ハイジの山歩記

  山域・山行名他  丹沢主稜縦走 塔ノ岳1491m〜蛭ヶ岳1673m〜檜洞丸1600m  (2007/1/13〜14)
  メンバー  ちー隊長・ハイジ
  概 略  
 今年の登り初め&二ヶ月ぶりの山歩きということで、小屋泊まりで丹沢主稜縦走する。
 コースは、大倉〜塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳山荘(泊)〜檜洞丸〜西丹沢自然教室。

 今年も暖冬でコース上の雪は例年より少なく、装備は6本爪軽アイゼンとした。
 ハイジは8年ぶり&季節を変えての二度目に歩く主稜縦走コースなので、当時の印象
 と対比させながらの山歩きを楽しむ♪

 (※参考までに、昨年2月の丹沢主脈縦走レポはこちら
 
 
  1/13(土) 曇

 大倉 9:20〜11:00 堀山の家 11:10〜12:40 塔ノ岳 13:00〜14:10 丹沢山
 14:20〜16:00 蛭ヶ岳山荘(泊)

 渋沢駅前のコンビニで行動食を仕入れ、タクシー(¥1460)で大倉登山口へ。
 9:20 身支度を整え出発。

 時期的なせいか、人の少ない登山道は乾いており歩きやすい。が、鈍った身体は
 正直で、バカ尾根にさしかかる前にすでに大幅なペースダウン(^^;
 息を切らさないように歩くと、牛歩のような進み具合となってしまう。

 10:00 昨年4月に建替えられたばかりの見晴茶屋前通過。
 登山道は先週の嵐のためか、倒木が目につく。

 
                   コースを塞ぐ倒木

 一本松を過ぎベンチで休憩したいのを堪え、なんとか堀山の家まで頑張る(^^;
 10:35 駒止茶屋前通過。

 
                堀山の手前より望む

 樹間越しに見える富士山に励まされながら歩を進める。気温が高いので、この分で
 は、塔ノ岳に着く頃には見えないことが予想された・・・。

 11:00 ふぅ〜(^^) やっと堀山の家着(小休止)
 行動食のパンを食べ、日焼け止めヌリヌリ。
 11:10 出発。

 急登にすぐ息があがる。息はあがるが、足が上がらない・・・(^^;
 昨年より3kg増量された我が身であ〜る。増量分は筋肉であるはずはなく、脂肪の
 塊りというわけで(^^;;
 大汗かきかき歩を進める。

 12:15 花立山荘着。ハイジの牛歩を見かねたちー隊長が、ハイジの荷から水2Lを
 出すようにとのお言葉が・・・。コース中では水場がないので(各小屋で売ってはいる
 が)、今回は水だけでちー隊長4.5L、ハイジ4L担いでいた。

 体調が悪いわけでもなく、テント泊の荷物に比べれば軽いので、個人装備を持っても
 らうのは躊躇われたが、ハイジのペースが遅いので、まだ先の長い蛭ヶ岳山荘到着予
 定時刻を気にしたちー隊長の判断に従う(^^;

 12:40 塔ノ岳着。ここまでルート上にまったく雪はなし。山頂にも雪はない。

 

 山頂標識越しに見えるはずの富士山は案の定見えない(^^;
 行動食のパンを食べ大休止。

              ↓蛭ヶ岳      ↓丹沢山
 
                塔ノ岳山頂より望む

 13:00 塔ノ岳出発。本日の行程、まだ半分残っている。
 丹沢山に向けての登山道は、多くないながらも雪がある。様子をみながら下ってい
 くが大丈夫そうなので軽アイゼンは装着せずに進む。

 

 時間が遅いせいもあり、誰にも会わない静かな道を行く。
 人には会わないが、鹿の姿を結構目にする(^^)

 13:40 竜ヶ馬場通過。所々凍結箇所もあるが、アイゼンを着けるのが億劫なので
 気をつけながら慎重に歩を進める。

 14:10 丹沢山着。(小休止)
 誰もいない山頂。昨年泊まったみやま山荘も、ひっそりとしている。

 
                   丹沢山頂

 ちー隊長が携帯にて、蛭ヶ岳山荘へ到着予定時刻の連絡を入れる。
 小屋泊については予約を入れてあったので、今丹沢山頂に居り、16:00頃には到着
 予定である旨を告げる。小屋番の人に余計な心配をかけないための配慮である。

 14:20 丹沢山頂出発。あとワンピッチだ♪
 ここからは一旦大きく下り、不動の峰まで登り返す。

                 ↓丹沢山         ↓塔ノ岳
 

 
               丹沢山頂からの道を振り返る

 15:05 不動ノ峰(1614m)通過。
 15:15 棚沢ノ頭 通過。

           ↓蛭ヶ岳
 
                  棚沢ノ頭より望む

 15:30 鬼ヶ岩の頭(1608m)通過。
 急下りの道を慎重に進む。

 

 
               振り返り鬼ヶ岩を見上げる

                           ↓蛭ヶ岳(1673m)
 

