ハイジの山歩記

 山域・山行名他   那須・朝日岳 1896m〜沼原  (2005/11/20〜21)
メンバー   T氏・K氏・S氏・W氏・ちー隊長・ハイジ
   概 略  
  ちー隊長の山仲間恒例、那須・忘年山行に同行する。
  山歩きというよりは、【秘湯で宴会】し、各人の今年の山行報告や、来年の予定等
  大いに語り呑むことがメインである。
  各人の都合で、三斗小屋温泉・大黒屋集合とする。
  

 11/20(日)

      
 
  大丸温泉P 9:40〜9:55 ロープウェイ駅 10:15〜峠の茶屋〜11:10 峰の茶屋
  11:30〜12:15 熊見曽根〜12:45 峰の茶屋 13:00〜13:50 大黒屋(泊)
  
  新幹線を利用し、那須塩原下車。路線バスに乗り継ぐ。
  下界は冬型気圧配置で快晴ながらも、福島県境に位置する那須岳一帯は、山頂
  部に雪雲を抱いており恨めしい。
  案の定、バスに乗り込むと運転手さんが、ロープウェイ駅終点が、昨日からの雪で
  大丸温泉P迄であると言う。

  9:40 大丸温泉P着&出発。
  10cm位の新雪の道を行く。
  9:55 ロープウェイ駅着。
  ロープウェイは運行しているものの、天候悪く視界不良なので、観光客もまばらで
  ある。ロープウェイ利用で茶臼岳を目指す登山者も、予想外の悪天候に戸惑いが
  見られる。
  10:15 K氏、ちー隊長、ハイジは身支度を整え、峰の茶屋を目指す。

  10:25 峠の茶屋Pはご覧の通り。
  
    ちー隊長とハイジが目指す方面の山頂部も雪雲の中(; ;)

  

  当然ながら登山者もまばらである。
  歩き慣れた峰の茶屋までの道は、サラサラ新雪10cm位。
  すれ違う数組のグループは、昨夜三斗小屋泊の人たちである。

  登るにつれ雪雲の中に突入することもあり、風も強く、冬山である。
  先行していたカップルパーティーが引き返してきたり、別の先行グループも、天候
  の悪さに茶臼登頂を諦めたようだ。

  11:10 峰の茶屋着。避難小屋にて休憩
  

  持参のおにぎりを食す。風が遮られる分助かるが、小屋の中でも寒さで体がどん
  どん冷えてくるのがわかる。
  今回は三斗小屋温泉旅館泊まりということもあり、あえてコッフェル&ストーブを
  用意してこなかった。それに横着し、テルモスだけ持参し暖かい飲み物を用意し
  なかった。
  あくまでも認識したうえでの選択であったが、ハイジはちょっと反省する(^^;

  11:30 K氏とはひとまずお別れ。お天気が悪いので一足先に三斗小屋温泉へ。
  【うわばみ隊】は、三本槍方面へ出発する。
  朝日岳〜三本槍岳〜大峠〜三斗小屋温泉のコースを計画していたのだが、状況
  により対応する予定であった。

  朝日岳方面へは、風の通り道で有名なだけに、強風が吹き荒ぶ。
  私達以外には、小屋で休憩していた単独行のお兄さんが一人続くのみである。

  
               新雪20cm位の登山道

  岩陰は風が遮られるのでホッとする。

  

  朝日岳までの道は、切り立った片斜面の通過もあり侮れない。
  ましてや風雪で、視界が悪い。
  ちー隊長が先導し、ハイジが続く。
  無雪期には歩いたことがあるコースだが、一変している。

  吹きさらしの道になると、強風&小さな氷の塊りのような雪が下から顔に吹き付け
  られ×ゲームのようだ。強風で息をするのも苦しい(; ;)
  歩いていても体感温度がみるみる下がるのがわかる。
  厳冬期用アンダーを着用しているものの、オーバーヤッケではなくて雨具を着用し
  ていることや、オーバーグローブを持ってこなかったのもいけなかったと反省(^^;
  風雪はさらに強くなり、お天気は下る一方だ。

