山域・山行名他 | 韓国最高峰 済州島 ハンラサン 1950m (2011/11/01〜03) | ||||||||
メンバー | T氏、K氏、S氏、ちー隊長、ハイジ | ||||||||
概 略 |
ちー隊長の山仲間数年来のリクエストで、4年ぶり&三度目の済州島・ハンラサンへ。 航空券とホテルの付いた二泊三日格安フリープラン(往復送迎無)を利用し、初日と 帰国日・一日半は、ジャンボタクシーをチャーターし、観光を楽しむ。 費用は、ネット専門格安旅行社を吟味し、燃油サーチャージや空港施設利用料等全 部含めて、1人五万円弱。(宿泊は、中上クラスのオリエンタルホテル) 登山時の往復タクシー代、観光地入場料、飲食グルメ代、お土産代全部含めて、別に 1人一万七千円ほど。 歩いたコースはいつも通り、変化に富んだ観音寺コース(8.7km 標準コースタイム 5時間)を登り、距離は長いが傾斜の緩い道が続き、帰路バス便のある城坂岳コース (9.6km 標準コースタイム3時間30分)を下山する。 2007年にハンラサン一帯が世界遺産に登録されたこともあり、登山道はより一層整備 され、休憩小屋も二箇所新築されていた。山中(駐車場含め)、全面禁煙である。 ※参考リンク先 ハンラサン国立公園HP 2007年12月のレポはこちら 2005年5月のレポはこちら |
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11/02(水)曇 |
観音寺登山口(620m) 7:20〜12:00 山頂 12:25〜15:40 城坂岳登山口(750m)。 前日空港からチャーターしていたジャンボタクシーのドライバーさんに交渉し、6:30ホテ ルへ迎えにきてもらう。5人なので、チップ含め一台20,000ウォン×2台で交渉したが、 窮屈だが、1台5人乗せ20,000ウォンでOKとのこと。 タクシーは5人乗りなので、本当は違反だが、ハンラサンを年に10回ほど登るドライバー さんの(取り締まり等大丈夫)言うことを信じ、交渉成立。 途中コンビニへ寄ってもらい朝食&行動食を仕入れる。 韓国ではチップは不要だが、前日半日観光時も含め、ドライバーさんには大変良くして いただいたので、別に10,000ウォン渡す。 7:00 観音寺(グァヌンサ)登山口着。(ベンチで朝食) !!(@ @) 4年前にはなかった24時間営業のコンビニができていた。 ↓山頂はこのあたり 観音寺登山口駐車場ゲート 7:20 身支度とトイレを済ませ登山口出発。 今朝見た天気予報では、曇り午後から雨となっていた。 山頂に着くまでは、降られないことを祈る。 赤線が本日のルート(手前赤丸部が観音寺登山口) 小一時間、緩やかな道を行く。 休憩ポイント、タンナ渓谷待避所の手前で一旦大きく下り、登り返す。 旧道の上に、新しく階段道が整備されていた。 8:25−35 タンナ渓谷待避所着。(小休止) タンナ渓谷待避所(トイレあり) ここから先は、中傾斜の道だ。 登山道の脇1m位の所に、荷物運搬用のレールが架けられていた。 「作品」のようなレール(^^) お天気下り坂の割に、先ほどから日がさして青空が見えてきた♪ 9:30−40 小休止(おにぎり) 斜度が緩み木道が現れ樹林帯を抜けると、新設された待避所と三角峰が見えてきた。 登山道脇に銀色のレールが続いている↑ 荷物運搬用レールは、予想通り三角峰待避所まで架けられていた。 10:15 三角峰待避所着。(大休止・おにぎり) 以前はベンチ以外なかった広場に、とても立派な休憩小屋ができていた。 寝袋や食料を持ちこみたいロケーションだが、ハンラサンは入・下山時刻が制限され、 日帰り登山する決まりになっているので、純粋に休憩するためだけの小屋だ。 テラスからは麓が一望♪ 10:30 三角峰待避所出発。 道は三角峰を巻き、一度下る。 これから山頂までが、ハンラサンの山岳美を感じられるハイライトだ。 ↓王冠陵 ↓山頂方面 三回目で初めて見えた王冠陵♪ 登山道は以前と違い、木道や階段になっていた。 下りきった所に来てビックリ!! 沢の上部から水がひかれ、水量豊富な水場になっていた。 そして、旧道を見下ろすように、またまた立派な吊り橋が架かっていた。 吊り橋越しに王冠陵がカッコイイ 吊り橋を渡った後も、木道が続く。 10:50 竜鎮閣待避所跡通過。 