ハイジの山歩記



ハワイ島ハイキング編

  山域・山行名他   ハワイ島・キラウエア・イキ&マウナケア ハイキング (2006/3/29〜30)
  メンバー   T氏、K氏、ちー隊長、ハイジ他ツアーメンバー18名+添乗員&現地ガイド各1名
  概 略   
  K社主催・マウナケア(4205m)&マウナロア(4169m)登頂ツアーへ参加する。

  計画段階では、レンタカーを利用し格安フリープランツアーにて個人山行をと思っ
  ていたのだが、調べて行くうちに、マウナロアへ向かうサドルロードは事故が多く、
  一般のレンタカー会社は乗り入れを禁止しているとあり、可能な会社もあったの
  だが、自己責任といっても、言葉も不自由な上に万が一を考えて、他社よりリーズ
  ナブルな価格であったK社主催のツアーを選択。
  

位置関係図

  ヒロのホテルで3泊し、適度に観光も盛り込まれ、最終日はフリーでホノルル一泊。
  
  全行程、予定通り実行されれば最高のプランであったが、残念ながら異常気象の
  影響により、両山共4000m付近までで、登頂を果すことができなかった(; ;)
  山頂部に残雪を見ることは想像していたが、予期せぬハワイで雪山歩きは貴重な
  経験であった。
    
 
  3/29 曇り
 
  キラウエア・イキトレイル ハイキング(歩行約2時間)
  
 
キラウエア カルデラ

イキ トレイル

  直行便でコナ空港に入り、専用バスにて観光しながら移動する。
  バスガイドさんによると、前日まで大雨だったらしい。
  ボルケーノハウスにて遅めの昼食後、15:00にハイキングスタート。
  (コースは上図赤ラインを参照・起点赤丸印)
  
                 キラウエア・イキ クレーター

  巨大シダが生い茂る熱帯雨林を通り、水蒸気が噴き上がる火口底部へと向かう。

  
                  わらびのオバケ?(^^)

  ご存知のようにキラウエアは活火山であり、イキとは現地語で小さいという意味
  だそうだ。
  20分ほど下ると、火口底部へ到着。(標高差約120m)

  
         オヒア(木)&レフア(花)越しに望むイキ トレイル

  小休止の後、火口底部を縦断する。
  
                   凄い迫力!
  

  大地の威力を感じるが、植物の力強さも負けていない。

  

  コースは縦断を終え、登り返し再び熱帯雨林帯へ。

  
                  オバケ?ショウガの花

  
                   タコの足(^^)

  17:00 起点着。
  専用バスに乗り、ヒロのホテルへ向かう。
  途中トイレ休憩のためた立ち寄った所から、ハレマウマウクレーターを望む。
  

  ハワイと日本の時差は−19時間。
  3/29 長ぁ〜い一日を終える。
  
 
  3/30 曇り  
  
  キプカプーフルフルの丘ハイキング(歩行約30分)
  マウナケア第2駐車場〜レイク・ワイアウ 往復(歩行約1時間30分) 

  9:35 ホテル出発。
  本日の予定は、レインボーの滝見学後、高度順応を兼ねて標高2000mのキプカプー
  フルフルの丘をミニハイクし、オニヅカビジターセンターで昼食後、4100m付近まで
  車で移動し、約1時間の歩行でマウナケア(4205m)山頂に立つハズだった。

  
                 キプカプーフルフルの丘

  10:55〜11:20 フルフルの丘ハイキング
  
               丘の上から溶岩台地を見下ろす

  
            マウナケアを望むが、山頂部は雲の中

  11:40 オニヅカビジターセンター(2800m)着。
  風が強く、雲の流れも速い。
  にわか雨が降ったりと、不安定な天候である。
  

  お弁当の昼食後、付近を散策。

  
                      銀剣草(絶妙のネーミング♪)

  12:30 出発。
  標高が上がるにつれて雪景色となってきた。
  12:55 第二駐車場着。
  昨日大雪が降り積雪のため、これより上は通行止めとなっていた!!

  現地ガイドさんによると、高峰ゆえ雪が降ることはあっても、この時期にこれだけ
  の積雪(30cm位)で、道路が通行止めになることは大変珍しいことだそうだ。

  ご存知のように、マウナケア山頂部は日本が誇るすばる望遠鏡をはじめ、各国
  の天体観測所があるだけあり、雨雲域を抜けているため天候が安定しており、
  晴天率の高いところでもあるのだ。

  常夏の島に、4WD車といえどもスタットレスタイヤの装備があるはずもなく・・・。
  残念であるが、メインはマウナロアの登頂なので、高度順応のためのハイキング
  を楽しむことにする。
  

  13:05 駐車場出発。コースは車道を横切り、一度下り、登り返す。
  このツアーは、マウナロア登頂が過酷なため、観光がメインのメンバー7名を
  含む合同隊であるため、予期せぬ高所の雪道歩きに、半数以上のメンバーが
  戸惑っているのがわかる。

  
                  駐車場方向を望む

  あられも降ってきたり、時たまズボっとしながら、思いがけない雪道を楽しく進む。
  現地リーダーも、雪道歩きは苦手のように見える。体も大きなため、何度も大きく
  ズボっとやっていた(^^;

  
             マウナロア方面を望む(山頂は雲の中)

  
                   ここは何処でしょう?!

  13:50 レイク・ワイアウ着。(標高約4000m)
  湖畔には、貝で作られたレイが置かれていた。
  誰ともなく、首に掛け、記念写真を撮る。

  
                     ワイアウ湖
  14:15 大休憩の後出発。
  来た道を戻る。
  お天気はみぞれ混じり状態。
  14:40 駐車場着。

  第二駐車場に戻ると、車が増えており、多くの地元の人たちで賑わっていた。
  そこここで、子供連れは雪遊びをし、若者はビーチサンダルに上半身裸で、ガッツ
  ポーズをとり、激写合戦をしていた(^^)
  常夏の島の人々にとって、雪景色は神様からの贈り物なのであろう。

  14:50 駐車場出発。
  ツアーリーダーの計らいで、アカカ滝へ寄り、帰路につく。
  17:45 ホテル着。
   
おまけ
  オニヅカビジターセンターで、マウナケア山バッチを購入(^^)v
  帰国後調べたところ、山頂標識に同じデザインのものが埋っているらしい。

  


                               マウナロア登山編へ→

山行記