 もうひと登りで蛭ヶ岳山荘だ〜♪

 
                 鹿の群れに遭遇

 16:00 蛭ヶ岳山荘着。
 残念なことに、富士山はじめ遠くの山並みを見ることはできなかったが、明朝に期待
 する。

 
               蛭ヶ岳より望む丹沢山方面

 
                     蛭ヶ岳山荘

 受付を済ませ、寝場所へ案内される。本日の宿泊者は私達を含め単独男性2名+
 御夫婦1組=計6名のみである。
 空いているので、広い部屋の好きなところを各自で選ぶスタイルだった。

 16:30 荷を解き、ストーブのある食堂スペースへ移動。
 持参のエビスとおつまみで【うわばみタイム♪】
 宿泊費@6,000-に暖房費+@1,000−取られているが、少人数のため点されたスト
 ーブはひとつのみ(^^; 高い天井と広い部屋なのでぜんぜん暖まりません。
 ハイジの身体はすっかり冷え切ってしまいラード状態です(^^;;

 17:20 早めの夕食。
 メニューはレトルトのおでんと梅干、昆布佃煮、福神漬け、らっきょう等・・・。
 みやま山荘の豪華メニューとは大違いであった(^^;

 
             蛭ヶ岳より望む橋本方面の夜景

 20:00 消灯。

 
  1/14(日) 
  曇のち晴  

 蛭ヶ岳山荘 7:50〜9:00 臼ヶ岳 9:05〜10:00 金山谷乗越 10:15〜11:10
 檜洞丸 11:20〜13:40 西丹沢自然教室バス停 

 6:00 起床。
 6:05 朝食。(ごはんとお味噌汁、味のり、ふりかけ、梅干、つぼ漬け等・・・)
 食後外へ出てみるが、残念ながら御来光は望めない。

 
               蛭ヶ岳より相模湾を望む

 富士山も雲の中(; ;)

 
              蛭ヶ岳より望む檜洞丸方面

 単独男性1名以外、私達と同じく皆西丹沢へ向かう。各自の出発時間で小屋を後
 にする。私達はバスの時間に合わせ、ゆっくり出発する。

 7:50 6本爪軽アイゼンを着け出発。
 山荘からは一気に大下りの登山道だ。

 

 10cm位雪の着いた斜面は、ツルツル氷ではないので軽アイゼンで充分だが、なにせ
 急傾斜の道が続くので慎重に下る。8年前の春に歩いた時は、ザレて歩きづらく、足を
 おいたそばから小石が崩れ落ちていくような道だった記憶がある。落石を起こさないよ
 う神経をつかったっけ〜(^^;
 (今回気付いたが)滑落事故が起きたせいか、しっかりした鎖がつけられていた。

 ひとしきり下り、やっと平坦な道になる。ふぅ〜(^^)

 
                 見事なサルの腰掛

 9:00 少し登り返して臼ヶ岳(1460m)着。(小休止)
 9:05 出発。
 臼ヶ岳からは、ブナ&ヒメシャラの林の中の道を下る。

 

 9:30 神ノ川乗越通過。
 10:10 小さなピークを二つ越え、金山谷乗越着(小休止)
 行動食のパンを食べる。雪が少なくなってきたのと、この先檜洞丸まで一気に登り
 返しなので、ここでアイゼンを外す。

 10:15 出発。
 急登だが、淡々と歩を進める。
 11:05 かわいらしい青ヶ岳山荘通過。

      ↓公衆トイレ
 
               青色の青ヶ岳山荘(^^)

 檜洞のブナ林越しに青空が広がる♪

 
                  檜洞丸のブナ林

 11:10 檜洞丸(1600m)着。小休止。
 数組のパーティーが寛いでいる。

 
                   檜洞丸山頂

 
            檜洞丸より南アルプスの山々を望む

 11:20 出発。
 8年前にも印象的だった木道を行く。
 

 季節こそ春だったものの、当時は塔ノ岳から西丹沢自然教室までと一日の行程が
 長かったことと、帰路最終バスに間に合わせるため頑張ったことが思い出される。

 11:35 石棚山分岐通過。
 下りだし、日陰は凍結箇所もあるので、慎重に歩を進める。アイゼンを着ければ歩き
 やすいと思うが、横着して着けなかった(^^)

 12:25 展望園地通過。展望台?を通ってみたが、正面に見えるはずの富士山は
 雲の中(; ;)登山道はこのあたりから雪がなくなってきた。
 足が疲れてきたが、14:00のバスに乗りたいので休憩せずに進む。

 13:00 ゴーラ沢出合通過。

 
                   ゴーラ沢出合

 橋を渡り、右岸沿いのゆるやかな道を行く。
 疲れた足にはホッとできる、気持ちのいい道だ♪(^^)
 8年前は終バスに間に合わせるため、この道を走ったっけ〜。

 13:40 西丹沢自然教室バス停着。
 (自然教室建物内にトイレ有り)
 
                 西丹沢自然教室

 14:00 新松田行きのバスに乗り帰路に就く。

後 記
 次回このコースを歩く場合、みやま山荘を利用したい。
 蛭ヶ岳山荘利用の場合、素泊まりとしたい。


山行記