ハイジの山歩記

 山域・山行名他  北信・戸隠山1904m〜西岳2053m縦走    (2011/10/17)
 メンバー  ちー隊長&ハイジ
  
 概 略

 前日黒姫山に登り、戸隠高原の宿・白樺荘で前泊。

 北信五岳&二百名山でもある戸隠山は、ちー隊長は登ったことはあるものの、ハイジ
 は初めてのお山だ。

 鏡池Pを起点に、奥社から戸隠山へ行き、破線ルートの本院岳〜西岳を廻り鏡池Pに戻
 る周回ルートを行く。八方睨からは、ちー隊長も未踏だ。

 破線ルートなので、二人とも特に意識しておらず、ネットの記事も見ることなく臨んだが、
 P1からの核心部が下りにあたるためか、ハイジは余裕なく無我夢中であった(^^;
 鎖場がイヤだと思ったのは、初めてであ〜る(^^;;

 破線ルート全般明瞭だが、前夜降った雨と刈り払われた笹の葉が、痩せ尾根に敷き詰
 められた
滑りやすい道&鎖場の岩は丸く、泥とのミックス状態で、神経すり減らし歩くと
 いうことに関しては、北鎌に匹敵すると感じた。(←ハイジの場合)


 10/17(月)晴
    

 鏡池P 6:25〜9:20 戸隠山 9:20〜9:30 八方睨 9:35〜12:30 西岳 12:40〜
 13:05 P1下降点 13:10〜16:50 鏡池P

 5:30 起床。(朝食はとらず行動食で)
 6:00 白樺荘出発。
 鏡池が近づくにつれ、路上駐車の車が多くなってきた。
 平日&早朝なので、駐車場混雑を考えてもみなかったが、鏡池の周りは、カメラマンの
 聖地?と化していた(@ @;)

 6:10 鏡池P着。駐車場はほぼ満車だったが、奥の方に空きを見つける。(バナナ)
 6:25 鏡池P出発。
 鏡池に寄り、カメラマンの三脚だらけの隙間から、鏡池越しの戸隠連峰を撮る。
 本日我らは、あの稜線を歩くのだ〜♪

               ↓P1      ↓西岳(赤線で強調部分) 
 
           鏡池より望む本院岳(右側顕著な尖り)

                          ↓八方睨↓戸隠山(赤線強調部分)
 
                 鏡池より望む

                        奥社へ続く杉並木

 7:10−15 戸隠奥社(小休止)
 奥社からは、急坂を行く。

 実は二年前の同時期にも計画したが、前夜車中でのお酒が過ぎて?、奥社から15分
 程登った辺りでハイジの具合が悪くなり、撤退したことが思い出される(^^;;
 歩き終えて山行記を書いている今思うと、撤退して大正解であった。

 
        二年前はこの景色を見ることなく撤退した(^^;

 
             この辺りの紅葉が美しい♪

 8:05−25 百間長屋(大休止・おにぎり)

 
              百間長屋より望む飯縄山

 
                百間長屋を振り返る

                            ↓本院岳
 

 実線だが、鎖場と岩尾根のダイナミックな登山道が続く。鎖場好きには堪らない♪♪


 8:50 胸突き岩通過。
1                             

 9:00 蟻ノ戸渡り通過。
 先行者の御夫婦が見える。

 ちー隊長は普通にスタスタと行ってしまったが、ハイジは5〜6m程で立ち止ってしまった!
 体感では、20cm幅位のナイフリッジだ。両側スッパリ切れ落ちており、凄い高度感!!
 途中で下を見たのがいけなかった(^^;
                           ↓八方睨(1900m)
 
      有名な蟻ノ戸渡り(実線なのが信じられませ〜〜ん!)

 立ちすくんでしまったハイジにちー隊長が、跨いで跳び箱の要領で〜〜と言ってくれた
 が、大幅体重増の我が身は重く、そんな体勢ではとても進めない。
 手足四本使い、なんとか通過した(^^;;
 聞きしに勝るところだった!
 尚、蟻ノ戸渡りは、鎖のついたトラバースルートあり。

 蟻ノ戸渡りの先、剣ノ刃渡りは、足元左下・岩にスタンスを求め通過。

 9:10 八方睨通過。戸隠山まで、緩やかな道を行く。

 
         八方睨から蟻ノ戸渡りを見下ろす(後方・鏡池)

 9:20 戸隠山(写真を撮り、八方睨へ戻る)
 
                山頂より望む高妻山

 ↓八方睨へ戻る途中、蟻ノ戸渡りを通過している人を見かけた
 

 9:30−35 八方睨(1900m) 小休止。

                    ↓本院岳(2030m)
 
