ハイジの山歩記

  山域・山行名他   北八ヶ岳・天狗岳 2646m (2005/4/9〜10))
  メンバー   ちー隊長・ハイジ
   概 略  
  下界は夏日で晴予報だったので、今年初めてのテント泊に出かける。
  山行に備えて、先週末は荷物を作り、一人で筑波山へも行った。
  岩峰の東天狗岳と、対照的になだらかな西天狗岳。
  歩程も短く、極上の雪山入門コースを楽しむ(^^)
  

  4/9(土) 晴    
 
  渋の湯11:40発 〜 黒百合ヒュッテ・テン場 13:50着(泊)

  スーパーあずさ5号にて茅野駅に着く。
  10:20発のバスに乗り、登山口・渋の湯へ向かう。
  11:20 渋の湯着。
  トイレを済ませ、水を詰め、スパッツを着ける。
  
  11:40 痛いほどの陽射しを受けながら出発。
  標高1840m地点にもかかわらず、気温は21℃もある。
  残雪の登山道は雪が緩んでいるものの、日陰は凍っているし、トレースをちょっと
  それて油断するとズボッといってしまう。

  一泊とはいえテントなのでザックも重く、ズボッとやってしまうと深く沈んでダメージ
  が大きい。特にちー隊長は大変だぁ〜(^^;
  家を出るとき、母が、『一泊なのになんで荷物がそんなに大きいの?』と言っていた
  が、食料以外は一泊でも二泊でも必要装備は一緒だもんねぇ〜(^^)
  それに、昨シーズンと違い、ピッケルとアイゼンの分重量が増えたし・・・。
  
  樹林帯の中、登り始めは急だった登山道も緩やかになり、ゆっくり進む。
  大汗かきかき、青空とかわいいルリビタキに励まされながら歩を進める。
  13:50 黒百合ヒュッテ着。
  ヒュッテで受付を済ませる。一人千円。他のテン場より高めの料金は、水おかわり
  自由なのと、ヒュッテの快適な水洗トイレを使い放題だからなのだ(^^)納得!

  
                 黄色いのが我が家のテント

  ちー隊長がテントを設営している間に、ハイジはワインとビールを雪に埋め冷やす
  係りであ〜る♪(担ぎ上げたのはちー隊長だけど・・・)
  当初は保険のため?到着後、サクッと天狗岳に行ってくる予定でいたのだが、久
  しぶりの大荷物&大汗、そして絶好のビール日和に【うわばみタイム】を決める。
  お隣の赤いテントのパーティーも、同じ作戦だったそうだ(^^)

  夜は満天の星空。新月なので星空観察にはうってつけ♪
  ちー隊長と二人、首が痛くなるほど見上げてしまった(^^)
  流れ星を合図にテントへ戻り、就寝zzzzz
       
  
  4/10(日)快晴  
 
  テン場 6:20〜中山峠〜 7:20東天狗岳7:30 〜7:45西天狗岳8:00〜
  8:35天狗の奥庭8:45 〜9:10テン場9:35〜 10:35渋の湯着
 
  5:15 起床
  5:45 朝食には定番の鮭雑炊。
  6:20 テントをそのままに、アイゼンを着け、軽身で天狗岳へ向かう。
  中山峠に出ると、見事な雲海が広がっていた。

  

  稜線はやや風が強いもののそれほど寒くはなく、雪も締まっていて歩きやすい。

  

  登るにつれて雪道から岩道となり、東天狗岳手前はこんなかんじ。

  

  7:20 東天狗岳山頂着。
  ここでハイジは目にした光景に感動!!
  八ヶ岳の主峰赤岳や阿弥陀岳が眼前に大きく迫る。

  

  北岳、甲斐駒、仙丈、中央アルプスの山々、御岳、穂高&槍ヶ岳、北アルプスの
  山々も見える。振返ると噴煙を上げる浅間山。
  あ〜〜〜至福のひと時(^^)
  
  
                東天狗岳より望む西天狗岳

  バニラアイスのように見える西天狗岳へ向かい、またしても貸切の山頂でお腹
  いっぱいに景色を楽しむ。

  
                西天狗岳より望む東天狗岳

  
           蓼科山方面(雲がかかっているのが蓼科山)

  8:00 予報どおり天気は下り坂。、雲がでてきたのでそそくさと下山にかかる。
  9:35 テントを撤収し、渋の湯へ向けてGO!
  ハイジはアイゼンをつけたまま下ったが、ちー隊長はつぼ足である。
  ザックが重いので、万が一転んだ場合を考えて、ちー隊長が先に進む。
  ・・・速い。ぐんぐん下る。さすがは山男ちー隊長であ〜る(^^)v

  相性が悪かった登山靴も、ちー隊長のアドバイスで、オプションで入れた中敷を
  抜き、靴下二枚重ねて今回の山行に臨んで大正解(^^)v
  アイゼン歩行も大分慣れてきた。
  10:35 一度もコケず、ズボッともせずに、あっという間に渋の湯着。
  温泉に浸かり、11:30発のバスに乗る。

  ※ 三週続けて山歩いているおかげで、今回は筋肉痛なしであ〜る(^^)v
 

山行記