ハイジの山歩記

 山域・山行名他  日光・奥白根山 2578m     (2015/04/18)
  メンバー  ちー隊長&ハイジ
  概 略  
 ちー隊長の新調した冬靴の足慣らしのため、近場で短時間で登れる山ということで
 北関東では最高峰の奥白根山へ。
 標高2000mに位置する丸沼高原スキー場ゴンドラ山頂駅から、山頂を往復する。

 ハイジは5度目の奥白根山であるが、ちー隊長は今コースからは初めて、ハイジは
 9年ぶり&残雪期は初めてだ。

 夏道(新道)を示すテープが多数あり、往路は途中からトレースは無くなったがほぼ
 テープ通りに辿り、復路は多くの人が登りに使った?冬道を下る。

 装備は冬靴、12本爪アイゼン、ハイジは(理由あって)6本爪、ダブルストック。
 ピッケルは積み忘れてしまったが必携!(^^;

 ちー隊長は終始ツボ足。ハイジは登りで一部6本爪装着。

 ゴンドラ(ロープウェイ往復乗車)利用料(3ポイント券)¥1,400-+保証金¥1,000-。
 登山届は必ず発券所で提出し、下山報告と共に保証金¥1,000-が返金される。

 前夜スキー場駐車場で車泊(トイレ&更衣室あり)
 

  4/18(土)
  晴れ。
  稜線やや強風    

 丸沼ゴンドラ山頂駅 8:55〜七色平分岐〜地獄ナギ〜新道〜11:05 山頂 11:25〜冬道
 〜地獄ナギ〜七色平分岐〜12:30 丸沼ゴンドラ山頂駅

 8:45 山頂駅着。(レストハウス内にトイレあり)

  ゴンドラ山頂駅から望む奥白根山          登山口の鳥居

 8:55 山頂駅登山口出発。

 既に数組の人達が出発して行った。
 鳥居を潜った先左手に再び鳥居&御社を見て、右手の樹林帯を行く。
  

 平坦な樹林帯の道はスノーシュー散策ルートにもなっており、よく踏まれ歩きやすい。

 
 散策ルートの表示板(数字)も見える。夏道用ピンクテープも多数ある。(下山時撮影)

 この辺りから所々で、先行者の方々がアイゼンを着けられていた。
 我らはツボ足のまま行く。

 先へ進むとやや斜度が増してきた。

 
 9:17 頭上が開け広場に出た♪ 振り返ると中央には至仏山♪ 右は四郎岳か♪

 
 9:18 樹間から奥白根山が見えた♪

 9:20 七色平分岐通過。

  標識が出ていた七色平分岐

 七色平分岐を少し過ぎた先で、単独の先行者にアプリを見せられながら道を訊かれる(^^:
 時代は変わったのね〜(^^; 私達は電源要らずのアナログ派よ(^^)v
 下山した今思うに、地獄ナギの冬道を行きたかったのかしら!?

 七色平分岐からは(朝一でもあるし)確かにトレースは薄くなっており、我らは冬道を知らな
 かったので記憶を頼りに(地図と)夏道テープを見つけながら行くつもりでいたので、アプリの
 地図を見ながらそのつもりで(尾根への登りは)まだまだ先だと教えてさしあげましたが(^^;

 ここからは我らが先行することに。

 
 9:27 記憶通り、トラバース状の道を行く。要所にテープあり。

 数分で左手に大岩現る! そして急斜面をトラバースなのだが、雪面はそれまでよりもやや
 硬く、ツボ足の我らは下り口を左手露出岩に求めた。

 残雪期・鳳凰の観音岳から地蔵岳へ向け下る難所でもツボ足のちー隊長は、軽い身ごなし
 で斜面に下り立ちルートを見極める。

 大岩の先、左手上部には奥白根の岩峰が見えているが、トレースもなく冬道を知らなかった
 ので、夏道のイメージ通り斜面をトラバースする。

 
  大岩が目印の地獄ナギ(地名は帰宅後調べる)

 急斜面のトラバース半ばを過ぎた辺りで、先の斜面やや上にハイジがテープを発見!

