2011年 北鎌尾根〜槍ヶ岳2
9/7(水) 快晴 |
大天井ヒュッテ 4:30〜7:15 北鎌沢出合 7:30〜10:00 北鎌のコル 10:20〜12:35 独標 12:45〜15:25 北鎌平 15:45〜16:40 槍ヶ岳 16:50〜17:50 ヒュッテ大槍(泊) 4:00 起床。下界の猛暑と大違いで肌寒い。(後日大天井ヒュッテのブログにて、初氷が張った ことを知った) 朝食はとらず、行動食とする。 4:30 ヘッドランプを点け出発。 本日小屋から北鎌へは、我らがトップで出発だ。 といっても、昨夜夕食時にお話したガイドパーティ(2人)も、数分違わず出発されるので、途中 で抜かれてしまうだろう(^^; 暗いので、貧乏沢下降点を見逃さないよう、慎重に歩く。 4:50 貧乏沢下降点通過。 ネットで見た木の標識(板)を確認し、縦走路から逸れ一段上がり下降点へ。 天上沢出合まで、標高差770mの下りだ。 いきなりハイマツの藪をこぎ、貧乏沢の下りは始まる。 少しの間で藪を抜けると、急傾斜のガレ場だ。ガイドブックやネットの記事通り浮石だらけ。 殆ど全部浮いていると言っても過言でない位(^^; 落石を起こさぬよう、慎重に慎重に足を運ぶ。 5:20−25 小休止。(ウィダーインゼリー) だんだんと明るくなり、裏銀座の山々を朝陽が照らす。 休憩を終え出発する頃、ガイドパーティ到着。 二人で山行の場合、一般登山道ではハイジが先に歩き、ちー隊長が私に合わせてくれるスタ イルだが、今山行は、ルートファインディングは全面的にちー隊長にお任せなので、ハイジは 自分の歩きに注意を払い、ちー隊長のルート取りを見ながら(漠然とついて行くのではなく)、 可能なかぎり勉強させてもらうのだ。 ルートは、ガレ場の下りをずっと行くのではなく、時折左岸の樹林帯に取る。 樹林の中に薄い踏み跡があるが、倒木も多く、鬱蒼としており、一人では歩きたくない道だ。 6:05 右岸から立派な滝が現る。これが貧乏沢で半分位の地点に当たる、目印の滝なのだ。 斜度が緩み、今までよりは歩きやすくなってきた。 天上沢出合までの間一箇所、滑りやすい段差の大きな岩に、緑色のロープが架けられていたが、 使わずとも大丈夫だった。 6:55 天上沢出合通過。とりあえず、核心部第一の貧乏沢クリアだ(^^) 天上沢より水俣乗越方面を望む 北鎌沢出合に近づくにつれ、テン場になりそうな所が、また張った跡がいくつか現れる。 7:15−30 北鎌沢出合(大休止・パン) 夏から秋、季節が入れ替わったようで、汗もかかず、日陰ではじっとしていると寒い。 ちー隊長3L、ハイジ2L、プラティパスに水を満たす。(他にポカリ1L) 貧乏沢の途中で抜かれてしまうとばかり思っていたガイドパーティさん達とは、意外なことに 出発時にもお会いしなかった。 北鎌沢出合より望む北鎌のコル方面(中央赤丸印) 北鎌沢から北鎌のコルまでは、標高差640m登り返す。登り返しは辛いが、ガレ場の下降より はマシかなぁ〜(^^; 北鎌沢 7:45 左側に水量豊富な沢が現る。これが左俣だ。 ルートは涸れ沢状の右俣へ。間違えようのないほど明確だ。 8:20−25 (この時の)最後の水場で小休止。 水場から来た道を振り返る 8:55−9:00 小休止・パン 斜面はやがて涸れ沢状から草付きになり、傾斜もより増してきた。 途中一箇所、ハイジは全く気付かなかったが、ちー隊長が右側に水の滴る岩を見つけ、念の ため、草をかき分け行ってみたところ、涸れ沢状に上部へ続いていたということだった。 歩きにくそうだということで、元に戻り、左側の比較的踏み跡が明瞭な草付きを行く。 10分ほど進み、ちー隊長が右へトラバースしている薄い踏み跡を見つけ、また、念のため辿っ てみたところ、先ほど下方で見た涸れ沢状の延長になっていたようだが、ハイジの待つ元の 場所に戻る。