ハイジの山歩記

  山域・山行名他  西上州 妙義山 ・相馬岳 1109m  (2006/11/18)
  メンバー  青空山岳会 よっちゃん&ひーちゃん御夫妻、ハイジ
  概 略
 山行の経緯については、自ブログの記事通り。
 早朝よっちゃん邸へハイジの車を置き、よっちゃん号にて登山口へ。
 今山行のコースタイムは5時間位のルートだが、初対面のハイジに合わせ?(^^)
 おしゃべり主体&休憩多数ののんびり山歩きとなった。


  11/18(土) 晴
    
 
 国民宿舎裏妙義P 9:10〜女坂〜13:15 相馬岳 14:00〜見晴〜16:10 
 国民宿舎裏妙義P

 9:00 登山口である国民宿舎裏妙義P着。トイレを済ませ身支度を整える。

 

 9:10 出発。平坦な林道を行く。
 9:30 星穴沢橋通過。
 平坦な林道はここで終わり、これよりいよいよ破線の女坂ルートへ。

 

 妙義山は、御夫妻のホームグランドの山のひとつで一番山行回数も多く、ルートを
 知り尽くされており、よっちゃんをリーダーに、ハイジはセカンド、奥様ひーちゃんが
 サブリーダーで、後からハイジを見守ってくださるような順番に進む。

 歩き始めからそうであるが、私達以外に誰もいない道を行く。晩秋で大分葉が落ち
 ているが、薄暗い樹林帯の中、獣道のようなところを進む。
 所々赤テープが巻かれていたりもするが、一般登山道とはハッキリと違う破線ルート
 であることが頷ける。

 9:55−10:00 きれいな紅葉が目に留まり小休止。

 

 写真を撮り出発。道はあまり踏まれていないためざれぎみで、一歩一歩神経を使う。
 道はやがて急な涸れ沢を、緩やかに(7〜8m?)右トラバースするような所に出る。
 道らしい道ではなく、左側斜面は垂直に近く掴めそうなものが乏しく、20cmくらいの
 出っ張りを足がかりに、滑って右側斜面に落ちないように行かなければならない。
 先に書いてしまうが、今山行中一番の難所だとハイジは思った。

 よっちゃんはザックからロープを出し、ひーちゃんを先行させる。
 さすがはよっちゃんの奥様だけあり、軽い身のこなしで難なく通過された。
 向い側の道へ着き、ルートの感触などをよっちゃんに告げる。

 続いてよっちゃんはハイジにロープの端を持たせ、進んで行った。
 いよいよハイジの番。よっちゃんの合図を勘違いしてロープから手を離す(^^;
 御夫妻の使った少ない手がかりを参考に、ハイジも一歩一歩慎重にクリア(^^)v
 ふぅ〜〜。

 10:50 892mの岩峰脇を通過し、明るくなってきたところで稜線へ出た。ワ〜イ♪
 11:00 少し進んで星穴岳の見晴らしの良い所で休憩。

 
           岩峰に開いた穴が☆形に見えるかな?(^^)

 風もなく、暑すぎず寒すぎず歩くには丁度イイお天気♪
 休憩中、ひーちゃん持参の丁寧に皮を剥かれた柿をいただく(^^)美味し〜〜♪

 11:15 出発。尾根沿いにつけられた道を行く。破線ルートであるが道は明瞭で
 よく踏まれており歩きやすい。
 11:40 鷹戻しの頭分岐通過。ひと登りして岩場を越えて茨尾根へ向かう。
 急斜面をいったん下ると、下り基調の(地図表記)15mの鎖のトラバースだ。

 既に4〜5名の中高年パーティーが鎖にセルフビレイをとりながら、ロープで結ばれ
 ながら慎重に通過しており、こちらへ向かってくる。
 狭く急な道の適当なところを見つけ、わがパーティーも各自すれ違うため待機する。
 すれ違った後、よっちゃんを先頭に、一人一人通過する。

 
         一足お先に安全地帯で微笑むよっちゃん

 通過しながら思ったことは、今日のところは凍っていたり濡れていないので鎖を頼り
 に通過すれば安心だが、岩はツルツルで小さな足がかりも丸まっており注意を要す。

 続いて(地図表記)岩根沿いの外傾バンド8mを通過し茨尾根へ。
 11:45-50 ホッキリ自然道分岐。小休止。

 

 ↑看板に、ハイジは気を引き締め出発。

 茨尾根ピーク付近より望む景色は最高!!奇岩峰が連なる金洞山は、ここから
 見ると(山に木がなければ)、バレーブランシュより望むグランドジョラス(左端)と、
 ダン・デュ・ジェアン(右端)さながらの景観だ♪

           ↓中之岳    ↓西岳      ↓星穴岳
 
                  茨尾根より望む金洞山

    浅間山(山頂部は雲の中)
 
                  裏妙義の山々

 
         上級コース・鷹戻しの鎖場連なる岩壁(恐〜!!)

