ハイジの山歩記

 山域・山行名他  南アルプス 黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳 2967m  (2009/06/20)
  メンバー  青空山岳会・よっちゃん&ひーちゃん、ハイジ
 
 概 略
 
 ちー隊長は仕事の週末。土曜日のみ晴れ予報の中、単独で女峰山へ行こうか迷っていたハイジ
 であったが、よっちゃんとの金曜午後携帯メールのやりとりから、急展開の今山行!

 ハイジは前々から一人でも歩いてみたいと思っていた黒戸尾根に、二週間前に登ったばかりで、
 来月ペルー最高峰・ワスカラン(6768m)遠征を控えた御夫妻
と、まさか御一緒できるなんて
 夢にも思っていませんでした!!(^^)

 金曜夜仕事を終え、車でよっちゃん宅へ。よっちゃん号にて出発。

 水洗トイレを備えた広い駐車場で前泊。(ハイジはマイテント持参)
 前々から自分の中のイメージでは、神社傍の駐車場ということで、一人でトレーニング山行する場
 合、車泊に不安を感じていたが、実際には夜中でも灯りがあり、安心であった。
 登山口の水場は駐車場周りの確認をしなかったので不明だが、神社のお清め水はあった。

 ※青空山岳会さんの山行記はこちらをクリック☆
   

 6/20(土) 晴
    

 竹宇駒ヶ岳神社P 4:25〜11:40 甲斐駒ヶ岳 12:20〜17:45 竹宇駒ヶ岳神社P

 4:25 駐車場出発。

 

 駐車場奥の林道を抜け、竹宇駒ヶ岳神社の脇を通り、吊り橋を渡り登山道へ。
 おしゃべりしながらゆっくり歩く。

 6:10−25 笹ノ平分岐(大休止・朝食)

 

 登り一辺倒だと思っていた道は、緩急おりまぜ歩きやすい。
 ハイジにとって、御夫妻と御一緒することは、2人のガイドさんと歩くようなもので、心強く快適だ♪
 今まで御一緒させていただいた山行は、私にとってはどのコースも初めての、歩き応えのある道
 なので、無理ないようゆっくり歩かせていただき、歩くコースについての説明は勿論、国内外の
 色々な山にまつわる思い出話などを伺うことができて、おしゃべりしながらいつの間にか時間が
 過ぎてしまうのだ〜♪

 樹林帯を過ぎるとガスが切れ、青空が広がる。
 7:35 刃渡り通過。再び樹林帯へ。

 
            刃渡り

 イワカガミが満開の道を行く。
 

 大汗かきかき、鎖場を超え梯子を登る。
 8:10−20 刀利天狗(小休止・行動食)
 ここまでで1.5Lほど水分を摂っていたので、首かけタオルの端は絞れるほどびっしょりであ〜る(^^;

 
               休憩ポイント・刀利天狗
 
 ここから樹林帯の斜度が緩んだ道は、黒戸山をまき、なんと下るのだ!!
 よっちゃんによると、標高差100mほどだそうだ(^^;;

 8:45−50 五合目小屋跡(小休止)

 
                  五合目小屋跡

    クモマスミレ?                     ユキワリソウ           

 五合目からは、さらに急な梯子場や鎖場があるが、良く整備されており淡々と行く。

 

 9:30 七丈第一小屋でタンクより水を補給(無料)し、管理人さんにトイレ代金を支払い通過。
 二百円と言われたが、一人分だか二人分だかは不明(^^;(※ハイジ一人利用)
 9:35−45 七丈第二小屋(小休止・行動食)
 すでに登山口から五時間以上経過しているが、ハイジの足時計は三時間半くらい(^^)
 よっちゃんは、あと二時間位で山頂とのこと。
 このところ三週続けてお山へ行っていた効果??はあったかなぁ〜♪

           有料トイレ                         七丈第二小屋

 
               見晴らしの良いテン場

 テン場を過ぎるとわずかに残雪があるが、ツボ足で問題なし。

 
               画像:よっちゃん提供

 ひと登りすると展望が開け、振り返ると、黒戸山の後方に雲海に浮かぶ八ヶ岳がうっすらと
 見えた。七丈小屋も眼下に小さくなった。

 

 10:30−40 八合目御来迎場(小休止)
 展望はさらに開け、時期や時間的には諦めていた遠景も見える。肉眼では槍穂まで\(^o^)/

 
           八合目御来迎場より望む甲斐駒ヶ岳方面

                ↓富士山(見えるかなぁ〜♪)
 
               八合目より望む鳳凰山

             ↓北岳         ↓間ノ岳
 

                  ↓乗鞍岳(鋸岳の間にうっすらと)
 
                八合目より望む鋸岳

 さあ、いよいよ山頂へむけての岩道だ。歩き始めてすぐ、残雪は↓の岩陰の部分のみ。

 
               画像:よっちゃん提供

 段差の大きな箇所もあるが、要所に鎖もつけられており、不安はない。
 景観の素晴らしいダイナミックな道である。

               ↓北岳          ↓摩利支天
 
 
       九合目三本剣と鳳凰山                    イルカ岩??(^^)

                                       ↓甲斐駒ヶ山頂祠
 

 11:35 甲斐駒・東峰通過。

       ↓東峰
 

 11:40 山頂着。\(^o^)/ (大休止・行動食) 
 駐車場から7時間15分要したが、足時計&体感度は5時間くらい。喜びいっぱいのハイジであ〜る♪
                                                        
                        画像:よっちゃん提供

 山頂は、北沢峠から登ってきた人達で賑わっていた。
 絶好の登山日和&大展望に、どの人も満足顔(^^)v 記念撮影すれば、皆ヤマケイJOY風だ♪♪

 
             甲斐駒ヶ岳より望む仙丈ヶ岳

 
          山頂より望む中央アルプス&御嶽山

 
       山頂より望む鋸岳(ハイジもいつの日か歩いてみたい♪)

 12:20 名残惜しいが山頂出発。
 登った分だけ下りねばなりません(^^;
 長丁場なので、足を労わりながら、来た道をゆっくり歩く。

         ハクサンイチゲ              花笑う・往きには蕾だったキバナシャクナゲ

 13:15−20 八合目御来迎場(小休止)

 13:40−55 七丈第二小屋(大休止)

                       屏風岩の鎖場&梯子場
                         画像:よっちゃん提供

 14:20−40 五合目小屋跡(大休止・行動食)
 15:15−25 刀利天狗(小休止)
 16:25−35 笹ノ平分岐(小休止)

     画像:よっちゃん提供

 尾白川に架かる吊り橋を渡り、黒戸尾根山行を無事終える。

 17:45 駐車場着。
 尾白の湯で汗を流し帰路に着く。


 後  記


 標高差約2200m、コースタイム:登り9時間10分 下り5時間40分の黒戸尾根。
 ハイジはキリマンジャロ以来、初めての13時間超えの行動時間であったが、御夫妻の配慮でゆっくり
 ペースで歩かせていただき、思っていたほど負担なく歩けた。
 今後もトレーニングで再訪したいと思う。

 いつもながら道中&下山後、山にまつわるお話は興味深く感心することばかりで、御夫妻の御好意
 に甘え、なんと(またまた急遽)御自宅に泊めてもいただき、お疲れのところ深夜まで盛り上がり、
 お酒を嗜まないお二人に、とっても長ァ〜〜い一日としてしまったことは、ちょっと反省であ〜る(^^;;

 なにからなにまでありがとうございました m(_  _)m



山行記