ハイジの山歩記

  山域・山行名他   北アルプス・後立山連峰  五竜岳 2814m(2004/9/11〜12)
  メンバー   ちー隊長・ハイジ
  概 略   
  8月下旬の山行予定が台風接近のため流れてしまい、もんもんとした週末を送って
  いたハイジは、今週末の晴天予報を見逃すわけにはいかず、手頃な五竜岳行きを
  決めた。


  9/11(土) 晴
 
  八方池山荘〜唐松山荘〜五竜山荘(8:00発〜13:25着)

  5:36 お馴染み【ムーンライト信州号】グリーン席利用で、快適夜行移動をし、白馬
  駅に着く。
  バスに乗換え八方へ。
  白馬岳を目指し、猿倉まで行く乗客が圧倒的に多い。

  八方ゴンドラの始発は7:30なので、時間に大分余裕がある。
  持参のおにぎり朝食をとり、食後のコーヒーまで楽しんでも、まだまだ余裕。
  7時を回る頃には、登山者達も、ぞくぞくとやってきた。

  ゴンドラ駅舎地下の洗面所で、歯磨きをしたり身支度を整え、ベンチへ戻ると、ちー
  隊長が小声でささやく。
  『すぐそこに居る背の高い人、俳優の高嶋・兄だよ』
  目をやると、撮影スタッフに取り囲まれた【高嶋政宏】さんが、確かに居られる。
  登山者にしては派手なおねーさん(オバサン)と思った人は、女優の【坂口良子】さ
  んだった。
  どうやらドラマの撮影をするために、一行は朝一番のゴンドラに乗りたいらしい。

  このドラマは、ここ数年、隔年一回ごと?にシリーズ化されている、テレビ東京の
  【北アルプス××殺人事件】だ。
  【高嶋・兄】扮する、山岳救助隊長を主人公に据えている。

  ちー隊長は知らなかったそうだが、ハイジは過去に、題名から察して、ロケ地の山の
  景観や空撮を期待し、チャンネルを合わせたことがあった。
  山ヤからすると、内容は【・・・】なので、毎回最後まで見終えずに、居眠りしてしまう。
  (※スタッフ&出演者御一同さま、m(_  _)m)

  ゴンドラ&リフトを乗り継ぎ、八方池山荘へ。
  八方池山荘手前の斜面に、牛が放牧されており、草を食むのどかな光景が広がる。
  、左手には【焼肉】の看板を掲げる建物が・・・!
  【パペット&マペット】のコントを思い出す(^^)
  
  晴れてはいるが、ガスがでてきて山々の勇姿を隠してしまうのが残念・・・と思いつ
  つ歩きだす。
  丸山ケルン手前の雪渓入り口に、食べごろを迎えた山苺が沢山生っていた。
  ちー隊長と先を争い?口に入れ、甘酸っぱい山の恵みを味わう(^^)

  11:25 唐松山荘前で昼食をとり、五竜へ向けての岩尾根歩きが始まる。
  ハイジは、前回は五竜からの逆コースを辿ったので、今回の岩稜歩きが新鮮に感じ
  られる。
  高度感はあるものの、しっかりと整備された登山道は快適であ〜る♪

  大黒岳を過ぎ、登山道脇のウラジロヨウラクや、ナナカマドが色付いている。
  来週末あたりは見頃を迎えるであろうか・・・。

  13:25 本日はテン場に3番乗り。
  正面に五竜岳を望む、イイ場所にテントを張る。
  14:05 ガスっているので、山頂行きは明朝へ回し、【うわばみタイム】♪
  おつまみは、小松菜キムチと焼鳥缶、進物の高級牛肉&ごぼうの佃煮、友人Dちゃ
  んのカナダ土産のレトルトサーモンと、いつにもまして、とっても豪華であ〜る(^^)v
  
  15:40 夕食(定番のカレー)
  17:30 消灯(早すぎるー)

  余りに早寝したので、23時頃目が覚める。
  テントの入り口を少し開き、寝たまま空を見る。
  今宵は、糸のように細い下弦の月のおかげで、肉眼で天の川がハッキリ見える!☆
  幸運なことに風もなく、冷え込みもせず、星達が揺らがず、静寂の中あるがままに
  ある。今までに見た中で1番美しい星空!
  変な表現だが、まさしく天然プラネタリウムだ。
  山の神様、感謝でーす!
   

  9/12(日) 晴  
  
  テン場〜五竜岳〜五竜山荘〜アルプス平駅(6:00発〜7:00〜7:55〜10:45着)

  4:50 起床。快晴の朝を迎える。
  山荘前からは、噴煙を上げる浅間山もハッキリと見える。

 

  6:00 朝食後、テントはそのままにして、五竜岳を目指す。
  前回は、何も見えない山頂だったので、これから見る山頂からの景色に思いを馳
  せる。

  6:40 山頂は大勢の人達で大混雑。
  登頂記念写真撮影の順番待ちになっている。
  山頂からは360°の大展望!
  同じ山でも、いろいろな山の頂に立つ度に、見え方が違うので飽きることがない。


       美しい双耳峰の鹿島槍ヶ岳   

  7:30 テン場に戻り、テントを撤収し、7:55 下山開始。
  
  とおみ山麓駅で入湯後、タクシーで最寄の【道の駅】へ向かい昼食。
  地元の素材を使ったメニューが多彩で、値段も手頃で美味しく、お奨めである。

  15:30発 長野行きのバスに乗り、帰路につく。
    

山行記