ハイジの山歩記

6/2 ウルサンバウイ編

  山域・山行名他  韓国北部・雪嶽山国立公園内 ウルサンバウイ(蔚山岩) 875m  (2007/06/02)
  メンバー  T氏、K氏、ちー隊長、ハイジ

  概 略

 6/1〜4 三泊四日で訪れた雪嶽山の山旅。
 6/1 ソウル・江南の高速バスターミナルより、高速優等バスにて束草高速バスター
 ミナル着。(バス代一人/22,000ウォン)
 ターミナル前の観光案内所にて、こちらの希望を告げ宿を紹介してもらう。
 紹介された宿は、ターミナル傍の【グッドモーニングホテル】(韓国語・英語のみ)
 部屋はオーシャンビューでシャワー室のみだが広く清潔で、コンドミニアムタイプで
 ある。(三日間で1部屋(ダブル)/200,000ウォン/税・サ込))

 初日と最終日は移動に要するため、 現地・束草(ソクチョ)での行動は2日間。
 この2日間を有効に使うべくプランを練る。
 現地天気予報を参考に、より良い日をメインの雪嶽山縦走に当てることとした。
 ウルサンバウイは、束草市内から移動を含めても半日で済むハイキングコースだ。

 ※韓国観光公社公式サイト・束草市
 

ウルサンバウイ地図

  6/02(土) 晴
    

 雪嶽山国立公園管理事務所 8:35〜9:35 継祖庵 9:45〜10:25 蔚山岩(ウルサ
 ンバウイ) 10:30〜10:55 継祖庵 11:10〜12:10 雪嶽山国立公園管理事務所

 8:10 高速バスターミナル前のタクシー乗り場にてタクシーに乗り、国立公園管理事
 務所Pへ向かう。(タクシー料金:12,600ウォン)
 8:30 入口ゲート前着。入園料(神興寺地区を通るため)、一人/2500ウォン支払う。

 
       雪嶽山国立公園管理事務所ゲート(画像:T氏提供)

 8:35 ゲートを通り出発。
 ロープウェイの架かる権金城山が目を惹く。あたり一帯は雪岳小公園と呼ばれており、
 家族連れなど観光客で賑わっている。

 
        権金城山とシンボル・月ノ輪熊像(画像:T氏提供)

 
             標識はハングルと英語のみ      ちー隊長&K氏

                 ↓ウルサンバウイ
 
                 統一(祈願)大仏

 
                 神興寺と権金城山

 雪岳小公園地区を過ぎると、静かなハイキングルートだ。
 明日縦走の終点で合流するあたりだ。

 

 道標に導かれながら緩やかな道を行く。
 適当なところに(見晴らしのいい場所)売店兼休憩所があり、飲食できるようだ。
 呼び込みも激しい(^^;
 
 9:20 内院庵通過。
 濃い緑のトンネルが続く道は広く、整備され歩きやすい。
 トンネルが切れた所で目の前に、ウルサンバウイがド〜〜ンと現る!!
 
                  ウルサンバウイ

 9:35 継祖庵(小休止)

 
                 継祖庵(画像:T氏提供)

 フンドゥルバウイ(揺れ岩)は、地元の人々に大人気。記念写真を撮る人達で賑わしい。

 
        揺れ岩(画像:T氏提供)

 9:45 継祖庵出発。
 ここからすぐに樹林帯を抜け、ウルサンバウイが迫ってくる。
 クライミングのルートが沢山あるようだ。
 
           (画像:T氏提供)

 ここからが本日の面白いところで、 いかにもな岩の塊を、我らハイカーが登れるよう
 に道?は整備されている。
 ↓見てくださ〜〜い!この階段!!
 

 写真では分りづらいかもしれませんが、とっても急傾斜の階段がついているのです。
 頂上まで休まずに登りきったら、貴方の脚力は相当なものでしょう状態です(^^;

 

 振り返ると目がくらみます(~ ~)

 

 頑張って休まず登り続け、力尽き気を抜いて手摺に捕まらず振り返ろうものなら、
 まッ逆さまにイってしまいそうです(^^;;

 

 しかし、こんな階段道をよくぞ作ったものです。北漢山(ソウル近郊)にも、山頂部
 手前には鉄階段があったが、ここまで急ではなかったし、当然長くもなかった!
 ウルサンバウイハイキングの醍醐味は、この階段道に尽きると思う。(キッパリ!)

 10:10−15 小休止。一気に山頂目指したかったが、狭い階段道&先行者とのペー
 スの関係でままならず。
 コースからちょっと逸れた岩の上で休んでいると、シマリスがチョロチョロと足元をか
 すめて行くので癒される(^^)
                    ↓ウルサンバウイ(蔚山岩) 875m
 
               立入り禁止の山頂を望む           ↑今回の山頂

 10:25 ウルサンバウイ山頂着。
 槍ヶ岳の山頂くらいの広さだ。そこに売店があり、 コーラや記念品のメダルや土産
 物等が売っていた。売店のお兄さんは、山頂記念写真を撮る人々のシャッター係とな
 り、人で溢れかえる山頂整理係と化していた。
 生憎遠景は霞んでしまい望めないが、達成感はあった(^^)v。
 霞の中に時折浮かぶ稜線のどれかは、明日歩く尾根だ。
 我らもシャッターを押してもらい、早々に退散する。

 10:30 山頂出発。
 超急傾斜階段は、下りはスリル満点です!そのスリル感は、ジェットコースターコース
 を自分の足で行くカンジ・・・。イェ〜イ♪(^^)

 

 10:55 継祖庵着。(大休止)
 鬼階段の感想など語り合いながら寛ぐ♪
 11:10 出発。来た道を戻る。

 
              雪岳小公園より望む権金城山

 12:10 国立公園管理事務所P着。


    後  記


 往きに利用したタクシードライバーの李さんに我らのプランを話し、帰りの迎えとその後
 の観光についての交渉が成立。12:30に待合せをしたところ、12:10我らが到着したお
 りには既に待機されていた。

 束草は冷麺も有名なところなので、李さんに地元人気店に連れて行ってもらう。李さん
 にもお昼を勧めたのだが、既に済まされたとのことで、イヤな顔ひとつせず車中で待機
 してくださった。(交渉外のことで、ダメもとでお願いしてみたのだが)

 昼食後は、江原道の東海岸・高城(コソン)にある韓国最北端の展望台
 【高城統一展望台】へ。展望台は民間人出入統制線の北側にあるため、手前にある
 統一安保公園で簡単な手続きが必要である。(用紙に氏名等必要事項を記入する)
 見学料・一人/2000ウオン

               ↓海金剛(山)
 
            統一展望台より望む北朝鮮側(画像:提供T氏)

 名峰・金剛山(クムガンサン)は、生憎雲の中で見えず。
 陸続きのこんなに美しい景色の向うに、日本のテレビで目にする北朝鮮の人々の
 貧しく過酷な暮らしがあるのかと思うと複雑な心境だ・・・。

 展望台観光後李さんの計らいで、花津浦(ファジンポ)にある金日成の別荘に使われ
 ていたという建物跡や、李承晩初代大統領別荘を見学する。

 帰路買い物のためEマートで降車する。メーターは136,000ウォンを示していたが、交
 渉通りの80,000ウォン支払う。李さんには翌日の五色温泉への送りもお願いしていた
 ので、チップは明日まとめて支払うことにする。
 

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