ハイジの山歩記

  山域・山行名他   九州・韓国岳(霧島山) 1700m&久住山(九重山) 1787m  (2005/11/3〜5)
  メンバー   ちー隊長・ハイジ
  概 略   
  当初はちー隊長未踏の祖母山&九重山を、麓でテント泊にて登る予定であったが、
  前日の天気予報が悪かったため変更し、山バッチ購入の旅とした。
  予報は良い方にハズれ、急遽手配した宿は大当たり!、移動のためのドライブも
  楽しめた(^^)v
 
  11/03(木) 晴    熊本空港〜レンタカーを利用し、霧島山の登山口・えびの高原へ。(からくに荘泊)
 
  11/04(金) 晴  
  
  韓国岳登山口 8:35〜9:35 韓国岳山頂 10:00〜10:30 大浪池分岐(西廻り)〜
  10:40 大浪池 10:45〜11:40 県道1号〜11:50 えびの高原P着

  8::25 からくに荘に車を置かせてもらい、韓国岳登山口へ向け出発。
  車道をあまり歩かなくてもいいように、要所にショートカットの散策道がある。

         硫黄岳              韓国岳
  
                   賽の河原より望む

  8::35 韓国岳登山口着。舗装道路の脇に駐車スペースはあるが広くはない。
  飛び石連休の中日であるが、登山口は大勢のハイカーで賑わっている。
  車道より1時間ほどで山頂に立てるので、観光地でもある。

  すすきの斜面を右に望みながら階段を登り、硫黄山登山口からの合流道へ出る。
  大地獄&小地獄と呼ばれる噴気地帯を左に見送り、道標通り右へ進む。
  すぐに岩道となりそしてやや急な潅木帯を行く。

  快晴の中、気温も上がり、冬用アンダーシャツ&タートルネックの長袖ハイジは、
  半袖シャツ1枚で涼しげなちー隊長・・・と思って振り返ると、同じく顎から大汗したた
  り落としているちー隊長を認め可笑しくなってしまった(^^)
  この汗で、昨夜の焼酎が体内から浄化され、今宵も美味しく乾杯♪だねっ(^^)
  
と、思ったからなのであった。

  
     五合目より望む不動池&大地獄・小地獄と呼ばれる噴気地帯

  時折写真を撮るために立ち止まったりしながら淡々と進むと、あっという間に山頂
  到着(9:35)
  気温が高いので遠景はかすんで見えるものの、360°大展望が広がる(^^)v

            肉眼ではこの辺に噴煙をあげる桜島が見える
  
                韓国岳より大浪池を望む

  この日は、多くの登山者は韓国岳を往復するか、高千穂方面へ縦走するようだ。
  私達も再訪の折には、ぜひ縦走したいと思う。

                      高千穂峰
  
                    韓国岳より望む

  10:00 大浪池に向けて山頂を出発。
  ざれた急下りの登山道は、まもなく木階段の道となるが、ともかく急傾斜なので
  慎重に歩を進める。
  途中数組の登山者とすれ違うが、段差の大きな階段の急登りなので、【あとどれ
  ぐらいで山頂に着きますか?】と問われること数回(^^;
  大浪池からのコースを上りに選択しなくて良かった(^^;;
  ぐんぐん下り紅葉真っ盛りの樹林帯へ突入し、10:30 大浪池一周コースの分岐着。
  
  火口を一周したいところだが、本日は九重まで移動しなければならず、とりあえず
  火口の池を望める地点まで、西廻りコースをここから往復することに。
  10:40 大浪池展望所?着。
  ちー隊長と二人っきり、真っ赤な紅葉越しに、静かに佇む池を見下ろす(^^)

  10:45 分岐まで、来た道を戻りにかかる。

  
              大浪池側登山道より望む韓国岳

  分岐から道標に従い、えびの高原へ向かう。
  道は緩やかで、彩られた木々たちに見守られているような森の中を行く♪

    

  11:40 アスファルトの道(県道1号)に出る。
  11:50 えびの高原P着。
  広い駐車場は有料であるが韓国岳を正面に望めるロケーションにあり、ビジター
  センターや綺麗なトイレ、レストランや土産物店、足湯などがある。
  
  ビジターセンターで山バッチを買い、レストランにて昼食後からくに荘へ車を回収し
  に向かう。

  12:30 からくに荘出発。
  本日の宿、久住高原ペンション【きのこU世号】へ。
  道中、根子岳&阿蘇・高岳&烏帽子岳を望む展望所がある峠を越えてのドライブ
  も楽しかった。
  

