道は良く踏ま
 れており歩きやすく感じた。次回は迷わず旧道を選ぶ。

 12:55 樹林帯を抜けピークを通過。
 視界が開けるが、笠ヶ岳方面はガスが湧いており見えない。
 3パーティーとすれ違う。

 
                 雲ノ平を望む

 緩やかにな道を行く。振り返ると薬師岳。谷を挟み雲ノ平。
 13:30 黒部乗越着(三俣山荘と三俣蓮華岳への分岐)
 13:35 三俣山荘へ向けて出発。
 巻き道はお花畑の斜面や雪渓を横切り緩やかに下る。

 30分程過ぎると、やっと鷲羽岳の勇姿と共に三俣山荘が見えてきた(^^)v

 

 そして進行方向には(^^)v

 
               北鎌尾根&槍ヶ岳(3180m)

 

 14:30 三俣山荘テン場着。やっと来ました〜〜(^^)♪ 既に5張りほどある。
 先に良い場所を確保。
 少し離れた山荘でちー隊長が受付とハイジのビールを買いに行っている間に、
 テン場前の沢で、ちー隊長のエビスを冷やす。

 陽射しが強い!
 荷を解く前に、二日間の雨でびっしょり濡れたテントを組み立て、逆さまに干す。
 みるみる乾いていく。
 テントが乾いた後、荷を解き湿ったシュラフを干し、着替えたりする。
 ズボンを捲り、沢に足を入れる。冷たくって気持ちいい〜♪

 16:00 【うわばみタイム】 ビールで乾杯♪
 おつまみは、小あじの醤油漬け、ムキ枝豆、柿ピー、キューちゃん。

 
               我が家と鷲羽岳(2924m)

 
              テント内より望む鷲羽岳♪

 17:00 夕食。(定番カレー)

 18:20 消灯前、トイレを済ませに三俣山荘へ。
 山荘前広場からは、ご覧のような景観が♪

                         ↓樅沢岳    ↓双六岳
 

 18:30 消灯。(爆睡)

 7/30 花写真集
 

チシマギキョウ

ミヤマキンバイ

キヌガサソウ


カラマツソウ

ミネズオウ

アオノツガザクラ

チシマギキョウ

イワツメクサ

シナノキンバイ

シナノキンバイ?

ミヤマダイコンソウ

ハクサンシャクナゲ

ハクサンイチゲ

ショウジョウバカマ

コイワカガミ

  

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山行記