ハイジの山歩記

  山域・山行名他  南アルプス・鳳凰山(観音岳) 2840m  (2009/05/02〜03)
  メンバー  ちー隊長・ハイジ
  概 略
 お天気予報が微妙だったので槍ヶ岳山行を変更し、二人ともGWの時期に歩いた
 ことがなかった鳳凰山へ。夜叉神峠〜観音岳を往復する。

 GW期間中、夜叉神峠側と御座石鉱泉のバスも運行されており、鳳凰小屋も営業
 しているため縦走も可能だが、我らはETC割引の恩恵も受けるべく車利用。
 駐車場所確保のため、前夜登山口Pにて車泊&酒盛り(^^;

 駐車場には自販機、トイレ、登山口入口に水場あり。

 
  5/2(土) 快晴

 夜叉神の森P 6:50〜8:00 夜叉神峠小屋 8:10〜12:05 南御室小屋(テント泊)

 6:00 起床。駐車場は9割がた埋まっていた。朝食&身支度。
 6:50 出発。

 
                 夜叉神峠登山口

 一泊とはいえ、昨年秋以来のテン泊&冬山装備で荷が重く、また、特に危険個所も
 ないので(懲りもせず)前夜呑み過ぎてしまったため、清々しい新緑の息吹を体中で
 感じながら歩く余裕もなく、夜叉神峠まで続く緩やかな林道を重い足取りで行く(^^;
 自業自得ながら、今までで一番、峠までの道のりが長ァ〜〜く辛ァ〜〜く感じる。

 8:00 や〜〜っと夜叉神峠着。
 夜叉神峠小屋でアクエリアス500mlボトル(¥350)を購入し、一気飲み!
 ふぅ〜〜、体中に浸み渡り生きかえるゥ〜〜(^^;
 そして、目の前の景観にニ〜ンマリ(^^)♪

         ↓農鳥岳       ↓間ノ岳           ↓北岳
 
                   白峰三山

 8:10 夜叉神峠出発。
 樹林の道を一旦小さく下り登り返す。
 淡々と歩を進め、ふと横を見ると↓カモシカさんだ〜!しかもカメラ目線でポーズ♪

 

 9:10−20 小休止。
 9:40 杖立峠通過。

 
                    杖立峠

 杖立峠から緩やかに小さく下り登り返す。ここから残雪の道となる。
 小さく下る道にかろうじて残る雪が氷化しており歩き辛い。道端に15cm位の巾で
 見えている土の部分があるが、荷が重いのでその巾ではバランスが取りづらく歩け
 ない。アイゼンを着けるまでもないので、荷を下ろし、ピッケルを杖代わりに行く。
 しか〜し、その後歩き辛かったのは、この下る部分だけだった(^^;

 10:15−25 小休止(おにぎり)

 j20分ほど歩くと樹林帯をしばし抜け、日当たりのいい緩やかな道に。

 

 

 再び樹林&残雪の道となり、苺平までまだかなぁ〜と思い始めたころ標識現る。

 

 11:30−40 苺平着。小休止。

 

 苺平からは下り基調の緩やかな道が小屋まで続く。

 

 12:05 南御室小屋着。
 時間が早かったせいか、テン場は今のところ空いている。

 
                 南御室小屋

 
                かわいらしい鯉のぼり♪

 小屋で受付を済ませ、雪のない部分にテントを張る。(テン場代1人/¥500)
 小屋奥の水場は豊富に流れており、トイレは冬季用のを使用する。
 酒盛りするには時間が早いので、持参のエビスを雪に埋めお昼寝タイム。

 

 14:40 酒盛開始。前夜車中で今夜の分の焼酎も飲んでしまったため、残量が少なく
 ほどほどの量で強制的に??おひらき(^^;
 早めの夕食は定番アルファ米&レトルトカレー。

 17:15 朝いちばんの電車組がやってきて、テン場もだいぶ賑やかになってきた。

 

 17:45 周囲が賑やかな中、消灯。

 
  5/3(日) 
  曇り時々晴れ 

 南御室小屋 6:40〜8:25 観音岳 8:40〜9:55 南御室小屋 11:00〜13:50
 夜叉神の森P

 5:45 起床。12時間もぐずぐず&ぬくぬくと、シュラフの中だったのだ(^^;
 6:10 朝食。(パン)
 6:40 アイゼンを装着し、ピッケルを持つ。ちー隊長のデイパックに荷物を詰め、
 ハイジは空身で出発。
 天候は曇り。予想よりも雲が多く、青空は期待できそうにもない。
 稜線への登山道は小屋脇からの樹林帯の急坂で始まる。
 雪は締まっており歩きやすい。

 高度を稼ぎ、空が開けてくると砂払いだ。

 

 7:30 砂払山通過。
 稜線に出るといい眺め〜♪

         ↓笊ヶ岳
 

 
         薬師岳小屋手前より望む薬師岳(2760m)

 7:40 薬師岳小屋通過。

 
            雪から掘り出された薬師岳小屋

 7:50−55 薬師岳着(小休止)

 
             薬師岳より望む白峰三山

 広い山頂に雪はまったくない。

 
             薬師岳より望む観音岳(2840.4m)

 
                稜線より望む八ヶ岳

                     ↓金峰山
 
              稜線より望む茅ヶ岳(中央部)

       ↓仙丈岳                   ↓観音岳
 

 8:25 観音岳着。(大休止)
 岩を越え、眺めの良い奥へ進む。

 
                観音岳より望む白峰三山

 
             観音岳山頂で寛ぐちー隊長

 
                  観音岳より望む

    ↓アサヨ峰        ↓甲斐駒ヶ岳        ↓地蔵岳(オベリスク)
 
                   観音岳より望む

 写真では分かり辛いが、甲斐駒の後方、雲のように見える白い部分は北アルプスだ。
 写っていないが、肉眼ではその右手奥に妙高&火打がうっすらと見える。
 仙丈岳の左手奥には中央アルプスの峰々が真白い。

 8:40 名残惜しいが山頂出発。
 左右の展望を楽しみながら来た道を戻る。

         ↓間ノ岳                    ↓北岳
 

 

 9:55 南御室小屋着。荷物を作り、パンを食べ、テント撤収。

 11:00 南御室小屋出発。(往路を戻る)
 11:30 苺平通過。
 登山道の雪は緩んでおり、昨日よりもだいぶ融けて歩きやすい。

 12:30−40 杖立峠(小休止・パン)
 帰路カモシカさんとの再会を期待したが居なかった。

 
            馬?サイ?の顔に見える木

 13:20 夜叉神峠小屋通過。白峰三山の眺望も見納めだ。
 小屋前は観光客の親子連れで賑わっていた。
 
 往きに二日酔いで苦しんだ林道は、下りはら〜くらくの歩きやすい道だ(^^;
 道端のお花を楽しみながら登山口へ向う。

 ※クリックで拡大↓
 

??スミレ

ヤマエンゴサク


ニリンソウ

 13:50 夜叉神の森P着。


後 記

 今まで気づかなかった、稜線から見えた南アルプスに対峙した双耳峰の特徴ある山
 が笊ヶ岳だった。
 アプローチも大変そうな山だが、いつの日かその頂に立ち、眺望を存分に楽しみたい
 と思う。


山行記