ハイジの山歩記

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山域・山行名他  韓国北部・江原道 雪嶽山(ソラクサン)縦走           (2007/06/03)
  メンバー  T氏、K氏、ちー隊長、ハイジ
 
  概 略

 雪嶽山とは、日本でいう【北アルプス】のように、山域をさすようだ。
 主峰・大青峰(テチョンボン)を、ソラクサンとも呼ぶ。
 チェジュ島・ハンラサン(1950m)、チリサン(智異山・1915m)についで、韓国で3番目に
 高い山だ。
 登山道はよく整備されており歩きやすいが、道標はハングルと英語のみ。
 山中&タクシー&街中&宿では、ほぼハングルしか通じない。ソウル周辺観光地等とは
 違うので、そのつもりで出かけた。

 道中4人のため、また、韓国では日本に比べてタクシー代が安いためタクシーを利用した
 が、各登山口へのバス便もある。

 雪嶽山国立公園HP(韓国語・英語)
 

雪嶽山地図


  6/03(日) 晴
    

 五色温泉登山口 5:45〜7:35 雪嶽滝 7:45〜9:15 大青峰(テチョンボン) 9:30
 〜9:45 中青(雪嶽)待避所 10:20〜11:10 喜雲閣待避所 11:30〜12:20 陽瀑
 山荘 12:25〜14:30 神興寺下(食事)15:40〜16:05 雪嶽山国立公園管理事務所

 5:00 タクシーでホテル出発。前日お世話になったドライバー李さんの,、爽やかな笑顔
 のお迎えであ〜る(^^)

 5:30 五色温泉登山口着。(タクシー代 32,400ウォン/チップを含め40,000ウォン渡す)
 登山口には水洗トイレ有り。入山料は取られないがゲートがあり、管理事務所では雪嶽
 山の地図が売っている。(ハングルのみ)
 雪嶽山の地図は、日本語表記のものが観光案内所にて無料でいただける。

 5:45 身支度を整え出発。

 
             五色温泉登山口(画像:T氏提供)

 主峰・大青峰(テチョンボン)まで、コースタイムで4時間・登り一辺倒の道を行く。
 広めの登山道は良く整備されており歩きやすい。
 木々達は濃い緑の葉を茂らせ、森林浴という言葉がピッタリだ〜♪と思いつつ歩を
 進める。

 6:40−45(小休止)

 昨日のウルサンバウイでも目にしたが、シマリスが盛んに登山道を横切る(^^)
 カメラに収めるには、動きが速過ぎて難しい(^^;

 7:35 雪嶽滝着。大きな落差のある滝をイメージしていたのだが、標識はあれど、
 それらしい滝が見当たらない??
 登山道をもう少しだけ歩き、適当なスペースで休憩する。

 
             雪嶽滝???(画像:T氏提供)

 7:45 行動食のパンを食べ出発。
 鬱蒼として深山の登山道は、一旦下る箇所があるものの、ず〜っと登り。傾斜は緩く
 もなく急でもなくというかんじ・・・。最近は筋トレのおかげで、以前なら【急】と感じた
 斜度が、そう感じなくなって嬉しい♪
 足元には、日本でも見られるお花がチラホラ。(ツバメオモトなど)インスタントカメラでは
 撮影できず残念。

 
               花の名は??(画像:T氏提供)

 8:25 小休止。 行動食のバナナを食べる。居合わせた地元の御夫妻と挨拶を交わす。
 私達が日本から来たというと、御夫妻も富士山に登ったことがあるとのこと。
 私達の本日のメニューを話し、御夫妻のメニューを伺う。生憎小青峰からは違うコース
 だった。

 8:35 出発。
 少し登ると急傾斜の木の階段が現る。

 

 高度を稼ぎ、だんだん視界も開け頭上も明るくなってきた(^^)
 振り返ると見事な雲海の彼方に、山が浮かんで見える。

 

 登山道脇の斜面は、一面ヤマツツジの群落。淡いピンクの花が緑に映えて、とっても
 清楚なかんじ。
 インスタントカメラのため、写りがイマイチなのが残念・・・(^^;

 

