ハイジの山歩記

 山域・山行名他  北アルプス・白馬三山(白馬岳〜杓子岳〜鑓ヶ岳)日帰り   (2012/7/16)
  メンバー  青空山岳会・よっちゃん&ひーちゃん、ハイジ

概 略
 
 海の日三連休ちー隊長は仕事だったので、ハイジ一人でテン泊、大キレットか双六
 方面にでも出かけようかと思っていたが、お天気予報が芳しくなく、大渋滞するであ
 ろう連休最終日に一人で行動するのも億劫なので、山は諦めようかなぁ〜と思いつ
 つ、青空山岳会さんのHP・山行予定を拝見したところこの計画があり、二週前に引
 き続きまたまた急遽御一緒させていただくことに(^^)

 前日午後よっちゃんの御宅へ車を置き、よっちゃん号で出発。
 猿倉Pで車泊(ハイジはマイテント持参)

 白馬三山は15年前のお盆にツアー登山・二泊三日で、ハイジが山デビューした所だ。
 それがきっかけで山にハマり、時を経て、同コースを一日で歩くなんて夢の様だ!

 青空山岳会さんのレポはこちらをクリック

 関連記事 2006/08/14〜15 白馬三山〜唐松岳縦走(天狗山荘泊)
        2005/05/28〜29 白馬岳〜栂池縦走(テント泊)

 
 7/16(月)晴れ
 
 猿倉荘 2:30〜3:30 白馬尻小屋 3:45〜6:25 お花畑避難小屋 6:35〜7:15
 村営頂上宿舎 7:30〜8:00 白馬岳 8:05〜9:50 杓子岳〜10:45 白馬鑓ヶ岳
 11:05〜13:20 鑓温泉小屋 13:35〜16:40 猿倉荘

 前夜19:50頃就寝。とても眠りに就けないと思っていたが、いつの間にかzzz。

 2:00 起床。(テント撤収&バナナ) 満天の星空!!\(^o^)/
 2:30 駐車場からヘッデンを着け猿倉荘出発。(トイレ&水場あり)

 白馬尻小屋までは、緩やかな林道歩きだ。
 こんな時間なのに、私達より10分ほど早く、単独男性が出発して行った。

 風もなく暖かな夜である。星明かりだけの道を行く。

 30分程歩き振り返ると、ダークオレンジ色の三日月と輝きを放つ金星が、東の空低く、大きく、
 静かに、佇んでいた・・・。

 その光景が、何とも言えす幻想的で素敵♪♪

 夜、テン場で、肉眼で天の川は数々見たことがあるが、今日のような月と金星のコラボを
 山中で見たのは初めてであ〜る♪ コンデジなので写真に撮れないのが残念!!

 3:30−45 白馬尻小屋(大休止・パン)。
 これまで暖かい空気だったが、雪渓傍に寄ると、吹き下ろす風で凍える。
 防風&防寒対策をし出発。


 

 4:00 大雪渓入口通過。
 雪面が硬く、6本爪アイゼンを装着する。

 アダルトな魅力の佇まいの三日月と、眩い輝きを放つビーナスを後方に従え、あと数時間もす
 れば人の列で数珠つなぎの大雪渓だ。三人きりの穏やかな空間を行く。

 本日の行程は、コースタイムで15時間の長丁場だ。
 訓練山行ではないので、よっちゃんは極力ゆっくり歩くので、ハイジさんは遅いと思ったら自分
 のペースでどうぞと言われたが、御夫妻のゆっくりペースは、ハイジにとって丁度良いのだ(^^;

 4:30−40 小休止(オレンジジュース)

    4:50 御来光♪                    行く手には朝陽に染まる大雪渓♪

 
            5:25 完全に朝〜〜〜っ(^^)♪

 5:45−50 大雪渓終点(小休止・パン)) 

 
           大雪渓終点部から来た道を振り返る

 アイゼンを外すか迷ったが、この先小雪渓の通過もあり、そのまま行く。

 6:00 葱平通過。

 
              天狗菱とミヤマオダマキ

 葱平からは、花の名山に相応しい大小のお花畑が随所にある♪

 
                 小雪渓トラバース

 6:25−35 お花畑避難小屋(小休止)
 アイゼンを外し、小屋前に流れる雪融け小川で洗う。(正に絶好の洗い場!!)

 お花畑避難小屋からは、今朝下りてきた多くの登山者とすれ違う。

 

 
            村営頂上宿舎直下・最後の雪渓

 7:15−30 村営頂上宿舎(大休止・パン)

              ↓白馬岳 
 
      7:35 稜線分岐でザックをデポし、白馬岳を往復する

 8:00−05 白馬岳(2932.2m) ガスで何も見えない(; ;)

                                   雪倉方面も山頂部は雲の中

 下山にかかると間もなく、よっちゃん&ひーちゃんが足を止めた。
 御夫妻の山仲間 kana-catさんが登ってきたのだ♪
 高峰登山をいくつも経験している彼女は超健脚で、私達より2時間遅れでスタートしたとのこと。
 う・わ〜〜〜っ!!