 この時、左手斜面やや上部から道を間違え下りてくる2人組がいらした(^^;

 
 9:39 目印のピンクテープ♪

 
 9:39 地獄ナギを振り返る。赤矢印が冬道への斜面(下山時確認)

 
 9:39 樹間から振り返ると、右奥に燧ヶ岳が見えた♪

 標高が上がり、雪面がやや硬くなってきた。
 ツボ足でも歩けるが、ピッケルがなく万が一を思うと不安になってきたハイジであ〜る(^^;

 
 9:45 樹林帯のトラバースが続く(写真より実際の高度感あり)

 9:55−10:05 念のためハイジだけ6本アイゼン装着。※ちー隊長は終始ツボ足。

 この間に後続の二人組が先行されることに。

 アイゼン装着後少しのトラバースを経て、いよいよ尾根へ登り上げる道かと喜んでい
 たが・・・。

 
 10:08 トラバースは終わったと思っていたら・・・

 うわっ!! またまたトラバースだ(^^; しかも超超急斜面!!小さな雪崩跡まで・・・。
 クラストしていなくて幸いだが、ピッケルを持たない今、ストックだけでは気が滅入る。
 積み忘れはダメダメね(> <;)

 ちー隊長はスタスタとツボ足のままで行ってしまったが、6本爪のハイジは緊張マックス
 で通過した(^^;; 

 
 10:12 本日ハイジが一番緊張して通過したトラバース(^^; 

 
 10:19 今度こそ、尾根への最後の登りか!?

 斜面右手上部に先行2人組が行くのが見える。すぐに追いついたが、テープを探せず
 ルートが分からない様で、再び私達が先行することに。

 それにしても後続者がこないのが不思議だった。(この時は冬道知らずで)

 
 10:29 頭上が開け、いよいよ尾根に出る寸前♪(^^)

 10:30 夏道尾根に出た!(^^)
 9年前歩いた時のイメージと同じく、後方には錫ヶ岳が大きい♪
 しか〜し、緊張していたせいか、実経過時間より長〜く感じた(^^;

 
 10:34 山頂方面を望む

 ロープの張られた夏道には、所々残雪あり。
 天気予報通り、風が強い。

 

 10:40 山頂から続く雪渓下ガレ場着。
 辺りには7〜8人の登山者が!?。 何名かには見覚えのあるお方が・・・。
 七色平分岐手前でアイゼン装着されていた人達だ。

 樹林帯の新道トラバースで、後続の方が来ない理由が判明(^^)
 ここは地獄ナギからの冬道との合流地点で、皆アイゼンを外しているのだ。

 10:45 ハイジもここでアイゼンを外し、(下山するまで)ツボ足で行く。

 

 

 
  10:56 山頂神社(中央付近)を見上げる

 11:00 山頂神社通過。

 

           ↓大真名子山                   ↓奥白根山頂
 山頂神社から一旦小さく下り、三角点のある山頂まで登り返す

 11:05−25 奥白根山着。(強風のため写真撮影後、鞍部へ下り大休止・パン)

 先着者が4名ほどいらした。

 
  5度目の奥白根山♪  後方・錫ヶ岳

 
 山頂より望む五色沼。後方に左から、太郎山、女峰山、大真名子山、男体山

 
 山頂より望む燧ヶ岳(中央左) 先週歩いた会津駒(右)

 
 山頂より望む男体山と中禅寺湖

 
 山頂から鞍部を見下ろす。火口原後方左・皇海山。右・錫ヶ岳

 
 山頂神社より望む火口原。後方は皇海山

 
 11:31 帰路はやや硬めの気持ちいい斜面をサクサク下る〜♪ \(^o^)/\(^o^)/

 11:35 新道(夏道)分岐付近通過。帰路は確認のためトレースのある冬道へ。

                   ↓上州武尊岳♪
 
 11:36 踵がキレイに入る程までは緩んでいないが、まずまずの雪質♪

 
 11:36 下りてきた雪渓を振り返る。右上部が新道分岐付近

 
  11:42 気持いい斜面をトラバース♪ 冬道は新道より圧倒的に近道だ!(^^;

 
 11:43 トラバースしながら右手を見上げると山頂の一角が見えた♪

 
 11:49 赤丸印・ちー隊長。画像上部右の白い所がゴンドラ山頂駅


 
  12:00 大岩(地獄ナギ)通過。 次回は冬道歩くわよ〜♪(^^)

 ↓往きには気づかなかったが、大岩を見上げると夏道用のペンキ印があった
 

 
  地獄ナギから夏道(赤矢印)へ戻る

 
 12:23 往きに気づかなかった不動岩標識通過後、ハイキング標識ポイント通過。

 
  12:28 ゴンドラ山頂駅から奥白根山を望む
 
 12:30 丸沼ゴンドラ山頂駅着。

 
        ゴンドラ内から奥白根山を見おさめる♪


  後  記


 往復6km位と距離や行動時間は短かったが、無雪期一般道とは違う緊張感を持ちなが
 らの山行は、気持が引き締まり新鮮で楽しかった♪

 渋滞を避けるため入浴せず帰宅。



山行記