ハイジの山歩記

 山域・山行名他  北海道・ニペソツ山 2013m    (2014/08/02)
  メンバー  ちー隊長&ハイジ
 
 概 略

 北海道の山旅4日目は、二百名山であるニペソツ山へ。

 ガイドブックによると、深田久弥が実際に登っていないという理由で日本百名山の選に
 漏れた、道内屈指の鋭峰&東大雪山群の盟主だそうだ。

 晴れ予報でも山中ではガスなこともあり景色は期待していなかったが、良い方に外れ、
 快晴の中、大展望を満喫する♪ 今山行で一番晴れて欲しかったお山であ〜る(^^)v

 ※関連情報(上士幌町HP)

 ↓アプローチ参考画像(4点)

 
 国道273号 三股橋標識(前日8/1 15:58撮影)

 
 林道入口(前日8/1 15:58撮影)

 ニペソツと石狩岳分岐(前日8/1 16:02撮影)

 前夜登山口で車泊。(トイレあり)

 林道終点の登山口(左奥にトイレ)

 ↓黄色テープから先駐車禁止(手前道路脇に縦列駐車する)

 

 8/1(金)夜の車泊は計6台。

 今回ニペソツは5度目という旭川のオジサマによると、熊出没箇所なので、駐車場での
 テント泊はとんでもないとのこと(^^;

 前後に駐車していた方に、明日の出発時間を尋ねられた。
 私達は(熊が怖いので)明るくなって5時前位と答えた。

 前車の方は旭川のオジサマで4時出発。
 後車の方は神奈川の御夫婦(奥様の足が遅いため)で、3時頃出発とのことだった。
 

 8/2(土)快晴
    

 十六の沢登山口 4:30〜7:40 前天狗 7:55〜9:30 ニペソツ山 10:05〜11:35 
 前天狗 11:45〜14:10 十六の沢登山口

 3:40 起床。
 4:05 朝食(おにぎり)
 4:30 登山ノートに記入し出発。

 
 山頂まで7km。 コース中に水場はなく、二人で6.5L用意する

 ノートによると、本日我らは4番目の出発だ。
 1番目は神奈川の御夫婦で、3:30発。
 2、3番目に旭川のオジサマと、子連れパーティ4名。共に4時発とあった。

 
 登山口からすぐ木橋を渡り尾根に取り付く

 始めこそ急傾斜だが、まもなく斜度も落ち着き歩きやすい道となる。

 
 5:04 樹林帯の良く踏まれた明瞭な道を行く

 
 5:12 古い案内板あり

 子連れパーティが休憩されていた。我らは先へ。ワンピッチ2時間位は頑張りたいのだ。

 5:32 古い案内板通過

 
 5:36 立派な標識現る!

 手元の昭文社の地図(2010年版)では、小天狗まで3時間とある。
 登山口から標高差600m位を3時間なんて、どれだけ緩い道?、アップダウンがある??、
 距離があるのか???
 (イメージできないまま)疑問に思いながら、樹林帯の道をひたすら行く。

 5:53 樹間から山々が見えてくると共に、雲海が広がっていた。

 
 6:07 樹間より望むウペペサンケ山

 6:15 小天狗(大岩)通過。(標識なし

 
  少し登り辛い岩だった(^^; 裏手にはロープがかけられていた

 大岩通過後灌木帯となり視界が開けると共に、道は大きく左手に付けられている。
 もしかして、先ほどの大岩が地図表記・小天狗か!?

 
 6:21 前天狗を望む

 
 6:28 テン場と思しき平坦地にある標識通過

 6:30−40 天狗のコル(標識なし) 小休止・バナナ

 うぅぅ・・・。通過してきた場所を思うに、やはり先ほどの大岩が小天狗だった!
 我らの足でここまでのコースタイムが2時間ということは、3時間はミスプリントだ(^^;
 長丁場だと思っていたので、1時間得した気分♪

 帰宅後、上士幌町HPにあるコースタイムを見た所、小天狗(大岩)まで2時間となって
 おり納得!。ハイジは足時計ができているので、あまりに大きく違うと不安になってし
 まうのだ〜(^^;

 
 天狗のコル

 
 7:00 灌木帯をじんわり登る。(後発の若者2人組に抜かれる)

 前方から(先ほどの若者達の)歓声が聞こえた!
 間もなくハイマツ帯になり視界が開ける。\(^o^)/\(^o^)/

 
 7:05 歓声の理由は、これだったのね〜♪(石狩連峰の後方に大雪山)

 数年前歩いた大雪山・旭岳から高根ヶ原〜忠別岳〜トムラウシまで見える♪

 
 左端・トムラウシ、右奥・旭岳

 
 7:15 何気に急な道を行く

 
 7:28 ハイマツ帯も抜け斜度が緩む

 
 7:35 赤丸部が前天狗。肉眼では休憩中の先行者の姿が見えた!