まだ稜線はハッキリ見えないものの、このまま直上するルートが大きく間違って いるとも思えず、草付きを進む。 草付きは急斜面で、殆どアキレス腱伸びっぱなし状態(^^; 斜面が脆く、両手で草を掴み登ろ うにも草も細く弱くあてに出来ずだ。滑らぬよう、慎重に一歩一歩、なんとかここを突破するしか ない(^^;; 黙々と登る。(本当はゼイゼイハアハアしながら) 斜度が緩み、稜線が見えてきてホッとする。 枯れてはいるが、周囲はお花畑だったようだ。 右手に道が現れたので、そこを辿り、ちー隊長の待つコルへ。 一足先にコルに着いたちー隊長を見上げる(わかるかなぁ〜) 10:00−20 北鎌のコル(大休止・パン) 正確には、北鎌のコルより少し先、ヤセ尾根の基部あたり。1張り程のテントスペースあり。 ↓P7 ヤセ尾根の基部から北鎌のコル方面を望む(コルは見えない) コルから来た道を見下ろす。北鎌沢出合が見え、降りてきた貧乏沢も見える。う・わ〜っ!! ↓大天井岳 ↓赤線部が貧乏沢 ↑赤丸部が北鎌沢出合 ここまでで、時間的にも体力的にも、本日の行程半分くらい(^^; 自分なりにシミュレーションしていたのと同じくらいの所要時間なので順調だ。 長めに休憩し、【ここからスタートするのだ】と、気持ちを切り替える。 ハーネスとヘルメットを装着し、これからの尾根歩きにワクワク♪ 休憩を終える少し前に、私達と同じ草付きの斜面から単独の男性現る。 挨拶を交わし、お話をする。 仮称A氏は、北鎌尾根は5年ぶり3度目で、コルを目指したがやはりこちらへ来てしまった とのこと。今朝ヒュッテで朝食を済ませ出発し、ここまでで2組抜いて来られたそうだ。 三度目の今日は、写真を撮ることが目的なので、北鎌尾根をゆっくり楽しみたいとのこと。 なので、私達は一足お先に出発する。 ヤセ尾根は、木の根を掴んだりしながら登るほど急ではあるが、普通の登山道のようにしっ かりした道であった。 ひと登りで視界が開け、いい眺め〜♪ ↓鷲羽岳 ↓水晶岳 ↓野口五郎岳 ↓針ノ木岳 ↓唐沢岳 ↓燕岳 ↑P6 振り返ると、先ほど休憩したコルに、ガイドさんパーティ2人の姿が見えた。 ハイジが手を振ると、仮称C子さんも応えて下さり、手を振り返してくださった(^o^)/ 景色に見とれているわけには行かないので先へ。 天狗の頭手前の急な部分に、残置ロープがあったが使わずに行く。岩やハイマツを掴みな がら登る。 天狗の頭からもいい眺め〜♪ 今朝辿ってきた貧乏沢と天上沢、北鎌沢出合までバッチリ見える!! ↓大天井岳 赤線部が辿ってきたところ 行く手には、う・わ〜〜っ、独標だ〜 \(^o^)/ ↓独標(2899m) 11:10 天狗の腰掛通過。 天狗の腰掛を振り返る 間もなく、独標方面から大きな落石の音と共に、人の声がしてビックリ! よく見ると、直登ルートを攀じる2人組パーティだった。 独標の基部が近づいたあたりで、初めて【槍】が見えた♪ ↓槍ヶ岳(3180m) 独標基部手前 ↓独標 11:40−50 独標基部・トラバース道手前(小休止・パン) この辺りや天狗の腰掛付近に、テントスペースあり。 基部で休憩中、A氏が追いついて来られたとばかり思っていたが、仮称B氏であった。 B氏も大天井ヒュッテで朝食を済ませ出発し、北鎌は25年ぶりとのこと。 B氏は休憩することなく、そのまま先へと向われた。 10分ほど休憩し、我らも更に気を引き締め出発。トラバース道に入る直前、左手に常念岳 と彼方にうっすらと富士山が見えた♪ ↓常念岳 ↓富士山(わかるかな〜) 千丈沢側に巻き気味についている踏み跡を行く。ザレザレの道だ(^^; 独標トラバース核心部の始まりには、張り出た岩に緑色のロープが付けられていた。 不安なのでそのロープは利用せず、↓画像のように、岩を抱くようにして慎重に進む。 