山域・山行名他 |
H観光開発(株)主催 【カザフスタン 天山山脈・カルリータウ峰(5450m)登頂13日間】
ツアーへ参加 (2010/07/30〜8/11)
|
メンバー |
A氏、K氏、Y氏、ちー隊長&ハイジ (男性4名女性1名)
ツアーリーダーI氏、現地山岳ガイド、サブガイド、アシスタント各1名 |
概 略 |
国内では、各旅行社が、氷河ベースキャンプまでの見学ツアーを組んではいるが、カルリー
タウ峰への登頂ツアーは、唯一H観光開発(株)主催のみで、2008年と、今回で2度目の
開催だ。昨年も申し込んでいたが、人数が集まらず流れてしまった。
カザフスタンという国、カザフスタンのスイスといわれている山麓 標高2200mカルカラベー
スキャンプでのハイキングと、そこから天山山脈名峰ハンテングリ(7010m)を仰ぎ見る
標高4000m氷河ベースキャンプへの、ヘリコプターでの入山ということに惹かれ、二人共
二年越しにとても楽しみにしていた。
H社配布資料より抜粋
ビザ:要(H社へ取得依頼)
時差:日本よりマイナス3時間(例:日本12:00→カザフスタン9:00)
通貨:テンゲ(米$を現地にて両替 1$=約147テンゲ)
技術:日本の北アルプスなどの春山登山程度の経験(アイゼン&ピッケルを使用した
歩行技術、基本的なザイルワーク技術)
装備:冬山装備一式、ハーネス&環付カラビナ、カラビナ3、スリング3、登下降器各1、
ストック、シュラフ、シュラフカバー、エアーマット、食器類。(他にトレッキングや
観光用ウェア&靴、6〜8日目昼食代わりの行動食等)
登下降器各1はH社よりレンタルしたが、今回は使用せず。
※山行紀は、以下の4つに分けてUPします。
7/30〜8/01 カルリータウ峰概略&アプローチ編
8/02〜8/04 氷河ベースキャンプ〜C1〜アタックキャンプ編
8/05〜8/07 登頂(敗退)〜下山編
8/08〜8/11 カルカラベースキャンプ〜アルマトゥイ観光編
|
7/30(金)曇り
|
成田 13:30〜16:00 ソウル(仁川) 18:10〜24:55(現地時間21:55) アルマトゥイ
22:35〜専用車にて〜23:00 ホテル・カズホル(ドライヤー有り)
ホテル・カズホル(7/31 朝撮影)
|
7/31(土)曇り
移動日
|
ホテル 9:00〜11:40 鷹匠の家 12:20〜13:30 チョリン渓谷・レッドキャニオン見学
14:40〜17:35 カルカラベースキャンプ(テント泊)
6:00 起床。
7:05 朝食。(ホテル内レストランにてバイキング)
9:00 専用車にてホテル出発。
アルマトゥイ市内で両替(一人/20$)
11:15−25 郊外の市場で、水1L(100テンゲ)、ビール500ml(150テンゲ)購入。
11:40−12:20 鷹匠の家見学。(トイレあり)
↓まだ子供の鷹
13:30−14:40 チョリン渓谷・レッドキャニオン(ゲートの所にトイレあり)
ゲートを通過し、渓谷の底へ通じるハイキング道の手前で降車。昼食後ハイキング。
↓レッドキャニオンゲート前看板 ↓ランチBOX(ビールは途中で購入)
※レッドキャニオン写真集(各画像クリックで拡大します)
16:30 比較的大きな町を抜け、未舗装の道が細くなってきた辺りで、専用車から2台の
オフロード車に乗り換える。この時、私達は、乗り換え後のスリリングなドライブを想像して
いなかった(^^;
乗ってきた専用車↑
16:50 プラドに分乗する。先に出発した1号車には現地通訳のAさん、A氏、K氏、Y氏。
5分程遅れて到着した2号車に、ツアーリーダーI氏、ちー隊長、ハイジ。
ドライバーさんは、カルカラベースキャンプまで、牧草地や丘陵地帯を、ケモノ道ならぬ
正しくオフロードをガンガン飛ばしながら行く。川を横切り、道なき道を、何かの使命感?に
燃えているかの如く表情一つ変えずに進み、1号車も抜いてしまった!(@ @;)
後部座席で固まりながら、上下左右に揺られている私達とは大違いだ!
