ハイジの山歩記

  山域・山行名他   尾瀬・燧ヶ岳2356m〜尾瀬ヶ原 (2005/10/1〜2)
  メンバー   ちー隊長・ハイジ
  概 略   
  草紅葉を楽しむこと&山バッチ購入のため尾瀬行きを決める。
  当初は燧ヶ岳〜尾瀬ヶ原〜至仏山と欲張りな計画を立てていたのだが、お天気
  予報が悪かったため、2日目至仏山へは登らずに【軟弱隊】となる(^^;
    
 
  10/01(土) 曇
 
  尾瀬御池 6:10〜7:00 広沢田代 7:10〜7:55 熊沢田代 8:05〜9:15 俎ー
  9:25〜9:40 柴安ー 10:00〜12:00 下田代十字路 12:30〜14:10 山の鼻着
  (テント泊)

  東武鉄道【尾瀬夜行】&バスを利用し、5:30尾瀬御池に着く。
  (立派な水洗トイレ、自販機、水道、駐車場あり)
  持参のおにぎりを食べ、身支度をし、6:10 登山口出発。

  一泊とはいえ二ヶ月ぶりのテント泊装備、夜行移動のため、初日8時間行動は、
  鈍った体には堪えるだろ〜なぁ〜(^^;
  しかし、三連休白峰三山縦走に備え、足慣らしの意味でも頑張らなくっちゃあ!!
  と気合を入れる。

  7年前の体育の日、翌月の宮之浦登山に備え、一人御池より往復したことが思い
  出される。泥が顔にまで跳ね上がるほどの悪路だったっけ・・・。
  樹林帯の道をたんたんと登る。
  
  7:00 一つ目の湿原・広沢田代着。
  期待していた草紅葉はご覧の通り。最盛期にはまだちょっと早いかんじ・・・。
  
                   広沢田代の池塘

  下界のお天気予報は下り坂。曇後夕方から雨であったので、今降られていない
  だけでもラッキーである。
  小休憩後、7:10出発。

  やがて右側に会津駒ヶ岳が見えてきた(^^)
  

  真っ赤な実をつけたナナカマドに迎えられながら、高度をあげる。

  
                  広沢田代を見下ろす
  
  再び木道が現れて、奥に燧ヶ岳を従えた二つ目の湿原熊沢田代を目にする(^^)

            燧ヶ岳
  
                   熊沢田代

  7:55 熊沢田代着。ベンチに腰を下ろし小休止。
  両手を広げ深呼吸♪
  なんと気持ちのいいロケーションw(^o^)w

  牛の背のような平ヶ岳のなだらかに広い稜線が近い。
  目を凝らすと、登山者が見えそうだ(見えないけど)
  さらに奥には、いつか登りたい荒沢岳も見える(^^)
  
  8:05 熊沢田代出発
  
  
                 熊沢田代を振り返る

  なだらかな木道歩きも終わり、適度に急な岩礫帯の道を行く。
  ハイジの頭の中では、今日は【カノン】が繰り返し繰り返し流れている♪
  トレッカーズハイ状態で、とても歩き心地よい。
  オートマチックモードであ〜る(^^)v
  余談だが、曲はその時により、【島歌】だったり、【アルペンヨーデル】だったりする。
  
  順調に歩を進め、山頂手前で先行していたツアー登山の団体さんに追いつく。
  頭の中の【カノン】も終わり、9:15 三角点のある俎に到着。

           男体山        日光白根山
  
               俎ー(2346m)より望む尾瀬沼

  あれれ・・・?
  ヒーヒーと弱音をはきながら登るのを覚悟していたのに拍子抜け(^^)
  曇ながらも大展望!!
  赤城山や上州武尊、遠くに噴煙をあげる浅間山が見える。
  そしてすぐそばには、これから向かう燧ヶ岳最高所の柴安が大きい。

  行動食のミニアンパンを食べ、9:25 出発。
  柴安ーへは一度大きく下り登り返すが、見た目ほどキツくはない。
  9:40 柴安着。
                 至仏山(2228m)
  
          柴安ー(燧ヶ岳最高所2356m)より望む尾瀬ヶ原

  ヤッホー(^O^)/ 眼下に草紅葉の尾瀬ヶ原だぁ〜〜い♪♪
  雨に降られなければ、今日は至仏山の麓、湿原のきれているところまで進むのだ。
  風邪気味のちー隊長も、数年ぶりの燧ヶ岳からの大展望に嬉しそう(^^)
  月並みだが、空気もいいし、いい汗かいて、下界の毒が抜け浄化されてゆくぅ〜〜♪

