ハイジの山歩記

宮之浦岳〜縄文杉縦走1

 山域・山行名他  屋久島・宮之浦岳(1935m)〜縄文杉〜白谷雲水峡縦走  (2008/02/29〜3/1)
 メンバー  ちー隊長、ハイジ

 概 略

 今年の初登りで屋久島へ。航空券と安房地区民宿泊(朝食のみ)の三泊四日格安フリー
 プランを利用する。
 ハイジは山歩きを始めた頃、百名山の9座目の山として(尤も当時は将来自分が百名山
 完登するなど思いもしなかった)、ツアー登山で訪れたことがあったが、ちー隊長は初めて
 の屋久島であ〜る。
 OFFシーズンではあるが、雪化粧の縄文杉と洋上のアルプスを楽しみに出かけた。

 
        屋久島空港行き機内より望む開門岳&池田湖

 初日お昼前に屋久島入りし、レンタカーにて島内観光へ。
 

大川の滝

平内海中温泉

千尋の滝

海に直接そそぐ
トローキの滝

中間のガジュマル
(裏側?から望む)

千尋の滝Pの桜

トローキの滝Pのれんげ

 避難小屋で使用するガスカートリッジは、屋久島空港内売店で購入。(使用後捨てられる)
 行動食&アルコール類は、平内地区のAコープ・尾之間店で仕入れた。
 装備は冬用シュラフとシュラフカバー&エアーマット、6本爪軽アイゼン。
 今回使用しなかったが、ストックはあった方が良い。

 ※都合により、山行記は宮之浦岳〜縄文杉縦走1、2に分けてUPします。
 
 
 2/29(金) 曇 
    
 
 淀川登山口 8:20〜10:25 花之江河 10:35〜13:05宮之浦岳〜13:20 焼野三叉路
 13:30〜15:15 新高塚小屋(泊)

 7:15 安房の民宿出発。前日予約しておいたタクシーにて登山口へ(¥5,540)
 ドライバーさんは親切な方で、島のいろいろなお話を伺う。
 7:55 登山口手前の紀元杉にて車を停めてくださり、見学することができた(^^)v

 
            紀元杉

 8:10 淀川登山口着。(トイレあり)
 二日前にも雪が降ったばかりときいていたが、今のところ雪はない。

 8:20 淀川登山口出発。

  
 ハイジが初めて登った時は、宮之浦岳&縄文杉共日帰りピストンだったので、まだ暗い
 中、しかも、宮之浦岳は往きは豪雨の中を歩く修行登山だった。まだ山歩きの経験も浅く
 ツアー登山ではあるが、歩き始めの一時間は、何度もリタイアしたいと思うほど辛かった
 記憶がある。時を経て、大好きな人と雪景色の宮之浦岳を縦走するのが嬉しい(^^#)

 9:00 淀川小屋着(小休止)

 
                 淀川小屋

 
                 淀川源流域

 9:05 淀川小屋出発。
 道は以前よりも整備されており、今のところ雪もなく歩きやすい。
 森は時折ガスに覆われ幻想的だ。
 

 10:10 小花之江河通過。

 
                 小花之江河

 10:25 花之江河着。(小休止)
 一面ガスに覆われ視界が悪い。行動食のパンを食べる。
 

 風が冷たく、これよりニット帽を被り、厚手の手袋装着。

 

 10:35 花之江河出発。
 10:55 黒味岳分岐通過。このあたりから残雪の道となる。沢状の箇所は凍結しており
 慎重に進む。6本爪軽アイゼンを持参したが、装着せず頑張る。
 間もなく視界が開け、投石平へ到着。風が強い。

 

 ガスが切れた一瞬を狙い写真を撮る。

 

 11:20 投石岩屋通過
 
                 巨岩の投石岩屋  ↑床部はスケートリンク状態です。

                                 ↓黒味岳(1831m)
 
                          ↑投石岩屋を見下ろす 

 

 時折青空も♪ このまま晴れてくれたらいいのに〜。

 

 

                            ↓安房岳(1847m)
 

 道は緩やかにアップダウンを繰り返す。日向の道は快適だが、日陰部分や沢状箇所は
 凍結しており侮れない。
 

 

                         ↓栗生岳?
 

 12:20 水場着。(小休止)行動食のパンを食べる。

 

 12:30 水場出発。
 宮之浦岳まで、あとひと登りだ。相変わらずガスがかかり視界が悪い。
 その分歩くことに専念でき、急登も苦にならない。

 13:05 宮之浦岳着。飛ばされそうなほどの強風!展望なく写真を撮り通過。

 
              宮之浦岳山頂標識&三角点

 登山道は、さらに雪が多くなってきた。空もどんより灰色で、今にも吹雪いてきそうなかんじ。
 

 13:20 焼野三叉路着(小休止)行動食のおにぎりを食べる。
 永田岳方面もガスの中で見えない・・・。
 
 13:30 出発。
 残雪の登山道は明瞭だが、雪が腐っているので踏み抜き注意だ(^^;
 一見してどの部分がズボるのか分りにくく、罰ゲーム状態です。
 先を行くちー隊長が犠牲?となり、その箇所を避けたハイジもまたズボる状態で、とっても
 スリリング〜(^^)b
 
 13:45 平石通過。

      ↓翁岳
 
                  平石より望む

 巨岩の中の道を行く。
 

 やがて樹林帯となり、風が遮られホッとする。
 14:40 第二展望台通過。(展望なし)
 14:55 第一展望台通過。(展望なし)

 

 15:15 新高塚小屋着。広い小屋には誰もおらず、私達の貸切である。
 本日は登山道でも誰にも会わず、静かな山行だった。

 荷を解き、小屋から少し離れた水場へ水を汲みに行く。(水量はしっかりしている)
 水場とは反対側にあるトイレもチェックする。

 

 16:00 酒盛り開始♪(^^)
 レトルトのおでん、からし高菜、韓国のりを肴に、焼酎のお湯割りで乾杯!
 夕食は定番レトルトカレー&サトウのご飯。

 18:15 消灯。
 その後、真夜中にふと目覚める!
 風音に交じり、小さな足音が入口の方から小屋の中に・・・。(ひぇ〜っ!!)
 この足音は、多分噂のネズミ!?
 怖いので(^^;;ちー隊長を無理やり起こし、明朝の食料をザックの中へ。

 明日の晴天を祈り、シュラフに頭もしっかり包め就寝。
 

                                      3/1 宮之浦岳〜縄文杉縦走2へ

山行記