 7:40 前天狗着。(標識なし) 大休止・パン

 う・わ〜〜〜っつ! ニ・ニ・・ニペソツが!! 絶景♪♪ \(^o^)/\(^o^)/

 
 前天狗より望む天狗平と天狗岳の後方、中央に聳えるニペソツ山

 

 前天狗は広いスペース。絶好のビューポイントだ♪
 そしてこの北海道の山らしからぬ?景観! カッコよすぎではないですか!!(萌え〜〜♪
 写真ではスケール感をお伝えできず残念・・・。

 
 前天狗には携帯トイレブースがあった(画像左)

 振り返れば、石狩や大雪方面山頂部は雲に隠れてしまっているが、見えたら尚更
 感激だったろう。
 いつまでも見ていたい景色であるが、先を急がなくっちゃあ(^^)

 7:55 前天狗出発。

 岩道を一旦下り天狗平へ登り返す。

 
 8:00 ナキウサギが居そうな道♪

 
 8:13 天狗平より望む天狗岳(手前) ニペソツ山(右)

 道は天狗岳の西側をまいている。

 
 8:25 天狗岳付近より望むニペソツ山(鞍部・ニペのコル)

 ニペのコルへ向け下る。日帰りピストン山行ながら、変化に富み面白いルートだ!

 8:40 ニペのコル通過(標識なし

 コルより望むニペソツ山山頂まであと1km。

 コルから一気に登り返す。肩までが急坂だ。

 
 9:12 東側が切れ落ちている山頂部が迫る右端がニペの肩へ続く道

 
 9:20 ニペの肩付近。斜度が緩み山頂までもう少しだ。

 9:30 ニペソツ山着(2013m) 大休止・パン・豆大福

 先着していた旭川のオジサマによると、5度目にして初めて見た景色だそうだ(^^)v
 十勝やトムラウシ、大雪や石狩の山頂部は雲に隠れているが、もう充分満足♪♪

 
 山頂より望む前天狗方面標識後方(東側)は切れ落ちておりロープが張られている。

 三角点は、登山口案内板に書かれていた通り撤去されていた。

 
 山頂より望むウペペサンケ山

 神奈川の御夫婦ともお話する。明日は私達と同じく石狩岳に登られるとのことで、車種も
 色違いながら同じであり、とても親近感を覚えた(^^)♪

 10:05 山頂出発。来た道を戻る。

 
 10:09 ニペの肩付近より望む

 天気のいい土曜日なので、後発者と沢山すれ違う。

 
 10:16 右手斜面はお花畑だが撮影失敗

 
 10:22 帰路もまた、変化に富んだ景観が新鮮♪ 中央奥・窪地辺りが前天狗

 
 10:30 切れ落ちた斜面を花々が埋める

 10:40 ニペのコル通過。天狗岳へ向け登り返す。

 
 コルより見上げる天狗岳方面

 
 11:01 天狗岳のまき道付近

 
 11:16 天狗平より望む前天狗

 花写真集(各画像クリックで拡大)


ヨツバシオガマ

コマクサ

イワギキョウ

ウスユキトウヒレン

ウメバチソウ(白)
イワブクロ

ミヤマリンドウ

ウサギギク

 11:35−45 前天狗(小休止・パン)

 数名の女性が休憩していた。時間的に登頂は叶わないが、この景色を見るために
 前天狗までと決めていらしたそうだ。 

 
 ニペソツの雄姿を見おさめる

 12:35 天狗のコル通過。

 
 テン場と思しき平坦地

 
 12:48 小天狗(大岩) 手前より撮影

 12:50−55 小天狗(大岩) 小休止・バナナ。

 帰路は緩やかめの下りなイメージでサクサク進むと思っていたが・・・。
 疲れている自覚はなかったが、なかなか登山口に着かない(^^;

 
 急な道になってくると間もなく到着(^^)

 14:10 十六の沢登山口着。登山ノートに帰着時間を記入する。

 
 ズラ〜っと並ぶ登山者の車


   後  記


 14:30 駐車場出発。翌日(8/3)石狩岳に登るため移動。

 15:05 石狩岳登山口着。

 ニペソツ山の山バッチ(十勝三股・三股山荘で購入¥630-)

 



山行記