5分ほどで、有名なオーバーハング岩。 有名なオーバーハング岩 赤丸部は通過したちー隊長の足(^^) 片側スッパリ切れ落ちているが、岩棚の一段下にスタンスが得られ、難なく通過できる。 ハング岩通過後、(勝手に)A氏をモデルに撮影(12:11) トラバース後は、適当なところから稜線に向け登り返す。 登り返し部分を見つけるため稜線を見上げると、直登ルートを終えた二人組がいらした。 思わず手を振ると、手を振り返し応えてくださった(^^) 先行したB氏は、私達より手前から岩場を登り返していたが、私達は少し先へ進む。 やがてロープの架かったチムニーが現れ、そこを登る。残置ロープは不安なので使用しなか ったが、スタンスは十分得られ登りやすい。B氏とは、チムニーの上で合流。 ↓B氏 チムニーを登り、稜線へ(12:18) チムニーを抜けると、急なスラブ帯が稜線まで続く。足元は脆く中小の浮石も多い。 落石を起こさぬよう細心の注意を払い、慎重に丁寧に足を運ぶことを心がける。 急なスラブ帯 やっと稜線へ出た(12:28) ↓ 来た道を振り返ると、凄い高度感!! 上画像撮影場所にいるA氏 P11へ向かう、独標直登ルートにいらした2人組 後続のA氏はそのままP11へ向われたが、我らは少し戻り独標のピークへ。 12:35−45 独標(2899m) 小休止。絶景な〜〜り〜〜\(^o^)/ 少し先に到着したB氏と、写真を撮り合う。 快晴の中、北鎌尾根と槍ヶ岳をバックに、独標ピークでの記念写真は、ヤマケイの表紙風♪♪ 独標より望む大天井岳方面 独標より望む前穂北尾根(左)と槍ヶ岳 ここまでほぼ予定通りの時間で来れた。これから先、楽しみな北鎌尾根の核心部、岩稜帯 を行く。風は強いものの、空は晴れ渡り、視界はクリア♪ 天候も安定しており夕立の心配 もなく、正に絶好のコンディション(^^)v 独標から来た道を戻り、稜線通しにP11へ向かう。 登り返した所で、P11手前にC子さん達を発見♪ 私達が独標で休んでいる間に、独標へは寄らずに先へ行かれたようだ。 ピークには、A氏の姿も見える。 ↓P11 ガイドパーティとB氏 13:00 P11着。小休止中のC子さん達と言葉を交わし、A氏と写真を撮り合い通過。 A氏によると、5年前の写真を振り返った所、北鎌尾根中1番の撮影ポイントだそうで、 A氏のシャッターを押し、ついでに我らの写真も撮ってもらう。 P11にて(13:00) P11からも稜線通しにアップダウンを繰り返し、中小の岩の中を縫うように行く。 ザレ気味なのは相変わらずで、浮石もいっぱい(^^; 手や足の置きどころや、置く力加減に神経を使う。 西穂〜奥穂の、ルートが明瞭でしっかりした岩稜帯とは、圧倒的に違う。 来た道を振り返る(13:27) ↓岩に穴が開いてました〜♪ 13:40−50 P12付近?? 小休止・パン。 B氏、A氏、ガイドパーティさん達と相前後しながら行く。 休憩場所から来た道を望む 行く手には連なる岩峰群が望めるが、P15以外、どれがP14、13なのか不明(^^; P15 ↓P14?↓P13? ↓休憩場所から見える一番手前のピーク辺りを見ると、岩壁に人が取り付いていた。 人がいるのがわかるかなぁ〜 休憩を終え少し下り近づいて見ると、う・わ〜っ!! 白い岩峰は、垂直に切り立っている ようにも見える! 先ほど取り付いていた人(独標を直登していた人)は、既にピークへ立ち、 傍らには、ガイドさんが、C子さんを確保しながらいるのが見える。 (見え難いが)C子さんは、中央岩溝部登攀中 14:00 岩峰の基部に着き見上げると、傾斜は遠目で見た程ではなく、岩が脆くザレている のは相変わらずだが、フリーで登れる。 白い岩峰を登りつめホッと一息。右手には硫黄尾根の向こうに裏銀座の山々が素晴らしい♪ 次のピークへは、我らは稜線を行かずトラバースルートへ。