ハイジの山歩記

 山域・山行名他  北信・有明山 2268m  (2009/06/06)
  メンバー  ちー隊長&ハイジ
 
  概 略
 
 当初は、週末・白馬岳(テン泊)予定で出かけたが、早朝、前泊(車泊)した松代PAより見た雲が
 あまりにも厚かったため急遽行き先変更し、二人とも未踏ということで200名山でもある有明山へ。

 別名・信濃富士とも呼ばれる山容は、麓の車窓からよく目にしていたので以前から気になっており、
 いつの日か登りたいと思ってはいたのだ。
 予期せぬ登山ゆえ地図も持たず、下調べもしていなかったので、コースタイムがどれ位かもわから
 なかったが、雪無期一般道ハイキングという軽い認識でいたのは大間違い!

 標高差、距離、行動時間は少なかったものの、展望皆無&急坂に濡れた木の根が敷き詰められ
 たような道に、とってもストレス感じてしまったハイジであ〜る(^^;
 登山道に雪がなく、シャクナゲが見頃だったのがせめてもの救いであった。

 トイレ&水場は、有明荘でお借りする。


  6/06(土)曇り
    

 有明荘P 8:10〜10:40 北岳 10:55〜11:05 中岳 11:20〜北岳11:30〜13:40 有明荘P

 8:10 有明荘の裏・ヘリポート手前の登山口出発。

 
                   登山口

 8:25 三段の滝分岐通過。
 アキレス腱が伸びっぱなし状態の急坂の道を行く。
 道はジグザグにきれてはいず、直線的についている。急坂の場合、段差があったほうが足場が
 安定して歩きやすいと思うが、つるんとした道はペースが掴めず捗らない(^^;
 要所にトラロープが架けられているので、帰路はロープを利用することになるだろう。
 登山道脇にギンリョウソウやイワカガミが現れ、気を紛らわせながら行く。
 

             イワカガミ

            ギンリョウソウ

 三合目付近よりシャクナゲも現れ、鬱蒼とした樹間に彩りを添える♪

 

 9:10−15 四合目石柱(小休止)

 
                                    ↑四合目石柱

 ここまでで丁度一時間だったので、山頂まではあと一時間半くらいかなぁ〜と思う。
 登り一辺倒だった道は、傾斜が緩み、小さなアップダウンがでてきた。トラバースぎみについて
 いる濡れた道は、片側が切れているので注意を要する。
 
 

 樹間越しに開けたところから、本来ならば里のいい景色が広がるのだろうが、山はガスに包まれ
 て展望皆無!それどころか今にも降り出しそうなカンジ・・・(^^;
 濡れた木の根が張り巡らされたではなく、敷き詰められたような道が、また直線的になってきた。
 根の間が狭いので、足の置場に困る。急斜面の狭い土の部分に足先半分乗せ、しかも濡れた木
 の根はツルツルで、登りでも滑る本当に嫌な道である。(要所にトラロープあり)
 帰路を思うと・・・。(> <;)

 
            新芽から蕾になりかけのシャクナゲ

 急坂のシャクナゲトンネル道を抜けると、斜度が緩みホッとする。

 
          ショウジョウバカマ

 と、目の前に凄い木発見!!
 下の写真でお分かりのように、折れた幹が宙に浮いている(@ @;)
 上に視線を移すと、隣に見える木の枝に上部がひっかかった状態であった!・・・???

 

 ミツバオウレンの群生が見られる頃、八合目石柱が現る。

 
                  ミツバオウレン

 10:20 八合目石柱通過。

 
           八合目石柱

 やっと尾根に出る。頂上までもう少しかな〜♪

 

 出発時登山口Pに数台の車があったので、先行者がいると勝手に思っていた。山頂が近い
 ならば、そろそろ下山者とすれ違っても良さそうだ〜と思っているうちに馬羅尾コースから
 の道を合わせ鳥居現る。

 10:40 有明山・北岳山頂着。

 
        北岳のステンレス製鳥居

 鳥居の奥に社あり。??誰も居ない・・・。間もなく社の裏の方から、鈴の音と共に登山者現る。
 本日初めて出会った方は、馬羅尾コースからのピストンだそうで、やはり誰にも出会わなかっ
 たそうだ(^^; お互いの登山道状況などを話しお別れする。

 
                松川村有明山社・奥社

 10:55 北岳出発。奥社の裏にある道を中岳へ。
 小高くなった所に三角点があり、その先少し下ったところに中岳・奥宮、さらに奥に奥社がある。

    二等三角点         中岳・奥宮           奥社

 11:05 中岳奥社着。(パン&おにぎり)相変わらずガスに包まれ展望皆無!!(; ;)
 11:20 中岳奥社出発。登山道状況から、帰路も往きと同じくらいの時間を要するだろう・・・。
 11:30 北岳通過。
 11:45 八合目石柱通過。

 
     7合目付近シャクナゲトンネル道は五分咲きといったところ

 帰路はしっかりロープを掴み、慎重に足を運ぶ。少しの油断で滑り、捻挫や骨折の恐れがある
 気の抜けない道だ。

 
          コメツガの新芽

 12:50 4合目石柱通過。慎重に歩いているので肉体的には疲れず、小休止もせずに下山する。
 13:25 三段の滝分岐通過。
 13:40 有明荘P着。出発時のまま車が停まっていた。皆、燕岳方面へ向かったのであろう。
 本日有明荘Pからの登山者は、私達だけであった(^^;

 ※下画像は、三段の滝分岐より下の道に咲いていたお花たちです。 

スダヤクシュ(左) ニガイチゴ 

     マイヅルソウ

     ヤマイチゴ?

     ??スミレ

   後  記


 入浴だけのつもりだった有明荘に、空室ありとのことで泊まることに。
 この日は結婚記念日だったのだ(^^) ※一泊二食:休前日一人/¥11,300)
 たまにはの〜んびり、温泉宿でマッタリしたい♪

 フロント横に有明山のバッチを見つけ購入(¥400)

 

 ついでに珍しい?バッチを見つけたので合わせて購入(¥400)

 
      マウント ツバクラバッチ(^^)

 宿の方に伺ったところ、多くの方に【間違っていますよ】と指摘されるそうなのだが、製作ミスでは
 なく、昔はツバクラと呼んでいたそうだ。ただ、あまりにも【間違い】を指摘されるので、現品売り切
 れ次第、このタイプは製作しないとのこと。(別タイプの燕岳バッチあり)
 私達が購入した時点では、あと2ヶありました〜。
 



山行記