 8:20−25 白馬山荘レストラン(小休止)

           白馬山荘                別棟のレストラン

 8:35 デポしたザックを再び背負い、稜線分岐通過。
 白馬山荘からは、稜線沿いはお花畑だ。
 今年は雪が多かったおかげで、この時期でもウルップソウが沢山見られる。

                           ↓毛勝三山
 
           8:45 縦走路脇斜面のお花畑

               ↓白馬岳

               縦走路より望む

              ↓立山    ↓剱岳             ↓猫又山
 
                縦走路より望む

 お花を見たり写真を撮るため、なかなか前に進めない(^^;

          ↓杓子岳(2812m )         ↓白馬鑓ヶ岳(2903.1m)
 
               縦走路より望む

 9:15−25 杓子岳の基部(小休止・パン)
 休憩を終える頃、kana-catさん到着。
 すぐに追いつかれてしまうので、お先に出発する。

 9:50 杓子岳着。ガスガスで何も見えない(; ;) 写真を撮り通過。

 

              ↓旭岳(2867m)           ↓白馬岳
 
          杓子岳下りから白馬岳方面を振り返る

 
              縦走路より望む白馬鑓方面

 今朝小屋を出発した人達に追いつくようになってきた。
 この辺りからkana-catさんものんびりモードで御一緒することになり、より一層楽しくなる♪

                         ↓杓子岳
 

  ↓白馬鑓ヶ岳(2903.1m)
 

 10:45−11:10 白馬鑓ヶ岳(大休止・パン)
 強風で飛ばされそうだ。
 山頂から少し下った所で休憩する。


 11:30 大出原分岐通過。
 天狗山荘方面に少し登り、稜線から最後の景色を見おさめる。

 11:35−40 小休止。

  水晶や薬師、立山、剱をバックに記念撮影♪
 
     ハイジ、ひーちゃん、kana-catさん

 時間はまだ正午前だ。
 早立ちした有り難さを感じる♪
 ここから下りになるが、行程・後半分と心の中で思い、気を引き締める。

 
       11:43 大出原の分岐より望む白馬鑓ヶ岳

 花写真集(各画像クリックで拡大)


ハクサンイチゲ

シナノキンバイ

ミヤマオダマキ

シナノキンバイ

ウルップソウ

ミヤマシオガマ

リシリオウギ

クロユリ

オヤマノエンドウ

タカネツメクサ

イワウメ

アオノツガザクラ

コイワカガミ

シナノキンバイ

ツガザクラ

イワツメクサ

ミヤマクワガタ

シコタンソウ(白)
ウルップッソウ(青)


アズマギク

イワベンケイ

タカネヤハズハハコ(白)
ハクサンチドリ(ピンク)

コマクサ

チングルマ

ミネズオウ

ミヤマキンポウゲ

シラネアオイ

サクラソウ系?

リュウキンカ

ニリンソウ

 
          12:05 下りで最初の雪渓現る

 12:10−30 大休止(パン)

 
            休憩後すぐ、再び雪渓現る

 鎖場手前まで雪渓歩きだ。

 
         12:50 滑りやすい鎖場を慎重に通過する

 13:05 鑓温泉小屋が見えてきた♪
 夏道は出ておらず、小屋手前にまで及ぶ雪渓には、ルートを示す旗が立てられていた。

      ↓鑓温泉小屋
 

 13:20−35 鑓温泉小屋(大休止・パン)

           鑓温泉入口                     テン場傍の足湯

 小屋から10分弱下った所に小さなお花畑現る♪

 
   テガタチドリ(ピンク)  ミヤマコウゾリナ(黄) クルマユリ(オレンジ)

 13:50 つぼ足でも行けそうであるが、この先トラバース部分もあり、より速く通過するため
 アイゼンを着ける。

 

 

 14:15 雪渓のトラバースを終え、アイゼン外す。
 これより小日向のコルまで、樹林帯を登り返しだ(^^;

   14:20 トラバース道を見下ろす(赤線が通過した部分)

 
               赤丸部が鑓温泉小屋

               サンジロ標柱の先で最後の雪渓通過

 14:45−50 最後の雪渓を通過し、一段上がった所で小休止。

 急ではないが、じめじめした湿っぽい道を滑らないよう慎重に行く。
 小日向のコル手前からは、キヌガサソウの群落やサンカヨウ、イワイチョウやミズバショウが
 沢山見られ、予期していなかっただけに嬉しい♪

 
             キヌガサソウの群落

 
                ミズバショウ

 15:15 小日向のコル通過。(標柱あり)
 ここからコースタイムで猿倉荘まで、あと1時間50分かぁ〜(^^;
 単調な道を1人では辛いところだ。
 足の揃ったメンバーと一緒なので(何せハイジが一番亀なのだ)、ちー隊長と二人の場合、
 泣き言の一つも出そうな状況であるが頑張れる(^^;

 16:05−10 水芭蕉平(木に吊り標識あり) 小休止。

 ときめく?道ではないので、足がダルくなってきた。
 緩い道がダラダラ続くので、帰宅後調べた実距離(全18km)よりも長く感じる(^^;;

 16:30 林道出合通過。
 やっと林道に出て、テンションUP!! 間もなくゴールだ〜\(^o^)/

 16:40 猿倉荘着。
 kana-catさんは帰宅を急ぐため、駐車場でお別れする。

 八方温泉・第二郷の湯で汗を流し、そば神・神城で夕食後帰路に就く。

      

後 記

 まいどまいど突然の参加表明に、快く応じてくださる御夫妻にはとっても感謝です♪

 深夜にヘッデンを点け山を歩くことは1人では怖くてとてもできないことであったが、御夫妻の
 おかげでその経験ができ、三日分を一日で味わいつくした楽しい山行であった♪

 いつもながら、よっちゃんリーダーのプランは完璧で、亀足の私に合わせゆっくり歩かせていた
 だき、思っていたほど体への負担もなく歩ききることが出来た。

 思い返せば、初めての黒戸尾根日帰りも、御夫妻に同行させていただきましたっけ(^^)
 ネットを通じての出逢いで、はや6年! 
 御夫妻には、ハイジにとっていくつもの初めてを経験させていただき、本当に感謝です!
 ありがとうございましたm(_  _)m


山行記