  11/05(土) 晴

  赤川温泉登山口P 9:00〜10:55 久住山頂 11:20〜12:40 赤川温泉登山口P着

  8:55 登山口P着。無料。40台程停められる。(トイレ有り)
  すでに10台ほど停まっている。
  9:00 赤川荘への道を右に、左側の登山口より出発。
  緩やかな林道歩きが続く。
  10分たらずで開けた川原に出る。

  

  ハイジは6年前の11月下旬に雪模様の中、牧ノ戸峠からのコースを辿っていて
  展望のない山歩きだったので、今回のコースを楽しみにしていた。
  お天気もよく、すでに車中から素晴らしい紅葉に装われた山々を目にし大興奮
  九州の山なので、紅葉は特に期待していなかったのだが、認識不足であった(^^;

  林道と交差する登山道を何度か過ぎて、本格的な山道となる。

                                         久住山
  

  ペンションのオーナーから、赤川コースの概略を教わった。
  樹林帯あり、草つきの小広場あり、岩稜ありと、キツイコースだが変化に富んで
  いるとのこと。
  今のところ、どこがキツイコースなんだろう・・・と思いながら、静かなで美しい登山
  道を行く。

  
                 季節外れのミヤマキリシマ

  9:55 たしかに少しはキツイかなと思い始めた頃、草つきの小広場?着。
  わ〜〜い♪ なんといい眺め↓

  
            草つきの小広場から正面に望む久住山

  
                    扇ヶ鼻方面を望む

  10:00 小休憩の後出発。
  コースは山の右側斜面を進み巻きながら、山頂へ向かっているようだ。
  休憩時から見上げる山腹の端に見えた登山者が、先ほどからたいして進んでいな
  いように見える(^^;
  恐るべし赤川コースのキツさは、これから始まるのだ(^^;

  再び樹林帯に入り、狭い登山道は傾斜が増してくるが、所々開けた場所からの
  景観に励まされながら一歩一歩進む。

  

  岩稜帯になると、多くの人で賑わっている山頂が近い、が、なかなか着かない(^^;

  10:55 久住山頂着。
  牧ノ戸峠方面からの登山者が圧倒的に多く、眼下の久住分れ方面から、こちら
  へ向かってくる登山者の姿が見える。

           硫黄山                 三俣山
  
                  
  久住山頂より望む絶景!!(写真上&下)

                天狗ヶ城         中岳(1791m)
  

  行動食のパンを食べ、景色を楽しみながら寛ぐ。
  遠くには霞んでいるものの、祖母山や阿蘇、特徴ある山容の根子岳。
  そして眼下の久住避難小屋の周りを囲む個性的な火山群がオブジェのようだ。
  近県在住なら、四季を通じて九重山域に通い詰めたいと思わせる魅力的な山々♪

  11:20 名残惜しいが下山にかかる。
  ザレた道を慎重に下る。情けないことに、ハイジはすでに大腿四頭筋とふくらはぎ
  が少し痛い(^^;
  ハイキングコースとはいえ、一月ぶりの山歩き&昨日の大浪池への急下り、そし
  て今日の急登のせいだろう・・・(^^;;

  しかし、な景観の山裾へ向かっての下山はとってもいい気分♪(^^)v
  

  

  

  12:40 赤川温泉登山口P着。

  12:50 これより牧ノ戸峠まで移動し、山バッチを買いに行く。
  牧ノ戸峠Pは満車で、付近の路肩も路上駐車の列ができていた。

  熊本空港までの帰路、国道57号沿いにある【湯田巻狩温泉・どんどこ湯】に寄る。
  広い駐車場、いくつもの浴槽、露店風呂を備えている。(シャンプー&リンス有り)
  ¥800-(コインロッカー:有料¥100)

 
後 記
  えびの高原の宿 【からまつ荘】   一泊二食@9,180-
  
  久住高原の宿 【きのこU世号】   一泊二食@8,400-

  いずれの宿も清潔で、からまつ荘は地のものを取り入れた和食、きのこU世号
  は創作フレンチ料理がとっても美味しく、細やかな気配りの行き届いた宿でした。

  和食に本場の芋焼酎、フレンチにはワイン、【うわばみ隊】大いに満足のグルメな
  旅でもありました。
    

山行記