(横転などせず)無事到着しますように!!と心の中で念じていた・・・。(^^;;
ベースキャンプが近付くにつれ、斜面両脇お花畑の轍道を行く。日本では考えられませ〜ん!
遠い彼の地で、日本車の性能の良さをこれほど体験するとは思いもしなかった(^^;;
17:35 カルカラベースキャンプ着。
ベースキャンプは、広い食堂棟を中心に、広場の向こうにテント群がL字状に配されている。
食堂棟とは反対側に、トイレ棟やヘリポートがある。
食堂棟の中には、入口側に2ヶの洗面台があった。(石鹸、歯磨き粉使用可)
前室の付いたテント マットが敷かれたテント内部
19:00 食堂棟にて夕食。(コールスロー、ハンバーグ) ビール500ml/5$
大きなやかんにお湯、小ぶりなやかんには紅茶が入っており、各テーブル毎に運ばれてくる。
コーヒーは、インスタントのボトルが置かれていたが、日本の物とは違い、あまり口に合わなか
った(^^; 飛行機荷物軽量化のため、持参してこなかったのは失敗だった。
20時頃より大雨!・・・。
21:00 消灯。
|
8/01(日)晴れ
カルカラBC滞在 |
カルカラBC(2200m) 9:00〜13:10 3000mピーク 13:20〜15:45 カルカラBC
高所順応も兼ねトレッキング。ベースキャンプから3000mピークまでを往復する。
5:40 起床。
フウロとツメクサの絨毯&食堂棟
7:30 朝食。(甘いミルク粥)
9:00 ハイキングガイドのバッハさん、アシスタントの少年と共に、カルカラベースキャンプ出発。
牧草地は、一面お花畑♪ フウロやツメクサを踏みつけ、牛の糞に気をつけながら歩く。
背丈のある日本では見たことのないお花、数種も群生している♪
10:20−30 小休止。
緩やかなに続く踏み跡を辿り、稜線を乗越すと、今日目指す3000mピークが見えた。
ここからルートは、沢へ向けトラバースぎみに下り、ピークへと登り返す。
↓赤丸部が目標ピーク
トラバース気味に行く斜面に出てビックリ!!
う・わ〜っ!!\(^o^)/ そこは想像以上に色とりどりのお花で埋め尽くされていたのだ。
ツアーリーダーI氏によると、前回(2008年)も同時期に訪れているが、お花は時期が過ぎ
チラホラとしか見ることができなかったそうだ。
天候不順のおかげで遅い夏の訪れを迎えた高原の、花々が一斉に咲き乱れる最盛期に
当たったようだ♪
遠くの斜面も、オレンジ色に見える部分は、コウリンタンポポ(の仲間?)の群生だ。
藤色は小ぶりのトリカブト。あまりの見事さは、天国の花園を見ているようだ♪
気分はアルプスの少女ハイジ(^^)
沢へ下り、飛び石伝いに渡る。
対岸からは急斜面を、お花を踏みつけながら、道なき道を登り返す。
11:25−35 小休止。
高度が上がると、咲いているお花も背丈の低いものに変わってくる。
トウヤクリンドウや、タテヤマリンドウ系、ウスユキソウの絨毯だ。
12:20−50 2900m付近。大休止&昼食(ランチBOX)
13:10−20 3000mピーク 小休止。
3000mピークより、来た道を振り返る
ピーク付近のちー隊長
13:35−40 2900m付近。小休止。デポしたザックを回収。
(往きもそうであったが)皆ハイペースで、道なき道をどんどん下る。
沢に降りる手前の斜面では、倒木入り乱れた箇所を(道ではない)、一野生の生き物になった
よう??に下る。 鈍足&足の短いハイジは大変です(^^;;
そのせいもあってか?、飛び石伝いに沢を渡る所、あと一歩の箇所で、不覚にもツルリンして
腰から下を濡らしてしまった(> <;)
ツルリンした沢
14:05−15 小休止。
ここからは、往きには撮れなかったお花の写真を撮りながら、各自のペースでゆっくり進む。
※カルカラBC花写真集(各画像クリックで拡大します)
14:50−15:00 稜線乗越。小休止。
15:45 カルカラベースキャンプ着。
ツアーリーダーI氏より、装備のチェックを受ける。(アイゼン、ハーネス、登下降器等)
私達はユマールを使ったことがなかったので、使用方法の説明も受ける。
19:00 夕食。(コールスロー、ビーフピラフ)
21:05 消灯。
|