山域・山行名他 | 南アルプス・鋸岳(第一高点) 2685m (2016/06/19) | ||||||||||
メンバー | ちー隊長&ハイジ | ||||||||||
概 略 |
二百名山&山梨百名山でもある鋸岳を、釜無川から第一高点まで日帰りで往復する。 鋸岳へはいくつかのルートがあるが、車利用で日帰りでき、アプローチの容易な今ルート を選ぶ。危険箇所はないが、片道9km強!林道歩きが核心の体力勝負=全26km 二人共初めてのお山だ。 前夜林道ゲート前で車泊。(トイレ&水場なし) ゲート前は道路脇に駐車スペースが5台。満車の場合、ゲート手前500m位の河原側に 5〜6台の駐車スペースあり。※この場所も土曜日16:00時点では満車だった。 ゲート前に我らが到着した時(土曜日16:05分)は満車であったが、丁度自転車利用で 下山されたばかりの人がおり、入れ違いに停めることができた。 |
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6/19(日) 曇り後雨 |
林道ゲート 4:15〜6:30 飯場跡 6:40〜横岳峠〜三角点ピーク〜10:40 鋸岳 10:45 〜11:25 三角点ピーク 11:35〜12:55 富士川水源 13:05〜13:40 飯場跡 13:50〜 15:50 林道ゲート 3:55 起床。朝食は摂らず行動食とする。 出発準備をしていると、車が2台やってきた。ゲート前の(駐車)空きスペースも丁度2台。 栃木ナンバーは単独&徒歩のオジサマで、京都ナンバーは自転車利用の御夫婦だ。 4:15 林道ゲート出発。本日我らが1番スタートだ。 ![]() 曇りで光が弱く撮影失敗(^^; 小屋の左脇を裏手に抜け、ゲートの先へ。 林道には、0.5km毎に標識があり助かる。ペース配分を考えながら急がず淡々と行く。
自転車の御夫婦とオジサマにも抜かれたが、マイペースで小屋まで休まずワンピッチ。 林道は後半になるほど斜度が増し、多少のアップダウンも出てくる。 林道終点になる頃には、我らがトップとなっていた。 ![]() 6:27 やっと飯場跡の小屋が見えてきた♪ 林道歩きも終わり嬉しいな〜(^^) 6:30−6:40 飯場跡(小休止・おにぎり&パン) ![]() 小屋には意外にもテントはなく拍子抜け・・・。あの車の主様達は何処へ?? 休憩を終える頃、徒歩のオジサマが再び先行された。 ![]() 小屋からスタート最初の渡渉点。飛び石伝いで通過する。 この先に富士川の水源があるためか、ペンキ印やテープ類が沢山あり迷うことはない。 ![]() 6:57 沢沿いの緩やかな道が続く ![]() 7:10 富士川の水源標柱通過。 7:20 水場(富士川水源)分岐通過。 ![]() 水場方向を写した所。水分は二人で3.5Lあるので、水源確認は帰路にする。 水場分岐から先は沢から離れ針葉樹林の急登になる。 テープ類はこれまでよりは疎らになるが、ロープが張られコースアウトしないようになって いる部分もあり安心だ。 林道や滑りやすい石の沢沿い歩きより、急坂でも山道歩きの方がいい♪ 特に近年、鈍足ながらも一定ペースで淡々と登るのが好きだ(^^) 山歩きの醍醐味の一つ、諦めずに粘り強く一歩一歩進めば、必ず山頂に着ける。 ![]() ダケカンバ林になると斜度が緩み、横岳峠は近い 7:53 横岳峠通過。先行されていたオジサマが休憩されていた。 ちー隊長はここで休む予定でいたようだが、付近はガスに覆われ展望なし(; ;) ハイジは疲れていなかったので、写真だけ撮り先へ進むことに。
横岳峠からは始めの内こそ緩やかな道だったが、やがて急坂になった。 ![]() 8:13 樹林帯は倒木も多く、跨いだり潜ったり、地味に堪える(^^; ![]() 登山道脇にはキバナノコマノツメが沢山咲いていた♪ ![]() 登るにつれイワカガミも沢山♪ 8:40−8:50 小休止(パン・オレンジジュース) ![]() 9:04 石楠花のちょっと籔っぽいところを抜ける この先特に今までにも増してイワカガミの大群生が見られ、展望なくとも飽くことがな かった! どの群生も花が満開で、二人共今までこんなに沢山の咲いているイワカガミ を見たのは初めてで、歓声をあげながら進む\(^o^)/\(^o^)/ ![]() 足元は左右にイワカガミ♪ ![]() 9:26 右手斜面のずっと下の方まで群生していた! ![]() 9:28 樹間からガスが切れ、北岳が見えた!(ズームで撮影) ![]() 9:30 これから向かう角兵衛沢ノ頭と鋸岳(第一高点)も見えた♪ 見えないだろうと諦めていた景色が、一瞬のガスの切れ間に見え嬉しい\(^o^)/ 右手彼方には、北岳の隣に間ノ岳も見えてきた! ![]() 9:44 肉眼では幻想的でカッコイイ景観だったが、写真では・・・(^^; ![]() 保険のために見えている内に撮影だ! 仙丈ヶ岳も見えてきた♪♪ ![]() 9:45 この先が三角点ピークだ 登りきると道が二手に別れ、鋸岳へは右手赤ペンキ印方面へ行くが、我らは三角点を 確認すべく、左手の踏み跡へ進む。三角点までは往復3分位か。 ![]() 地図表記にもあったコケモモが群生していた♪ 花は終わり気味。 9:48 三角点ピーク(2606.8m)着。北側はガスで展望なく、写真を撮り来た道を戻る。 ![]() 三角点ピークの三角点 ![]() 9:51 本ルートに戻る途中で見えた鋸岳 ![]() 9:52 来た道を戻り赤ペンキ印の右手の道を若干下るとこの標識があった! ![]() 9:54 鋸岳への稜線。右奥は北岳。 ![]() 9:57 多少のアップダウンを交え岩道を行く。 ![]() 今年初のイワベンケイ♪ ![]() 10:02 右手はガレの急斜面!! ![]() ハタザオ系のお花