跡地には待避所があった案内板があり、建物があった場所は展望テラスとなっていた。 2007年12月に訪れた時、既に小屋はなく、案内板がなかったので、小屋がなくなって いる事情がわからなかったが、その年の台風で、山の一部が崩落し、小屋も流されて しまったようだ。 ↓長鼓項(1813m) 竜鎮閣待避所跡付近より望む 待避所跡からは、急な階段が尾根まで続く。コース中一番の急坂だ。 11:10−20 尾根広場着。(小休止) ここも整備され、ヘリポートになっていた。 王冠陵を眼下に望むが、ここから見える景色は、岩岩したかんじはなく、灌木の台地 状だ。 ヘリポートよりの望むオリモクコースの稜線 広場から樹林の稜線をもうひと登り。 平日のため空いているとばかり思っていたが、流石に韓国最高峰である。 このあたりから、城坂岳コースから山頂を経た多数の登山者とすれちがう。 斜度が緩み、視界が開けると、コース閉鎖中で通行禁止となっているオリモクコース からの分岐に合流。 山頂へ向け一段上がった所に、展望デッキができていた。 赤丸部が三角峰待避所↓ 山頂手前デッキより望む 12:00 山頂着。(大休止・海苔巻・コーヒー) 残念ながら山頂標識以外、濃いガスで周囲の景色は全滅だ。 丁度お昼時に当たり、学生の団体や、本土からの登山ツアー客でごった返している。 標識の周りも人だらけ(^^; この人達の大部分が、城坂岳コースを往復する。 ハンラサン東稜頂上標識 12:25 出発。 ここから下山口まで、9.6kmの道のりだ。 霧雨状になってきたので、雨具の上だけ着て進む。 登ってくる人もまだおり、横に広がり歩くので、いつもながら歩きにくい(^^; 初めての三氏も、静かな観音寺コースとは大違いで面喰っていた(^^;; 幸い雨は本降りにはならなかったが、濡れた岩が滑りやすい部分もあり慎重に行く。 13:25−30 つつじ畑待避所(大休止) トイレ&売店あり 売店のあるつつじ畑休憩所 ガスで周囲の景色は何も見えないまま、樹林帯に入る。 単調な道が、延々と続くのだ。 紗羅待避所はなくなっていた。(トイレもなし) 14:10 紗羅岳泉(水場)通過。※水流細い 14:25−40 ソッパッ待避所(大休止) トイレあり。 以前は、地図上に空地と表示されていた所だ。 意外なことに小屋の名前の表示がどこにもなく、ここには要所にあった距離表示板も なかった(^^; 新設されていたソッパッ待避所 紅葉の最盛期は過ぎていたが、登山口が近づく辺りの紅葉がきれいだった♪ 15:40 城坂岳(ソンパナッ)登山口着。(売店・トイレあり) 広い駐車場には、観光バスはじめ多くの車があった。 バス停はすぐそばにあるが、久しぶりの長距離歩きにメンバー諸氏が疲れていたので、 停まっていたタクシーに乗り、時間節約を兼ねホテルへ向かう。 往路と同じく、定員5人タクシーに5人で乗車OKで、30,000ウォンで交渉成立。 15:50 出発。 16:20 ホテル着。 夕食は、ホテル近くの黒豚料理屋さんへ。 名物の五枚肉(オオギョプサル)をはじめ、各部位の盛り合わせコースをいただく。 勿論、キで飲む韓国焼酎と共に(^^)v |
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後 記 |
11/3(木) 朝食はホテル傍の食堂で、名物アワビ粥をいただく(10,000ウォン) 肝入りで身も沢山入った粥は、初めから作るので30分程待たされたが、その甲斐あっ て、とても濃厚で、とびきりの美味しさだった(^^)v こんなアワビ粥を食べてしまうと、ソウルあたりのアワビ粥は、もう食べたくないねと、 ちー隊長と意見が一致♪ メンバー諸氏も大満足であった。 最終日は、チャーターしたジャンボタクシーで観光。 8:30に予約しておいたタクシーが遅れて、9:00出発となるアクシデントもあったが、 雨予報は外れてくれてラッキー♪ お約束の、万丈窟、城山日出峰、樹齢千年のカヤの木があるピジャリム、ドラマロケ地 にもなった済州民俗村、K氏のリクエストで、4.3平和記念公園を見学。 昼食は、日出峰傍のドライバーさんお薦めのトゥッペギ屋さんにて、海鮮鍋をいただく。 一日フルに使い、16:30過ぎに空港へ到着。 18:20発成田行きで、帰路につく。 城山日出峰 樹齢千年のカヤの大木 |