ハイジの山歩記

 山域・山行名他  北アルプス・双六岳〜鷲羽岳〜水晶小屋  (2013/07/30〜08/01)
  メンバー  ちー隊長&ハイジ
  概 略
 雨予報で当初の計画を修正し、3泊4日で水晶小屋から赤牛岳としたが、8/1(木)
 前夜からの暴風雨に赤牛岳断念。一日切り上げ下山する(; ;)

 双六台地〜鷲羽岳間は、この上なくいい天気で大展望を満喫できたが、最終日は雷雨の中
 歩いたり、まさかの場所でクマに遭遇したりと、寿命の縮まる思いをした山行だった!

 前夜、新穂高温泉(深山荘) 無料駐車場で車泊。

 7/30(火) 新穂高温泉〜鏡平〜双六小屋(テント泊)
 7/31(水) 双六小屋〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜水晶小屋(泊)
 8/01(木) 水晶小屋〜黒部源流〜三俣山荘〜巻道〜双六小屋(テント撤収)〜新穂高温泉

 ※関連過去記事 2006/07/28〜31 折立〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳〜新穂高温泉
   
 
 7/30(火) 
  雨後曇り

 深山荘P 7:35〜9:05 わさび平小屋 9:15〜12:05 シシウドガ原 12:20〜13:10
 鏡平山荘 13:25〜15:50 双六小屋(テント泊)

 6:20 起床。土砂降りに思いっきりテンションダウン(; ;) 天気予報はハズレたか・・・。

 7:35 仕方なく深山荘P出発。(雨脚少し弱まる)
 雨具上下を着て、カメラや携帯も完全にパッキングしザックの中へ。

 新穂高温泉バスターミナルは改築中で、簡易トイレが並んでいた。
 平日ながらも夏山シーズンで、結構な人々が我らより先に出発して行った。

 8:50 笠新道分岐通過。
 今年初めてのテン泊で、ザックがとても重く感じる。
 が、、、怠惰な生活で3kg増量の我が身のせいが大きい(^^; 自業自得だ。

 9:05−15 わさび平小屋(小休止・パン)
 
 小屋の前は大勢の登山者で賑わっている。
 昨日も大雨で、山へ上がらず、小屋で停滞された方々も多かったそうだ。
 雨はあがりそうだが、念のため雨具を着たまま出発する。

 9:40 小池新道入口通過。

 丸山方面は通行止めとなっていた。

 10:35−50 秩父沢(大休止・オレンジジュース) 雨具脱ぐ。

 
    ちー隊長がプラティに給水。連日の雨で水流激しく、水も冷たい

 11:30 イタドリヶ原通過。

 シシウドガ原手前は残雪が多いためか、以前とは違う道に付けかえられていた。
 シシウドガ原までがとても長〜〜く感じる(^^;

 12:05−20 シシウドガ原(大休止・おにぎり)

 
            多くの雪渓が残るシシウドヶ原

 小池新道は良く整備され、大きな段差もなく歩きやすい。

  12:50 雪渓手前に咲いていたミネザクラ         キヌガサソウ

      雪渓を渡ると間もなく鏡平だ          鏡池は生憎展望なし・・・

 13:10−25 鏡平山荘(大休止・ポカリ、チョコ)

 14:00 弓折中段通過。以前にはなかった【弓折中段】という標識が!

 
             弓折中段より望む登山道

 14:25−40 弓折乗越分岐(大休止・パン)

 
       弓折〜双六稜線で沢山見られたミヤマダイモンジソウ

                         ↓鷲羽岳
 
                14:55 花見平通過

 花見平のお花は最盛期♪

 
       コバイケイソウ(奥)   ハクサンイチゲ(手前)

 
                 ハクサンイチゲ

 

 15:10 クロユリベンチ通過

 
                   クロユリ

                  ↓水晶岳↓鷲羽岳
 
          15:20 双六小屋が見えてきた♪

 15:50 双六小屋着(テント泊) テン場代・1人1日¥500

 明日は水晶小屋泊まりで翌日赤牛岳なので、3日分のテン場代を支払う。
 この時点では、三日目は双六に泊まる予定だった。

 16:55 夕食。(ペペチ&小屋で買ったおでん¥600) 
 今回焼酎は持参せず。2本目以降のビールは、小屋で購入。つまみも最小限にした(^^;

 19:00 消灯。

 消灯はしたものの、久しぶりのテン泊で、体が疲れ過ぎて?眠れず(^^;