              八方睨より望む本院岳

 八方睨からは急坂を大きく下る。これより破線ルートだ。
 今日はこれまで4組にお会いしたが、西岳方面へ向かうのは我らだけだ。

 
                 いざ、破線ルートへ

 
             幅狭く滑りやすい傾いた道(^^;

 10:10−20 最低鞍部(小休止・オレンジジュース)

 
               深い谷は紅葉真っ盛り♪

 10:40 傾斜がつき滑りやすいトラバース状の道を通過。(下画像2点)


 本日初めて、逆行者の単独男性とすれ違う。

 
        狭い登山道の真ん中を歩かないとヤバイ(^^;

 
       偽ピークを越え本院岳までもうひと登り

 11:35−55 本院岳(2030m) 大休止・おにぎり

                ↓焼山     ↓乙妻   ↓高妻山
 
                 本院岳より望む

                       ↓P1
 
                 本院岳より望む

                            ↓西岳(2053m)
 
                 本院岳より望む

 
   西岳手前の垂直キレット(画像中間部にちー隊長がいま〜す♪)

 
          垂直キレット鎖場中間部を攀じるちー隊長

 12:30−40 西岳(2053m) 小休止。

 
   戸隠連峰最高峰・西岳(2053m)山頂標柱

 
              西岳より望む高妻山

                     ↓黒姫山          ↓本院岳
 
                 西岳より望む

        ↓高妻山                        ↓本院岳
 
              西岳〜P1縦走路より望む

                          ↓飯縄山
 
               本院岳ダイレクト尾根

               ↓P1(1989m)
 
            暫しの間、ホッとできる縦走路
                 
 13:05−10 弁慶岳(1989m) P1下降点。小休止。

 
                 P1・弁慶岳山頂

            ↓西岳       ↓高妻山     ↓本院岳
 
                 P1より望む

 
          P1尾根、最初の鎖場 不帰ノ嶮

 鎖場は好きなハイジだ。メジャーな鎖場ルート?は、ほぼ経験済み。
 表妙義や裏妙義も数度経験している。最初の鎖場は難なくクリア(^^)v

      ↓不帰ノ嶮                       ↓蟻ノ戸渡り
 
           こちらの蟻ノ戸渡りは怖くない(^^)

 13:45 無念の峰通過。(ここはまだ余裕のハイジであった)
 梯子を登り、下画像ちー隊長のいる場所へ移動時、スタンスが浅く要注意だ。

 
         無念の峰の鉄梯子

 
       14:05 トラバースの鎖場も凄い高度感!!

 (後日調べた所によると)猿の踊り場?と思しき鎖場で、ハイジは大ピンチを迎える。

 ここまでの間、どの鎖場も、泥と脆い丸まった岩のミックスで、ハイジの癖で、下りの
 鎖場をちー隊長のように懸垂気味に下りれず、モソモソ三点確保で通過していた。
 鎖場が続き、岩が滑りやすく脆いので、腕の力も必然的により使うようにもなっていた。

 その鎖場をモソモソ下りている時、スタンスにしようとした岩が滑り、咄嗟に両腕で鎖を
 掴んだものの、勢いで体が振られ裏返ってしまった!! ぎゃあああぁ〜〜っ(> <)

 先に下りたちー隊長:絶対に鎖(から手を)離すなよ!!

 勿論死んでも離しませんとも〜!! ハイジは必死にありったけの力を出して、体を元
 に戻し、呼吸を整え、1.5m位だが懸垂で下りた。ふぅ〜〜(^^;;;

 その後も鎖場があったが、写真を撮る余裕もなく、より一層慎重に下ることに専念した。

 14:20−25 熊の遊場(小休止)

 
              「能」??の遊場(^^)

 
              14:45 P1を見上げる

 
          14:50 普通の登山道に癒される(^^#

 15:10−20 小休止・パン

 15:40 天狗原(大平)通過。

 
             天狗原の牧草地を振り返る

 16:00 水場で給水。

 この後、楠川分岐までの間、飛び石伝いに3回渡渉する。

 16:15 楠川分岐通過。

 

 16:45 車道通過。
 16:50 鏡池P着。

 神告げの湯で入浴&食事後、帰路に就く。

 


   後  記


 距離も長く、ハイジの場合、表妙義縦走より難しく感じ、北鎌を終えた時の高揚感が霞む
 ほど、インパクト大!!の山行だった。

 再チャレンジの時は、逆ルートで歩いてみたい。
 勿論、ダイエットし、トレーニングもしっかり済ませて臨みたい(^^;
 



山行記