B氏は稜線通しに行かれた。 A氏、独標直登パーティも、我らの後へ続いて来られた。 トラバースルートは明瞭なものの、相変わらずザレザレの細道(^^; まもなく先行するガイドさんパーティの姿が見えた。 左側に立ちはだかる岩壁が少し低くなって来た。稜線を見上げるとB氏の姿があった。 トラバースルートはこの先もかなり明瞭に続いているが、適当な所で稜線に戻る。 【P15や北鎌平まで巻いてしまった】というネットの記事も読んだ事があり、巻きすぎない よう気をつけていた。 ちー隊長は岩壁斜面を登って行ったが、ハイジは少し先へ進みチムニーを見つけ、そこか ら登り返す。少しの間でも、脆い斜面なので、手を使える分多少楽だ。 チムニーを抜け、浮石に乗らないよう、落石を起こさないよう、丁寧に登り返し稜線へ。 14:55 P15手前の稜線に出た♪ 独標を振り返る♪ P15の手前付近より、ちー隊長の写しているものは・・・ ↓大槍 ↓曾孫槍↓孫槍 ↓小槍 赤丸部 ハサミ岩(^^) 前を行くちー隊長には内緒にしたが、北鎌尾根の核心部を無事終え、今正に目の前に広が る景色に、緊張の糸が緩み、喜びの涙が溢れてこぼれそうになった(^^# ハイジは山歩きを始めて14年。 多くの山好きな人がそうであるように、【孤高の人】や【風雪のビバーク】を読み、その存在 を知った北鎌尾根。 勿論積雪期は論外だが、夏道でも地図上に載っていないバリエーションルートの北鎌尾根 を歩くという事は、一般登山者の永遠の憧れであり、夢であり、歩く人それぞれの想い入れ があるルートだ。 西穂〜奥穂縦走から4年。ちー隊長から許可がおり、チャレンジする機会を待っていた! そして今、夢ではなく現実の事として、その尾根に立っているのだ!!しかも誕生日に(^^)v 15:05 P15通過。B氏とガイドさんパーティが休憩されていた。 P15には、【諸君頑張れ】のプレートがあった! ハイ♪ 頑張りますよ〜〜(^^) 北鎌平へは、一旦下り登り返す。ザレ加減が緩み、これまでより歩きやすい。 ↓槍ヶ岳 ↓B氏 ↓ガイドさんパーティ 15:25−45 北鎌平(大休止・パン) お天気の崩れる心配もないのでゆっくりする。 順調に行けば、小一時間で山頂だ。 北鎌平からの景色も素晴らしい。格好のテン場だ! 独標直登パーティのお2人は、今夜ここでビバークされるとのこと。羨まし〜〜い♪ ちー隊長の水2L以上残っていたので、捨てるよりは・・・と思い声をかけ、お一人に引き 取っていただいた。 居合わせて再び写真を撮り合ったA氏は、【ああ、キタカマがもうすぐ終わっちゃう・・・】と、 名残惜しげ。その気持ち、お察しいたします! 北鎌平より望む槍ヶ岳 北鎌平からは、ザレた部分はなくなり、積み重なる岩の中を山頂へ向け行く。 今までに比べ、格段に歩きやすい。 15:52 北鎌平とP15を見下ろす ↓P15 ↓独標 ついつい後ろを振り返る♪(^^) 勿論前にも進みます♪(^^) ↓大天井岳 ↓常念岳 影槍ヶ岳〜♪(16:08) 16:09 北鎌尾根デ〜ス(^^)/ 16:32 下のチムニーを登るハイジ 上のチムニー前より望むヒュッテ大槍(赤丸部) いよいよ最後の難所?、有名な上のチムニー現る。 少し離れた所から写真を撮らなかったので、全景が判りづらいが、一歩目の足場が小柄な ハイジ(身長153cm)には高く、その状態で登るので、二歩目もスムーズにというわけには いかず、右側の岩に手掛かりを求めながら、左側の岩をお尻で踏ん張り、体勢を立て直しな がら登る(^^; なんとかザイル出してもらうことなくクリアー\(^o^)/ 上のチムニー(上部)の ちー隊長 本当にいよいよ山頂です。上のチムニーを終え、左側に白い木の杭が現れる。 