![]() 10:15 角兵衛沢ノ頭より望む鋸岳(第一高点) 後ろから鈴の音が聞こえてきた。徒歩のオジサマではなく、別の男性だった。 私達より若いであろう健脚な男性に道をお譲りする。 山頂で伺った所、ゲート手前500mスペースに駐車し、5:25出発&自転車組であった。 10:20 角兵衛のコル通過。鋸岳から下りてきた御夫婦は、角兵衛沢ルート組だった。 ![]() 角兵衛のコル付近はハクサンイチゲが群生していた♪ ![]() 角兵衛のコルから鋸岳への登りを見上げる。本日一番の急登だ! 予期せぬことに、この急斜面では左手にお花畑があった♪ 撮影しなかったが、ミヤマキンバイやイワカガミ、イチゲやコザクラ系の花の群落だ。
![]() 10:37 鋸岳(第一高点)直下 10:40−10:45 鋸岳(第一高点)2685m。 着きました〜♪ゲートから6時間25分。 ![]() 山頂には、先ほどの健脚お兄さんと、今朝飯場跡を出発されたオジサマがいらした。 初めて見るこちら側方面からの甲斐駒が、ガスの切れ間に望め感激!! 目を凝らすと、稜線を行く登山者が見える。 もう若くはないので甲斐駒からの縦走は叶わないが、いつの日か石室泊で、この稜線 を辿ってみたいなぁ〜♪ ![]() 肉眼ではもっと迫力あったのに・・・(^^; 右のピークは第二高点。 ![]() 北岳と間ノ岳。 仙丈ヶ岳も全部見る事が出来て良かった〜♪ ![]() 中央アルプス方面(山頂部は雲の中) 肉眼では槍&穂や八ヶ岳も見えたが、上手く撮影できず・・・(^^; 時間的には余裕があり、山頂で大休止とするハズが、雨粒が落ちてきたので写真を撮り 5分余りで下山することに(^^; ガスが無くなる気配はなく、雲も厚くなってきており、本降りの前に岩稜部を通過しておき たかったのだ。 ![]() 登りでは見落としていたクロユリ発見! 11:00 角兵衛のコル通過。コルの手前で徒歩のオジサマとすれ違う。 ![]() 11:08 三角点ピークを望む 自転車の御夫婦と、別の自転車組ペアとは、三角点ピークへの登り返しですれ違う。 弱い雨が降ったり止んだり・・・。振り返ると山の姿は見えなくなっていた。 11:25−11:35 三角点ピーク(小休止・パン・オレンジジュース) 蒸れるのも嫌い樹林帯なので、雨具は着ずに行く。どうか本降りにはなりませんように・・・。 ![]() 12:19 健脚のお兄さんに追いつかれ、少しの間、山の情報交換をしながら歩く。 12:35 横岳峠通過。三百名山を目指しているお兄さんは、カモシカの様に去って行った。 12:55−13:05 水場(富士川水源)分岐。ちー隊長が水源を確認しに行く。 ハイジはその間小休止(^^; 自宅に持ち帰る分も含め、5L汲んできてくれた♪ ちー隊長は全部背負うと言ってくれたが、流石に申し訳なくハイジも1.5Lだけザックへ。
![]() 13:39 最後の渡渉を終える 13:40−13:50 飯場跡(小休止・パン・オレンジジュース) 相変わらず小雨が降っているが、雨脚が弱かったので雨具は着ずに行く。 後は安全な林道をひたすら戻るのみ。 ![]() 13:56 何気に鹿の角(往きにもあった)。どなたが飾ってくれたのでしょうか〜 ![]() 14:03 8.5km地点には、4台の自転車がデポされていた。 14:15 雨が本降りになり雨具着用。カメラも全てパッキングし、以降写真なし。 下山後の温泉&ビールを楽しみに、大雨の中、淡々と歩く。 15:50 林道ゲート着。\(^o^)/\(^o^)/ 自転車の御夫婦に抜かれてしまうとばかり思っていたが、最後までお会いすることは なく、車出発時(16:00)も、どなたも到着されなかった。 |
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後 記 |
片道9km強の長〜い林道歩きが核心の今山行は、ほぼシミュレーション通り歩け満足だ♪ 前山行の金精峠〜錫ヶ岳日帰りや、乾徳山〜黒金山〜大ダオ周回等、歩いていたおかげ かな(^^) ちー隊長と過去の事&未来の事をおしゃべりしながら、復路は雨の中でも楽しく 歩けて良かった〜♪ この位の長い林道歩きを経験すると、4〜5kmの林道歩きはカワイイものに思えてくる。か? 道の駅・信州鳶木宿で汗を流し、食堂で祝杯をあげる♪ そして車泊。 翌日は日向山を登るつもりでいたが、お山は雲の中で気が進まず・・・。 下道でドライブがてら、大菩薩道を抜け丹波山経由でのんびり帰った。 (※注:決して飲み過ぎたわけではありませんからね〜^^;) |