 賑わうテン場に、どこかのテントから、「19:30です! 静かにしなさい!!」の声響く。

 
 7/31(水) 晴

 双六テン場 6:30〜中道(春道)〜7:55 双六岳 8:00〜三俣蓮華岳〜10:00 三俣山荘
 10:20〜11:25 鷲羽岳 11:50〜ワリモ岳〜13:15 水晶小屋(泊)

 5:20 起床。朝食(パン&コーヒー)

 6:30 双六テン場出発。

 ハイジのザックをちー隊長が背負い、ハイジはデイパックで軽荷歩き♪

 
              双六池と双六キャンプ地

 出発早々急坂を行く。

 
         双六直登道は残雪が多く閉鎖されていた

 6:50 巻道分岐通過。
 6:55 中道分岐通過。
                                ↓水晶  ↓鷲羽
 
         中道のお花畑は、コバイケイソウの大群落♪

 
         コバイケイソウの蕾はベビーコーンのよう(^^)

 
             振り返ると樅沢越しに槍ヶ岳〜♪

     キバナシャクナゲの群生              キバナシャクナゲ

 
               7:15 春道分岐通過

 7:30 双六岳と台地の分岐通過。台地で絶景を堪能するのも、今回の目的♪

                ↓乗鞍岳               ↓笠ヶ岳
 
                 双六台地より望む

 
            この景色を見たかったのです♪

 
                台地の端まで往復

 
              台地分岐より望む双六岳

 7:55−8:00 双六岳(2860.3m) 小休止。

         ↓黒部五郎岳                  ↓薬師岳
 
                  山頂貸切♪

 
             双六岳より望む台地と槍&穂

     ↓薬師岳     ↓丸山       ↓水晶岳  ↓鷲羽岳
 
                  双六岳より望む

   ↓大天井岳            ↓槍ヶ岳
 
              中道分岐手前より望む

 8:15 中道分岐通過。

 
                 黒部五郎岳♪

 
            8:20 丸山へ、ひと登り♪

 8:40−50 丸山(2854m) 小休止・パン。

              ↓赤牛岳   ↓水晶岳
 
                 丸山より望む

 丸山から三俣蓮華まで、緩やかな道を稜線漫歩♪

 9:10−20 三俣蓮華岳(2841.2m) 小休止。

 
            三俣蓮華岳より望む黒部五郎岳

 
      雲の平の後方に薬師岳祖父岳右後方に(小さく)赤牛岳

 
          三俣蓮華からの下りはガレの急坂

 9:30 三俣峠(双六巻道分岐)通過。

        ↓祖父岳    ↓水晶岳    ↓ワリモ岳  ↓鷲羽岳
 
              どこもかしこもコバイケイソウ

 
            コバイケイソウい〜〜っぱい(^^)

 
            9:50 三俣山荘が見えてきた♪

 10:00−20 三俣山荘(大休止・パン) 
 この先水場がないため、ここで5L給水。
 三俣山荘にて、本日泊まる水晶小屋の予約をする。

 
                三俣山荘と鷲羽岳

 
     三俣蓮華岳のバッチ購入(¥500)

 
             三俣山荘側より望む鷲羽岳

 鷲羽岳は、ハイジは12年ぶりだ。
 以前訪れた時はガスで何も見えなかったので嬉しい♪
 
             ↓丸山        ↓三俣蓮華岳
 
         11:00 振り返り、三俣山荘を見下ろす

 
                11:15 あとひと登り

  ↓大天井岳    ↓常念岳       ↓キタカマ&槍
 
         11:20 鷲羽池が見えてくると山頂は近い

 11:25 鷲羽岳(2924.2m)着。 大休止・パン。

 
             大勢の人で賑わう山頂

                    ↓笠ヶ岳 ↓丸山  ↓三俣蓮華岳
 
                笠ヶ岳手前に双六岳

                  ↓野口五郎岳 ↓唐沢岳   ↓餓鬼岳
 

 11:50 鷲羽岳出発。
               ↓水晶岳
 
              これから向う水晶方面

 12:20 ワリモ岳(2888m)通過。

 

 12:35−40 ワリモ北分岐(小休止)

 
            水晶小屋手前にもお花畑が広がる

 花写真集(各画像共クリックで拡大


ミヤマリンドウ

ウサギギク(黄)
ヨツバシオガマ

タカネヤハズハハコ

ミヤマキンバイ

イワオウギ

チシマギキョウ

シコタンソウ

ミヤマシオガマ

イブキジャコウソウ

ミヤマオダマキ

ミヤマコゴメグサ

タカネツメクサ

ミヤマキンポウゲ

チングルマ

アオノツガザクラ

ニッコウキスゲ

 13:15 水晶小屋(泊) 一泊夕食のみ¥7,600-。
 

 西から雲が広がってきたが、この時はまだ、明日の悪天など思いもしなかった(^^;