 
                  ひーちゃんの後姿

 明瞭だが、時には手足をフル動員させながらアップダウンを繰り返す道を行く。
 (注:よっちゃん曰く、岩にペンキ印が増え整備されたようだとのこと)
 上り基調になった頃、よっちゃんよりお声がかかる。
 『ハイジさん、先頭を歩いてみますか?』
 ここまでは御夫妻のおかげでルートを見つけたり考えたりせずに、ついて歩いて
 しまったので、ハッ!と(ハイジなりに)山女モードに切替え、 『ハイ』と返事をして
 進む(^^;;

 とはいうものの、目の前のザレた急斜面にはルートを示すペンキ印があった(^^;
 それから再び両手両足使って岩ザレ道を登りきり、相馬岳コースの分岐ピークへ。

 12:40-55 程よいところで昼食。ここでも勧められるままに遠慮なく、ひーちゃん
 手作りの五目おにぎりをいただいてしまった(^^)
 わかっていたら、せめて荷物の分担くらいしましたものを・・・。なんと大名登山であろ
 うことか!!
 ハイジ持参のパンも食べ、オレンジジュースを一気飲みし出発。

 13:15 相馬岳(1109m)着。(またまた大休止♪)
 御夫妻と記念写真を撮ったり、周囲の山々を眺めながら寛ぐ。
 各自ティーブレイク♪

 
              相馬岳山頂(後方連峰は金洞山)

 山関連のいろいろな話で盛り上がる♪
 思い返せば、今朝車に同乗してから(可能な場面では)ずっ〜と、おしゃべりし通し
 だぁ〜(^^)♪
 九月半ば以降初めてメールをいただいてから、何度となくメールのやりとりをしてい
 たので、お互いに初対面とは思えぬ気安さ?があったのだと思う。
 よっちゃんはちー隊長にもとても会いたがっていたのだが、今回は残念であ〜る。

 14:00 気がつけば予定?をオーバーし、こんな時間!!
 そそくさと下山にかかる。
 相馬岳コース分岐ピークへ戻り、茨尾根への道を左に分け、右手に下る。
 (よっちゃん、ハイジ、ひーちゃんの順)

 間もなく(地図表記では)40mの鎖場現る。数段に連なる(3〜4段?)鎖は、一般
 登山道にある鎖場のように、鎖をあまり頼らずに補助として用いるということではなく
 破線コースだけあり、しっかり使わないと通過できないものであった。
 (往きからのよっちゃんのアドバイスでは、妙義山の鎖は飾りじゃないとのこと)
 一段の鎖に一人ずつ、慎重に下る。
 ハイジは岩場や鎖場は好きな方であ〜る♪

 15:00 よっちゃんお奨めの、このコース一番のビューポイントに到着。
 ご覧のとおり♪(^^)v天然岩の額縁だ〜〜い♪♪

 
             相馬岳北稜の奇岩群を覗く

 ハイジは興奮を抑え、岩の窓から下を覗いてみたり、写真を撮ったりと 感激!!
 『岩窓の後ろ側にも行けるよ♪』と、よっちゃん。
 で、ご本人の(公開)許可をいただき写した写真は↓(^^)誰だかわかりませ〜ん(^^;

 
          天然岩の額縁に納まるお茶目なよっちゃん♪

 15:10 裏妙義の山々が見渡せる見晴通過。
 見晴らしがよいのもここまでで、その後樹林帯の獣道状の所がずう〜っと続く。

 15:40−45 紅葉のきれいな所で小休止。(暗すぎて撮影失敗)
 16:10 国民宿舎裏妙義P着。
 国民宿舎裏妙義(@400円:リンスインシャンプー&ボディーソープあり)にて汗を流
 し帰路に就く。
 

    後  記


 帰路ファミレスで食事後、よっちゃん邸へ。
 オフ会第二部(実はこちらがメインの部?)は、よっちゃん邸におじゃまし、またまた
 山のお話や、二階の山書斎にて、今夏のアルプス報告を画像を交えながら直にうか
 がえたことは、ハイジにとって正に至福の時でした(~ ~)

 深夜二時過ぎまでおじゃましてしまい、自宅への帰路車中ではアルコールを飲んで
 いないものの、御夫妻のおもてなしにすっかり酔ってしまいました♪(^^)
 ありがとうございましたm(_ _)m



山行記