ハイジの山歩記

8/30 アプローチ編

  山域/山行名他  イタリア/グラン・パラディゾ(gran paradiso) 4061m (2006/8/30〜31)
  メンバー  A氏、I氏、ちー隊長、ハイジ+ガイド2名、現地係員Sさん

  概 略  

 AG社企画 【8/26〜9/3 モンブラン登頂ツアー】へ参加したが、山の上は連日大雪
 にて8/29〜30の山行が中止となり、代替案にてイタリア国内最高峰で独立峰である
 グラン・パラディゾへ。(地域情報等下記リンク先参照)

 ヴァッレ・ダオスタ州HP  
 ウィキペディア(フリー百科事典)

 8/28夜急遽決まった山行ゆえ、手元に資料がなにもなく、いくらガイドさんがいて登り
 さえすればいいというものでもないので、8/29フリータイム日にシャモニの書店にて
 地図を探す。フランス語などしゃべれるはずもなく、昨夜聞いた4061mという標高とカ
 タカナの山名、モンブラントンネルを越えて行くということをヒントに、二人で見当をつけ
 ながら探し当てた(^^)v(地図番号101 9.9ユーロ)
 

地図(登山口〜山頂)
赤太線(小屋まで)
青線(小屋〜山頂間)

地図(登山口〜小屋)
赤太線

 登山口は二ヶ所あり、山小屋も二ヶ所ある。どちらの小屋を予約できたかは、当日ま
 で知らされない。
 
 モンブランより標高が約800m低いこともあり、気合を入れて今山行に望んだハイジの
 緊張も一気に解れ、ハイジは初めての本場アルプスの山を楽しむモードに♪

 装備はモンブランと同じく、アイゼン&ピッケル。
 スネルスポーツの神田さんとガイドさんに熱心に勧められたので、今回初めてストック
 をワンセットレンタルし、使用してみる。(但しちー隊長と一本ずつ)

                            ↓グランパラディゾ
     

  ↑画像は、イタリア・ボカラッテ小屋付近より望むグランパラディゾ(2006年8月撮影)
      青空山岳会よっちゃんよりいただきました。ありがとうございま〜す(^^)/

 
 
  8/30 晴れ 
    
 
 登山口P 11:15〜13:15 エマヌエーレU世小屋(泊) (標高1960m〜2735m)

 9:00 シャモニのホテル出発。
 私達と現地係員Sさんはガイドのステファンの運転で、A氏とI氏はガイドのチェリーの
 運転で2台に分乗する。

 今朝もシャモニは曇空。モンブラントンネルを抜けるとイタリアなのだが、予報通りの
 いい天気!5日ぶりに青空を見た。
 クールマイユールを過ぎ、アスファルトの山道をぐんぐん進む。さすが山岳ガイドさん
 は、車の運転も上手い!

 10:35 小さな集落を過ぎると、目の前に絵葉書のような景観が現れる!
 うわ〜っ!!w(^o^)w そこが登山口Pだった。

 

 広い駐車場とキャンプ場、売店、ホテルがある。

 

 保険のため?売店を覗くが、山バッチは売っていなかった。
 本日は小屋まで、トレッキングコースを二時間ほど行くだけなので、皆でオープン
 カフェにてティータイム。

 11:15 登山口出発。

 

 
              登山口から来た道方向を望む

 橋を渡り平坦な川沿いの道を行く。
 15分ほどで樹林帯の登りとなり、程なく樹林帯を抜けどんどん高度を稼ぎ、整備され
 た山道を行く。

 

 進むにつれ、ガイドさん達と離れてしまうが、特に指示もなく危険箇所もないので、
 メンバー4人はなんとなく日本式?に一列に並び、淡々と歩を進める。
 写真も撮りたいし〜♪
 だって、こんな景色↓(^^)
 

