ハイジの山歩記

  山域・山行名他   北アルプス・針ノ木岳2821m〜赤沢岳2677.8m縦走(2003/7/27〜29)
  メンバー   T氏・K氏・S氏・ちー隊長・ハイジ
  概 略  
  ちー隊長の山仲間恒例の山行に、同行させてもらう。
  お天気に恵まれたものの、梅雨明けが遅れたせいで、日曜日にもかかわらず、
  小屋&テン場共、大混雑となる。
  キリマンジャロ後数ヶ月、山を歩いていなかったし、テント泊縦走でもあり不安
  だったが、 無事に歩き通すことができた(^^)


  7/27(日) 晴
 
  扇沢登山口〜針ノ木小屋(6:10発〜12:00着)

  夜行列車利用により、早朝登山口に着くことが出来た。
  日本三大雪渓のひとつである針ノ木雪渓を登り、針ノ木峠のテン場を目指す。
  ちー隊長の助言により、軽アイゼンを付けずに登るが、ぜーんぜん問題なし(^^)
  山歩き経験の差もあるかもしれないが、白馬大雪渓より楽な登りに感じられた。

  テントを張り、昼食を終え仮眠後、蓮華岳を往復することになっていたが、前夜
  寝不足のためか他のメンバーは爆睡モードに入るということで、ちー隊長と二人
  で行く。
  
  ハイジはコマクサの群落の多さに、嬉しさいっぱい(^^)v
  おまけに、ちー隊長が、白花のコマクサを見つけてくれた!!ラッキー!(^^)
  
  
   

  7/28(月) 晴
  
  テン場 6:35→7:35 針ノ木岳 8:10→8:50 スバリ岳 9:05→10:55 赤沢岳
  11:15→12:00 鳴沢岳 12:10→12:40 新越山荘 12:50→13:50
  岩小屋沢岳 14:10→15:25 種池山荘着

  前夜酒盛りが過ぎたためか、体調不良によりS氏が、休暇の関係で当初より
  針ノ木岳往復のみのK氏と共に、針ノ木岳から下山することになる。

  針ノ木岳からは、岩ガレの道をいくつものピークを越えて進む。
  登降差が激しく、後半はけっこう足にきてしまった(^^;

  岩小屋沢岳を20分程過ぎたゆるいカーブ道で、血気盛んな♂猿君とバッタり出
  会ってしまう。 そして双方しばし睨み合いとなる。
  T氏・ハイジ・ちー隊長の順に歩いていたのだが、♂猿君は明らかにハイジに狙
  いを定め、攻撃体制になっているのがわかる。
  ハイジはあやふやな知識で、こーゆー時は【相手と視線を逸らしてはいけない
  と思い、一生懸命ガンガン?、ガンを飛ばした(@ @)!

  そのかいあってか緊張状態の後、一瞬の隙に♂猿君は谷側斜面を下っていった。
  私達も歩を進めると、そこには赤ちゃんを連れた群れが・・・。
  刺激しないよう気をつけ(内心ヒヤヒヤしながら)、無事通り過ぎることができたが
  もしこれが単独で歩いているときだったら・・・とか、相手が熊だったら・・・とか
  (^^;; 考えさせられた。
  お山はもともと彼らのフィールドでありますものね。
 
  種池山荘到着後、T氏は新婚である私達の勧めを遠慮してか、小屋に素泊まり
  するというので、早速テントを設営し酒盛り&夕食を共にし、語らっていたところ
  19:30頃、 どこかのテントから【もう寝る時間ですよ!】とのクレームが聞こえた。
  私達は充分にマナーを心得ているつもりだったので、【え???】というかんじ。
  決して声高に騒いだりしていたわけではなく、時間もまだ19:30だったんだけどぉ
  ー。 いずれにしても、不愉快な思いをしている人がいることは確かなので、不本
  意ながら消灯する。
 

  7/29(火) 曇

  テン場〜柏原新道登山口(7:00発〜9:20着)

  お天気予報は下り坂だったし、三人共爺ヶ岳は登っているので、寄らずにその
  まま下山する。
  昨日別れたS氏が、大沢小屋でテント泊をし、扇沢よりタクシーで下りてくるとい
  うので車道にて待つ。
  タクシーが着く頃、ちょうど雨が降りだしてきた。(ラッキー!)

  お約束の『薬師の湯』で汗を流し、帰路に就く。
   

山行記