その杭を過ぎて右側へ登っていくと、山頂にA氏の姿が見え、そして祠の脇に出た! 16:40−50 槍ヶ岳(小休止) 着きました〜〜〜\(^o^)/\(^o^)/ 大天井ヒュッテから12時間10分。頑張りました〜〜〜♪♪ 山頂に居合わせたお兄さんに、お祝の言葉をいただき、写真も撮っていただきました〜♪ \(^o^)/\(^o^)/ ハイジは5度目の槍ヶ岳山頂だったが、360°全部見えたのは初めてだ! 登頂の喜びに酔いしれていたいが、本日の宿は可能ならヒュッテ大槍に泊まりたく、山頂 から電話を入れる。(時間的にダメな場合は、槍ヶ岳山荘を考えていた) 夕食は少し遅くなるが、宿泊可能ということで、ヒュッテ大槍を目指しもうひと歩き。 槍ヶ岳山頂からは、山荘分岐まで下り渋滞にハマリながら・・・(^^; ↓笠ヶ岳 17:15 槍ヶ岳山荘分岐通過。 名残惜しく、振り返ってしまう槍ヶ岳♪ ヒュッテ大槍までも岩屑の道だが、一般路はこんなに歩きやすいのかと思う。 ヒュッテ大槍 17:50 ヒュッテ大槍着(泊) 一泊夕食付¥8,200 割り振られた部屋も北鎌だった(^^)v 18:50 夕食。メインは鳥のソテー。 ワイン・デキャンタ(1L位?) ¥1500 ビール500ml¥700 ちー隊長と山行を振り返りながら、そして、ハイジの誕生日も祝いながら祝杯を重ねる♪♪ 20:10 消灯。(爆睡!) |
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9/8(木) 晴れ |
ヒュッテ大槍 5:55〜7:15 大曲 7:25〜9:20 横尾 9:30〜10:20 徳沢 10:40〜 12:15 上高地アルペンホテル(入浴後帰宅) 5:25 起床。 行動食のパンが大分余っていたので、朝食はとらず、身支度を整える。 5:55 出発。 ヒュッテ大槍より望む富士山と南アルプス ↓前穂 ↓南岳 ヒュッテ大槍より望む ヒュッテ大槍より望む 今日もいいお天気♪ 3日目も時間をフルに使えたら、表銀座縦走路から槍ヶ岳を眺めながら中房温泉に行きた かったが、ちー隊長の仕事の関係で帰宅時間を急ぐため、最短コースの上高地へ下る。 登山道を塞ぐ雷鳥親子(^^) 6:15 坊主岩小屋分岐通過。 6:45 天狗原分岐通過。 7:15−25 大曲(小休止・パン) 7:45 ババ平通過。 8:10 槍沢ロッジ通過。 槍沢ロッジ前より望む槍ヶ岳 9:20−30 横尾(小休止・パン) 10:20−40 徳沢(大休止・徳澤園食堂にて、カレー&そば) 11:30 明神通過。 河童橋より望む【お約束】の風景♪ 12:15 上高地アルペンホテル(入浴¥500 シャンプー&リンス、ドライヤーあり) |
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後 記 |
永らく憧れていた夢の北鎌尾根を歩き終えた感想は、つきなみだが、ルートファインディング 能力は必須(この能力が今後のハイジの課題)だ。十分な体力と長時間行動できる持久力、 悪路の急登下降を歩きこんでいること(この部分・声を大にして)が大切だと思う。 ルート上何れの場所も、前後に登山者がおり、稜線の下にはトラバースルートがありで、 ザレガレ道では、自身の足元確保以外にも、落石を起こさぬよう(少々スピードは落ちても) 丁寧な足運びが必要だ。 表&裏妙義縦走、西穂〜奥穂縦走、赤岩尾根〜両神山、頸城駒ヶ岳〜海谷、八海山・屏風道 〜八峰〜新開道等の破線ルートや鎖場の経験は、大いに役に立った。 長時間行動での(体力配分やモチベーション含め)組み立て方は、黒戸尾根日帰りの経験が 活きた。 再訪の折にはテント泊で、稜線上で泊まりたい♪ 最後に、私の夢を叶えてくれた頼もしいちー隊長に感謝!! 一番素敵な誕生日プレゼントをありがとう |