 9:15 主峰・大青峰(テチョンボン)着。

 
        雪嶽山最高峰・大青峰(テチョンボン)1708m

 山頂は多くの人で賑わっており、標識前での記念撮影の順番待ちだ。
 山頂からはご覧の景色♪(妙義山がいっぱい?(^^))
 

 昨日行ったウルサンバウイは、生憎雲の中のようだ。
 雲海の下は束草の町と東海と思われる。

 
          大青峰より望む中青峰と雪嶽待避所(中央)

 9:30 記念写真を撮り山頂出発。人だらけなので、下の山小屋で大休止することに。

         ↓大青峰
 
              ピンク色はツツジの群落

                   ↓軍事施設のある中青峰
 
              中青峰と雪嶽待避所

 9:45 雪嶽待避所着(大休止)
 小屋前のベンチにて、持参のカップ麺をいただく。
 待避所とは、日本の避難小屋の事で、有料・寝袋持参&自炊で利用する。トイレ有り。
 水場は確認しなかったので不明(^^;

 10:20 出発。

 

 10:35 小青峰分岐通過

 
              小青峰の分岐

 分岐から直ぐに急傾斜の道だ。急だが整備されており、日本の山のようにザレて
 いないのがありがたい。やがて鉄階段も現れ、尾根道をどんどん下り樹林帯へ。

 11:10 喜雲閣待避所着(大休止)。トイレ有り。

 
            喜雲閣待避所にて(画像:T氏提供)

 11:30 喜雲閣待避所出発。
 これから先が、尾根道の次に楽しみにしていた景観が続くところだ(^^)ワクワク♪
 千仏洞渓谷は、字のごとく、千個の仏像が並んでいるような景観の岩峰が続く。
 その間を縫うように、川が流れ滝や淵を作り、渓谷のテーマパークを巡るがごとく
 道が付けられている。

 

 道は完璧に整備され、もうすっかりお馴染みの鉄階段がついている(^^)

 

 
   延々と伸びる階段道が見えるかな?(^^)

 

 インスタントカメラなので、本当に写りがイマイチなのが残念です!
 

 見上げると岩峰が迫ってくるようで、凄い景観です!
 

 岩峰と紅葉に染まる木々達の組合せを想像するだけで、鳥肌が立ちます(^^)
 次回は絶対紅葉の時期に訪れたいと強く思う。
 

 登山道を少し逸れて、連なる滝と淵を見学♪
 

 

 12:20-25 陽瀑山荘(小休止)

 
                  陽瀑山荘

 陽瀑山荘からは、雪岳小公園からのハイキングコースとなっていることもあり、人も増
 え狭くなった登山道は渋滞ぎみだ。
 登山道は渓流沿いなので、韓国の人々は皆、適当に好きな場所へ登山道を逸れて
 川辺に降り、水遊びを楽しんだりお弁当を広げたりしている。

 13:15 鬼面岩通過
 13:50 飛仙台通過
 14:10 潜水橋通過
 14:30 神興寺下食事処着。飲めないT氏は昨日から気になっていた名物・山菜ビビ
 ンバを、K氏は海鮮チヂミを、うわばみ隊はビールとイカの辛みそ炒めと山菜ナムルで
 お腹を満たす♪ 

 15:40 食事処出発。
 16:05 雪嶽山国立公園管理事務所着。タクシーにて帰路につく。
 歩き応えのある縦走路だったので、この日は外食せず、Eマートで食料を仕入れ、ホテ
 ルの部屋にて【お疲れさま会】をすることに。

 16:20 ホテルを過ぎEマートで下車。(タクシー代/13,000ウォン)
 買い物後、徒歩にてホテルに戻る(17:10ホテル着)
 

   後  記


 今回の縦走コース(五色温泉〜飛仙台〜雪岳洞)は、日本の山旅ツアーでも企画され
 ているコースだ。日帰りで逆コースを辿る場合は相当時間を要し、ハードになると思うの
 でお勧めしない。
 コースタイムについては、足の揃ったメンバーだったため短縮できたが、距離もあり健脚
 向きである。途中エスケープルートはない。

 ※おまけの雪嶽山バッチ(前日・ウルサンバウイ途中の土産品店にて購入)
 雪岳小公園内売店には売っておらず、保険のため前日買っておいて良かった(^^)v

 

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山行記