ハイジの山歩記

蝶ヶ岳1

  山域・山行名他  北アルプス・蝶ヶ岳2677m (2006/5/04〜06)
  メンバー  ちー隊長・ハイジ

  概 略

 今年は残雪も多いため、当初予定していた涸沢ベースに奥穂山行を変更し、
 槍&穂高の展望台・蝶ヶ岳へ。
 5/3夜ムーンライト信州を利用し早朝上高地入り。

 コースは 5/4:上高地〜徳沢〜蝶ヶ岳テン場
        5/5:テン場〜蝶槍〜横尾分岐〜横尾〜小梨平キャンプ場
        5/6:小梨平キャンプ場〜上高地

 お天気に恵まれ、槍&穂高の展望を満喫し、小梨平のキャンプ場で更に一泊。
 大大満足の山旅であ〜る♪

 ※都合により山行記は【蝶ヶ岳1】と【蝶ヶ岳2】へ分けてUPします。
  

  5/04(木) 快晴
  

 上高地→小梨平 7:20〜8:55 徳沢 9:10〜14:40 蝶ヶ岳テン場(休憩含) 

 新島々から朝一番のバスで上高地へ。
 用意した登山計画書を投函し、いつものように混雑するバスターミナル周辺を避
 け、小梨平にて朝食&身支度を整える。

 
             小梨平より望む岳沢&穂高の稜線

 7:20 小梨平出発。
 本日の行程、徳沢までは雲ひとつない快晴の青空の下、少しひんやりして澄んだ
 空気に包まれながらのお散歩道♪

 
                     明神岳

 例年になく残雪が多い今年は、明神の手前でもご覧の通り(@ @;)

 

                 常念岳       蝶ヶ岳
 

 明神を過ぎて15分程で目指す蝶ヶ岳が見える(^^)
 この後徳沢の手前に崩落箇所があり、河原への迂回道を通る。
 8:55 徳沢着。(休憩)

 
                    徳沢のテン場

 9:10 ちー隊長2.5L&ハイジ2L給水し、徳沢園の横から樹林帯の登山道に
 取り付く。
 ここから蝶ヶ岳テン場まで、コースガイドによると夏道でもコースタイム4.時間30
 分とある。
 トレースはあるが雪道だし、秋以来半年ぶりのテント泊装備でもあるので(ハイジ
 は食料係)、気合を入れ急登の道を行く。

 10:35 地図上の2162m峰あたり着。
 行動食のパンを食べ、少し長めの休憩をとる。
 10:55 出発。

 樹林帯の中なのであいかわらず展望はない。稜線にでた時の大展望=ご褒美
 を楽しみに淡々とツボ足で歩を進める。
 先日の丹沢トレーニング山行のおかげか、ゆっくりだけどリズムは快調で頭の中
 では【カノン】が流れている♪

 12:20 小休止。日焼け止め塗り塗りタイム&水分補給。
 12:25 出発。

 13:00 快調に進むといいたいところであるが、直前の休憩時間が短かかったせ
 いか、夜行移動で疲れがじわじわと押し寄せているのか、足がだるくなってきたと
 ころで樹間越しに(^^)♪

 
                 やっと見えた穂高連峰〜♪

 穂高が見えてきたということは、もうすぐ長塀山(ながかべやま)2565mか・・・。
 ひ〜ひ〜と泣きたい気持ちと休憩したい気持ちを堪えながら、なんとか長塀山
 まで頑張ろうと歩を進める。

 ずっと続いている狭い樹林の登山道、行く手には団体さん(12〜3名)が・・・。
 追いついてしまうと追い越すのは地獄です・・・。
 しかしペースを崩すのはもっと辛いし、仕方なく追い越すことに・・・と思ったら、
 タイミング良く休憩してくれました。
 しかし、疲れ果てているのはよ〜くわかりますが、登山道を塞いでの休憩はい
 がなものでしょうか・・・(^^;

 13:15 長塀山着。わ〜い♪やっと一息入れられるぅ〜(^^)
 狭い山頂はご覧のように好展望なので、登る人&下りる人で賑わっている。

 

 13:30 出発。
 せっかく登ったのに下り、登り返す。
 14:05 広い雪田が現れる。

 

 そして、待っていました槍&穂高の大展望!(^^)v

                  前穂  奥穂 涸沢岳 北穂
 

  北穂    大キレット南岳  中岳大喰岳槍ヶ岳
 

        大天井岳         常念岳         蝶ヶ岳ヒュッテ
 

 14:30 景観を楽しみ写真を撮り終え出発。
 少し登って蝶ヶ岳山頂(2677m)。
 14:40 蝶ヶ岳テン場着。

 ヒュッテにて受付を済ませ、テント設営。いつもであればここでエビスを雪に埋め
 冷やす係のハイジであるが、今山行は荷が重いため、ヒュッテにてビールを調達
 することに。

 ビールはラガー、一番絞り、スーパードライ(各500ml/¥700、350ml/¥500)
 ラガー500mlを選ぶ。

 テン場からの景色も楽しみ、テントの中で少し体を横たえる。このまま爆睡して
 しまうと台無しなので気をつけながらゴロゴロする(^^)

 16:00 【うわばみタイム
 おつまみはお馴染み小松菜キムチ、牛タンスモーク、カマンベールチーズ。
 疲れているのでビールは1缶だけにして、持参の焼酎をお湯割で(^^)
 眼前に槍&穂高を望めるテン場にて、あぁ〜至福のひととき(~ ~)♪

 17:30 夕食も定番、アルファー米とレトルトカレー。

 18:30 大キレットの向うに夕陽は沈み、あたりはだんだん暗くなってきた。

 

 19:00 消灯。

 21:30 爆睡後目が覚め、トイレに起きる。
 空には満点の星、眼下には豊科の夜景が美しい。

 この夜稜線上にあるテン場は、風が強くテントを叩き賑やかだった。

   

                            蝶ヶ岳2へ続く→

山行記