  不意に足の力が抜け?、シャリばてではないがそんな感覚を覚える。
  歩きながらもこうして力が抜けて、疲労凍死することもあるのだろうなぁ〜と思った。
  後にちー隊長にぞの旨話すと、それは【錆びつく】と言って、寒さで体が冷えてくる
  と、体の芯(内臓)や脳に血流を優先させるため、末端の手足の動きがギクシャク
  するのだと教わる。
  遭難しない程度に体感できて良かったと思う。

  12:15 朝日岳を過ぎ、熊見曽根分岐を少し過ぎたところで来た道を引き返す。

  12:45 峰の茶屋避難小屋着。
  冷え切った身体を少しでも温めようと、小屋にて休憩。
  風がないだけで、とっても暖かく感じられる(^^)

  13:00 峰の茶屋出発。
  三斗小屋温泉に向けて、静かな雪道を下る。

  

  樹林帯の道は風もなく、先ほどまでがうそのような穏やかな雪道である。

  
               延命水より大分手前の避難小屋

  13:50  三斗小屋温泉・大黒屋着。
  本日は日曜日ということもあり、私達グループの貸切であ〜る♪

  

  T氏、S氏、W氏はまだ到着していなかったので、一足お先に湯に浸かる(^^)♪
  冷え切った体が徐々に温まり解れてゆくのを楽しむ。まるで寒天みたい!?(^^)

  夕方16:00頃から皆で乾杯♪
  飲める人もそうでない人も、この夜大いに語らい呑み、23:00頃就寝。
  どれだけ呑んだかは、(大人の飲み会なので)ここには記さないでおく(^^;;;  
                                        

11/21(月)
快晴
  
  大黒屋 8:20〜9:25 三斗小屋宿跡〜9:45 深山ダム分岐 9:55〜12:00
  沼原P 12:30〜車道歩き〜13:15 タクシー乗車。

  8:20 大黒屋前にて記念写真を撮り出発。昨日とは大違い! 快晴であ〜る♪

  
            大黒屋前より望む白き峰(名は???)

  昨夜杯を重ねすぎて、ハイジは出発後もフワフワ(~ ~ #)状態♪
  こんなに清々しいお天気なのに・・・。
  歩き始めて小一時間、 急にその時はやってきた!!

  ゲロゲ〜〜ロ(* *;)・・・!!!

  すみませんm(_  _)m
  以後、ご想像(しないで)ください・・・(^^;;;;;

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  前の記述はなかったことにして・・・(^^;

  ご覧のようなダケカンバ林♪

  

  見上げると唐松(^^)♪

  

  緩やかな下り基調の道を行く。
  
  那珂川源流の碑がある付近

  

  川面がキラキラ☆美しい♪
  右に見えている道を進む。

  三斗小屋宿跡を過ぎ、9:45 深山ダム分岐にて休憩。9:55 出発。
  下りに慣れた足には、麦飯坂の急登は応える(^^;;
  しかし、誰にも会わず、新雪と青空にサンドイッチされた道は心地よい♪

  12:00 沼原P着。
  トイレはあるが鍵がかかっていて利用できなかった(^^;

          南月山(1776m)                 白笹山(1719m)
  
          沼原駐車場より望む(お砂糖まぶしたような山頂♪)

  
              沼原駐車場より望む流石山方面

  当初の予定では、ここからさらに板室温泉まで歩くつもりでいたのだが、ハイジの
  自己管理不足の体調不良のため、タクシーを呼ぶことに・・・(^^;
  メンバー諸氏にはご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げますm(_ _)m
  
   後  記
  当然帰りの新幹線の中でも、ハイジがおつかれさまぁ!♪の乾杯をできなかった
  のはいうまでもない(^^;;;
  そしてその後4日間断酒しておりました・・・(^^;;;;

山行記