  10:00 山頂出発。
  急坂をどんどん下る。15分程で温泉小屋道の分岐を右に、道なりの見晴新道を行く。
  樹林帯で涸れた沢のようなコケ混じりの歩きにくい石道をえんえんと下る。
  下りの得意?なハイジであるが、滑りやすい石なので、一歩一歩慎重に止めながら
  進むため、なかなか捗らない(^^;
  一時間過ぎたあたりから、膝がだるくなってきた。今まではこんなことなかったのに
  ・・・と思うと、歳のせいかしら・・・と【ハイ爺】モード。

  山歩きが好きで、今までこんな道嫌だと思ったことがほとんどなかったのだが・・・。
  下りでこれだから、登りには使いたくない!と思った(^^;
  途中1回小休止を交え、やっとブナ林の明るい道になり、木道が現れ尾瀬沼方面
  への分岐を左に、右側の見晴(下田代十字路)を目指す。

  12:00 下田代十字路(第二長蔵小屋前)着。
  ここまでくれば、あとは平坦な木道歩きだけなので気楽である。
  おにぎりの昼食を食べ大休止。
  小屋で燧ヶ岳の山バッチを購入する。(¥350)

  12:30 なんとかお天気持ちそうなので、予定通り山の鼻のテン場へ向け出発。
  至仏山を前に、尾瀬ヶ原のメインストリートを縦断する。

  
                   振り返ると燧ヶ岳

  
                  行く手には至仏山

  
                   至仏山と尾瀬ヶ原


  
                  だんだん近づく至仏山

  
                   上田代の浮島

  群馬側(至仏山側)に近いほど、紅葉の進捗が遅いようだ。
  例年は最盛期のはずだったのだが、今年は三連休あたりが見頃だろう。
  春・夏・秋と訪れたことのある尾瀬だが、ハイジは草紅葉の秋が一番好きだ♪
  山歩きにハマる前、スキー仲間に誘われ目にした草紅葉のなんと美しかったこと!
  一面オレンジ色に染まる湿原を忘れることができない。

  14:10 多くのハイカーで賑わう山の鼻テン場着。(至仏山荘管理:一人¥800)
  登山靴での木道歩きはとっても疲れた。
  足の裏が攣りそうなかんじ(^^;;

  いつものように水場にてエビスを冷やし、テント設営後さらに至仏山荘にてビール
  (一番絞り500ml×2・@580)とワイン(赤&白各ハーフボトル・@750)を調達.。
  酔っ払わないうちに、至仏山バッチ(¥350)も購入(^^)

  15:00 【うわばみ隊】宴のはじまり〜♪

  山荘前に掲示された明日の天気予報は雨!
  至仏山への登りに使う道は蛇紋岩で滑りやすいので、この時点ですでに明日の
  登頂中止モードに(^^;
  そうしてココロオキナク?杯を重ねる【うわばみ隊】であった(^^)

  18:00 消灯。
  
 
  10/02(日) 曇  

  山の鼻テン場 8:00〜8:50 鳩待峠着。

  6:15 起床。
  5時頃から目が覚めていたのだが、雨音はせず、しかし雨なのよもうすぐ降り出す
  んだから・・・と、ちー隊長と言い合いつつ、ゴロゴロと過ごしてしまった(^^;
  寒さに備え外張りも張ったテントは暖かく、外気温も例年より暖かかった。
  お天気予報は良いほうにハズれて、今朝も大勢のハイカーで早くも賑わっている。

  【軟弱隊】は、予定通り?鳩待峠へ向かった。
  樹間越しに見える至仏山の稜線を、後ろめたく見送るハイジであった(^^;;;
  
後  記   
  尾瀬は圧倒的にハイカーだらけで、山の鼻テン場には私達以外に単独の男性が
  3張りだけだった。
  大きなザックの私達は、妙に浮いた存在となり、登山道脇のテン場ゆえ、テント設営
  時もハイカーの方達の好奇の目にさらされた(^^;

  鳩待峠からの乗り合いタクシーで御一緒した、岡山から東京出張ついでに燧&至仏
  に登られたaristerさんと知り合う。
  同好ゆえ話は尽きず、楽しく帰路に就く。



山行記