 ゴロゴロ岩道になったら、山小屋が見えてきた。

 
           ヴィットリオ・エマヌエーレU世小屋(新館

 13:15 エマヌエーレ小屋到着。
 先に着いていたステファンが迎えてくれた。
 ハイジは遅れて到着したことが気になっていたので、歩行タイムが遅すぎましたか?
 と聞いてみたが、全然問題ないとのことで一安心(^^)

 
                 エマニュエル小屋入口

 Sさんが小屋の受付を済ませ戻ってきた。とりあえず部屋へ入り、荷を解くことに。
 エマヌエーレ小屋はドーム形の3階建。私達5人は三段ベットと二段ベットが通路を
 挟み向い合って並ぶ5人部屋をあてがわれる。
 狭いが日本の山小屋を思えば、一人一人のスペースは十分広い。
 A氏とI氏に下段を譲り、私達は二段目へ。枕と毛布が2枚備えられている。

 トイレの位置も確認。その清潔さにびっくり!!男女同じものの、個室が3つ。
 水洗でペーパーが備えられており、使用後の消臭スプレーまであった!

 一通り落ち着き、【うわばみタイム♪】
 往きの車中より、Sさん共々楽しみにしていた。
 エマヌエーレ小屋は食事も美味しく、人気の小屋だそうだ。

 A氏はお酒はあまり・・・なので部屋で休んでいるとのことで、I氏と共に食堂へ♪
 Sさんがすでにガイドさん達をビールでもてなしており、私達もビールとワインを追加
 し、おすすめの二種類のチーズを頼み合流する。
 

ブレてしまったので、
小さい画像にしました(^^;;

 昼間からあまりやってしまうと、夜もあることだし、肝心の明日のアタックに影響しては
 まずいので、ほどほどにする(^^;

 最後に残ったワインをステファンに注ぐ。すると、フランス語でチェリーにニコニコしなが
 らしゃべっている。ステファンは英語はほとんどダメだが、チェリーは聞き取りやすい英
 語を話す。Sさんがなんて言ったのか?とチェリーに英語できいたところ、フランスでは
 最後にワインを注がれた人は、未婚者なら結婚する人が現れ、既婚者は子供をさず
 かるといわれているそうだ(^^)

 ステファンは37歳、既に二児の父でなので、【三人目】はちょっと・・・ということでウケ
 ていたらしい(^^)
 乾杯♪という日本語を教えてあげて、NEW BABY〜、乾杯〜〜♪♪で締める。

 15:00 陽はまだ高く燦燦と降り注ぐ。
 小屋前テラスには、寛ぐ人たちの幸せそうな顔・顔・顔♪
 小屋の周りも絶景なので、散策する。

 ※画像4点は、クリックにて拡大 

小屋前の池越しに望む

旧小屋

西側方向

池越しに望む小屋

 
                面白い形の小屋前水場

 
                    鳥の名は??

 部屋の中は北向きで寒いので、夕食までテラスでの〜んびり。
 神田さんより聞いていたが、モンブランに登った日本人は沢山いるが、グラン・パラディ
 ゾに登った日本人は少ないから、ある意味良かったねとのお言葉通り、東洋人に
 は一人も会わない。

 目が合った人々と、ニッコリ微笑み、ボンジュール♪やボンジョ〜ルノ♪と挨拶を交わ
 していると、自分がチビでブサイクなのもすっかり忘れてしまう(^^;

 19:00 夕食。(待ってました〜♪)
 写真を撮るのは恥ずかしかったが、意を決してパチリ♪(写りがいまいちなのはご勘弁)
 満席の食堂を見渡すと、後の席でも撮影している女性がいたのでホッとする(^^)

 メニューは、前菜に、ミネストローネスープか、パスタが選べる。
 写真はパスタ。 メインはチキングリル&キャロットソテー添え。
 デザートは、ココアプリンと二種類のチーズ。
 一品の量が多いので、とても食べ切れません(^^;
 

 小一時間で食事を終え、再び外へ。
 夕陽に照らされた目の前の山が美しい。

 

 20:30 消灯。

 

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