                   ↓水晶岳                 ↓赤牛岳
 
                水晶小屋より望む

 13:45 スペースを割り振られた後、談話室(兼食堂)にて酒盛り開始♪(^^)
 途中から居合わせたK氏&T氏、他の方々と、山の話で盛り上がる♪

 17:30 2回目グループで夕食(カレー&ごはん、おかわり自由) 

 

 夕食後、小屋のラジオ?から流れてくる天気予報によると、明日は雨。所により明け方雷・・・。

 19:00 就寝。未明から風雨強まる。この分では明日の赤牛岳は中止か・・・。

 二人で布団1枚のスペースは寝苦しく、明け方まで寝付けなかった(^^;

 
  8/01(木)
  雨後曇り

 水晶小屋 5:30〜源流コース〜7:15 三俣山荘 7:30〜巻道〜9:30 双六テン場
 10:45〜11:50 弓折乗越分岐 12:05〜鏡平〜13:25 シシウドガ原 13:30〜15:25
 わさび平小屋 15:30〜16:45 深山荘P

 4:50 起床。風雨強し(; ;)
 水晶〜赤牛の稜線は特に風が強く危険なため中止し、本日中に下山することに。

 5:30 水晶小屋出発。気が滅入るスタートだ。

 小屋を出発して間もなく、(遠くから)雷鳴が聴こえてきた!
 雷鳴が徐々に近づいてくると共に、風雨がより強まる。

 5:50 ワリモ北分岐通過。
 5:55 岩苔乗越分岐通過。

 雨の中、沢沿いのコースは歩きたくないが、稜線はより危険なので仕方がない。
 登山道も沢と化し、靴の中までびしょ濡れだ。頭上で雷鳴が轟き恐ろしい(> <;)
 隠れる場所もなく、運を天に任せ、落ちないことを祈りつつ、ちー隊長の後を追う。
 無事三俣山荘まで辿りつけますように!

 6:40 黒部源流碑分岐通過。雨脚&雷鳴弱まる。
 源流を離れ、三俣山荘へ向け登り返す。
 さすがに三俣山荘まで誰にも会わずだ(^^;

 7:15−30 三俣山荘(大休止・パン) 無我夢中で小屋に着きホッとする。
 風雨は弱まり、雷は去って行った。

 8:10 (三俣峠)巻道分岐通過。
 コバイケイソウの群生が沢山見られたが、カメラも完全パッキングしてしまったので
 写真は撮れず。
 雪渓を横断する部分もあったが、問題なし。
 双六方面からの登山者とすれ違うようにもなってきた。

 双六小屋に着く手前で雨あがる。

 9:30 双六テン場着(テント撤収・カップ麺)

 10:45 テン場出発。

 
           コバイケイソウの群生(双六池付近)

 11:40 花見平通過。

 11:50−12:05 弓折乗越分岐(大休止)

 12:25 弓折中段通過。

 12:45 鏡平山荘通過。槍&穂方面、ガスで見えず。

 

 13:25−30 シシウドガ原(小休止)

 
              13:50 イタドリヶ原通過

 14:20−25 秩父沢(小休止)

 
           秩父沢では青空も見えてきた(^^;

 15:05 小池新道入口通過。

 15:25−30 わさび平小屋(小休止・オレンジジュース¥200)

 15:45 笠新道分岐通過。

 16:20 熊に遭遇!!詳細はブログ記事参照←クリック)

 16:45 深山荘P着。

 中崎山荘・奥飛騨の湯で汗を流し帰路に就く。

 
  後 記
   

 左俣林道での熊遭遇には本当に驚いた!

 後日知った双六小屋手前登山道上での、二日続けての熊事件(8/3,4)にもビックリだ!!

 山を歩くことは熊の棲みかに分け入ることだと承知していたが、多くの登山者がいる夏山
 シーズン最盛期に、近い距離で遭遇するとは思ってもみなかった。
 独り歩きの時だったら・・・と思うと、尚更怖い。

 各山小屋でホームページを開設している昨今、熊遭遇情報も積極的に発信してほしいと
 せつに願う。情報により山行を中止するためではなく、より一層注意を払うために。


山行記